マルク・ヴィルモッツ
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マルク・ヴィルモッツ | ||
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名前 | ||
愛称 | ミスター1000ボルト | |
カタカナ | マルク・ヴィルモッツ | |
ラテン文字 | Marc WILMOTS | |
基本情報 | ||
国籍 | ベルギー | |
生年月日 | 1969年2月22日(39歳) | |
出身地 | ドンヘルベルフ | |
身長 | 184cm | |
体重 | 85kg | |
選手情報 | ||
ポジション | MF、FW | |
利き足 | 右足 | |
クラブチーム1 | ||
年 | クラブ | App (G) |
1985–1988 1988-1991 1991-1996 1996-2000 2000-2001 2001-2003 |
シント・トルイデン KVメヘレン S・リエージュ シャルケ04 ボルドー シャルケ04 |
30(9) 87(22) 136(67) 104(21) 30(8) 34(6) |
代表歴 | ||
1990-2002 | ベルギー | 70 (28)
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マルク・ヴィルモッツ(Marc Wilmots, 1969年2月22日 - )はベルギー王国出身、元同国代表の元サッカー選手。
目次 |
[編集] プレースタイル
エンツォ・シーフォの後継者として1990年代から2000年初頭のベルギー代表を支えた。テクニックや創造性に関してはシーフォに劣るが、それを補って余りある闘争心・精神力、フィジカル、豊富な運動量、決定力を兼ね備えた選手であった。特に重要な場面での勝負強さはキャリア終盤になって磨きがかかり、日韓W杯の予選・本大会ではそれを遺憾なく発揮した。
[編集] 略歴
[編集] クラブキャリア
1990年にプロデビューを果たし、1年目でベルギー・カップ決勝まで進むなど注目を集める。1991年に国内の強豪スタンダール・リエージュに移籍すると、2年目に22ゴールを挙げるなど大活躍。1996年にドイツ・ブンデスリーガのシャルケ04に移籍。1年目からクラブをUEFAカップ優勝に導き、たちまち不可欠な選手となり、その後のシャルケの躍進の立役者の1人となった。その闘争的なプレースタイルでサポーターに愛され、「ミスター1000ボルト」の愛称で呼ばれた。
2000年にフランスのボルドーに一時移籍するも、2001年に再びシャルケに復帰。2003年3月からは選手兼任監督を務めたが、同年に引退した。2004年からは古巣のシント・トルイデンの監督に就任したが、翌年2月に解任された。
その後は同国の国会議員となり政治の舞台に活動の場を移したものの、2005年に辞職している。
[編集] ベルギー代表
代表デビューは1990年5月のルーマニア戦。イタリアW杯のメンバーにも選ばれたが出場機会は無く、ワールドカップ初出場は1994年のアメリカW杯であった。この時はまだシーフォが中心選手として健在でポジションを奪うまでに至らず、決勝トーナメント進出の決まっていたサウジアラビア戦(0-1)のみの出場であった。
その後はチームの中心選手となり、フランスW杯ではメキシコ戦で2ゴールを挙げた。しかし開催国として臨んだユーロ2000ではチームはグループリーグ敗退(ちなみにW杯、ユーロの2大タイトルで開催国が決勝トーナメントにいけなかったのはこの大会のベルギー代表が史上初のチームである)に終わり、中心選手であるヴィルモッツも大きな批判を浴びた。
しかし彼はこれでは終わらなかった。日韓W杯の欧州予選では8ゴールを挙げて予選突破に大きく貢献した。特にプレーオフのチェコ戦では出場権をほぼ確実にするPKを決めた。
本大会では更なる活躍を見せた。グループリーグの日本戦、チュニジア戦、ロシア戦の全てでゴールを挙げ、グループリーグ突破の最大の立役者となった。特に日本戦での先制点となったオーバーヘッドは埼玉スタジアム2002、日本中のサポーターを沈黙させたゴールとして未だに記憶されている。決勝トーナメント1回戦のブラジル戦でもゴールネットを揺らしたがファウルの判定でノーゴール(ウィルモッツの後日談では、主審が誤審を認めていたという)に終わった。しかし、優勝国を慌てさせる試合内容を見せた。
この日韓W杯をもって代表から引退。ちなみに彼の引退後のベルギー代表はユーロ2004、ドイツW杯と予選敗退に終わり国際舞台から遠ざかっており、精神的支柱であり重要な得点源であったヴィルモッツの存在感がいかに大きかったかが皮肉にも現れる結果になっている。
[編集] 選手歴
- シント・トルイデン 1985-1988
- KVメヘレン 1988-1991
- スタンダール・リエージュ 1991-1996
- シャルケ04 1996-2000
- FCジロンダン・ボルドー 2000-2001
- シャルケ04 2001-2003