マツダ・CX-9
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マツダ・CX-9(シーエックス-ナイン)は、マツダが北米、オーストラリア、フィリピンで販売している大型クロスオーバーSUV (CUV) である。価格が現在のマツダ車の中でもっとも高額なためフラッグシップカーとしての役割も務める。生産は宇品第1工場で行われるが(2006年10月30日から生産開始)、日本市場投入の予定はない。
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[編集] 概要
2007年発売。北米市場においてMPVの実質的な後継車種となる3列シート7人乗りの大型CUVである。ミニバンの需要が縮小傾向にある北米市場では、従来のミニバンに代えて3列シートCUVを投入するメーカーが増えているが[1]、マツダもその中の一つである。デザインは同社の中型CUVであるCX-7によく似たものであるが、直接の派生車種ではない。外寸はCX-7やMPVよりもさらに大きくなり、全長5071mm、全幅1936mm、全高1734mm、ホイールベース2875mmとなる。
プラットフォームはアテンザやCX-7などで使用されているフォード・CD3プラットフォームの拡大版である。エンジンはフォード・サイクロンエンジンのマツダ版であるV型6気筒MZIを搭載。当初は3.5Lであったが、2008年モデルで早くも3.7Lに置き換えられ、最大出力が263馬力から273馬力にアップした。 なお、この3.7L版のMZIはマツダの本社工場で製造が行われる。[2] また、トランスミッションはアイシンAW製の6ATが組み合わせられる。
アメリカのモータートレンド誌でビュイック・アンクレイヴや日産・ローグをくだして「SUV of the Year」となり、さらに2008年の北米カー・オブ・ザ・イヤー(トラック部門)を受賞した。日本車がこの賞を受賞したのは2006年のホンダ・リッジライン以来のこと。
[編集] 参考
- ^ USA Today 紙 "Minivans' presence on roads shrinks as crossovers rise - USATODAY.com" (英文) 2007年12月27日。
- ^ マツダ、V型6気筒エンジンと直列4気筒エンジンの混流生産を実現、2008年1月23日取得。