マルケルス2世 (ローマ教皇)
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マルケルス2世(Marcellus II 1501年5月6日 - 1555年4月30日)は対抗改革期のローマ教皇(在位:1555年4月9日 - 4月30日)。本名はマルチェッロ・チェルヴィーニ。即位後3週間で急逝。
アンコーナ生まれ。サンタクローチェの枢機卿であったが、1555年4月9日に教皇ユリウス3世の後継者として教皇に選ばれた。しかし、すでに教皇選挙の疲れで体調を崩しており、教皇着座式で健康状態がさらに悪化。選出からわずか21日目にして急逝した。人柄もよく能力もあったため、教皇としての活躍を期待されていた。作曲家ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナの「教皇マルチェルスのミサ曲」は、伝統的にこの教皇のために作られたものとされてきた。
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