ミラージュ4000 (戦闘機)
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ミラージュ4000（Mirage 4000）は、ダッソー社の開発した試作戦闘機。
[編集] 概要
ミラージュ2000の改良型である。初飛行は1979年。エンジンは双発になり、カナード翼を採用していた。高性能な機体に仕上がったが、フランス空軍での採用計画が無く、コストがあまりにも高いため、採用国はなかった。
戦闘機としての実績はなかったが、試作機はラファール開発支援用途に用いられることとなった。
[編集] 開発経緯
NATO4カ国共通戦闘機においてミラージュF1がアメリカのF-16に敗れた事で、小型戦闘機市場で後手に回ってしまったダッソーは、同じ小型戦闘機として開発していたミラージュ2000を双発大型化したミラージュ4000を自費で開発し、F-15に対抗出来る大型戦闘機市場に参入しようとした。しかし、フランス空軍の採用もなく高コストのミラージュ4000を採用する国は現れなかった。
しかし、この時に得られたデータはラファールの開発に大いに影響した。
現在、試作機は1995年にパリの航空博物館に保管されている。
[編集] 要目
- 全長：18.7m
- 全幅：12.0m
- 全高：5.8m
- エンジン：SNECMA M53-2 ターボファンエンジン 2基 推力 83 kN
- 最大搭載量:8,000kg
- 固定武装:DEFA30mm機関砲2門
- レーダー:RDM
