メモリーテック
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メモリーテック株式会社は茨城県筑西市に本社を置く、CD・DVDなどの光ディスクを受託製造する会社。
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[編集] 概要
- 商号:メモリーテック株式会社 (英文 Memory-Tech Corporation)
- 主要株主:三菱商事株式会社(25.2%)、株式会社ポニーキャニオン(25.2%)、エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社(20.6%)、東京電化株式会社(10.5%)、ゴールドマン・サックス・グループ(8.4%)、株式会社東芝(3.6%) (2007年7月現在)
- 業種:CD・DVD及びCD・DVD用スタンパー製造
CD製造メーカーとしては関連会社のトエミ・メディア・ソリューションズを含めれば国内最大手。DVDでは次世代光ディスクにおいてHD DVD陣営に属し、HD DVDプロモーショングループの副会長会社として重要な位置を占める事もあり、DVD・HD DVD兼用の新規ラインを増設し攻勢をかけている。子会社のキュー・テックを中心に光ディスクのオーサリングなども手掛けている。しかし、HD DVDがブルーレイディスクに敗北したために今後の同社の対応が注目される。
また、宝島社などと共に「『このミステリーがすごい!』大賞」を主催したり、映画・アニメ作品に資金拠出したりするなどしている。
[編集] 沿革
- 1985年9月10日、三菱商事と東京電化の合弁でメモリーテック株式会社を設立。
- 1986年9月、CD製造開始。
- 1992年4月、ポニーキャニオンが資本参加。
- 1996年11月、DVD製造開始。
- 1999年3月、エイベックス(現・エイベックス・グループ・ホールディングス)が資本参加。
- 2001年1月、甲府メモリーテック株式会社を設立。
- 2002年5月、富士フルフィルメントセンターが稼動開始。
- 2004年4月、株式会社キュー・テックを子会社化。
- 2004年5月、HD DVD製造開始。
- 2005年12月、東芝EMI御殿場工場を買収し、トエミ・メディア・ソリューションズ株式会社を設立。
- 2006年4月、関連会社のトエミ・メディア・ソリューションズ株式会社が三洋電機系の三洋マービック・メディア株式会社より光ディスク事業の営業譲渡を受ける。
- 2006年8月、業容拡大に伴い東京本社を南青山から赤坂に移転。
- 2006年10月、甲府メモリーテック株式会社を統合。メモリーテック株式会社甲府工場とする。
- 2006年11月、東芝EMIのデザイン部門の子会社である東芝EMIデザイン・オフィスをトエミ・メディア・ソリューションズと共同で買収。T&Mクリエイティブ株式会社と商号変更する。
- 2007年4月、メモリーテックの一部門であったマーケティングサポート課を100%出資子会社とてして分社化。株式会社バリュープラスを設立。株式会社ワンダーステーションよりスタジオ部門を取得し、メモリーテック株式会社ワンダーステーションとする。
- 2007年7月、関連会社のトエミ・メディア・ソリューションズ株式会社より岐阜事業所部門を分割統合し、メモリーテック株式会社岐阜工場とする。
- 2007年8月、南青山にアフレコ専用スタジオのメモリーテック株式会社ワンダーステーション(青山)と開設する。これに伴いワンダーステーションをメモリーテック株式会社ワンダーステーション(代々木)と改称する。
- 2007年9月、関西方面への営業強化を目的としたメモリーテック株式会社西日本営業所を大阪に開設。
[編集] 所在地
- つくば工場:茨城県筑西市宮後2193
- 本社:東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ6F
- 西日本営業所:大阪府大阪市都島区片町2-2-48 MID京橋ビル10階
- スタジオ事業部:東京都港区南青山2-27-25 ラウンドクロス青山3・6F
- ワンダーステーション(代々木):東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-15 秀和代々木駅前ビル
- ワンダーステーション(青山):東京都港区南青山2-27-20 南青山NSビルB1F
- 甲府工場:山梨県南アルプス市下市之瀬1271-6
- 甲府南工場:山梨県甲府市上向山町882
- 富士フルフィルメントセンター:静岡県富士市荒田島177-3
- 岐阜工場:岐阜県安八郡安八町大森180
- 株式会社バリュープラス:東京都新宿区市谷砂土原町2-7 TK第一ビル4F
[編集] 関連会社
- トエミ・メディア・ソリューションズ株式会社(旧東芝EMI御殿場工場)
- 株式会社キュー・テック
- T&Mクリエイティブ株式会社
- 上海聯合光盤有限公司
- 株式会社バリュープラス
- 米国リエゾンオフィス(Boaz Media Group, lnc.)