ベラトリックス・レストレンジ
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べラトリックス・レストレンジ(Bellatrix Lestrange)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔女である。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 登場巻
[編集] 人物
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1951年にシグナス・ブラックとドゥルーエラ・ロジャーの長女として生まれる。ホグワーツ魔法魔術学校スリザリン寮出身。
シリウス・ブラックとレギュラス・ブラックの従姉で、ドラコ・マルフォイの母ナルシッサと、ニンファドーラ・トンクスの母アンドロメダの姉。名前は「女戦士」の意味を持ち合わせるオリオンの左肩にあるベラトリックスから。愛称「べラ(Bella)」。
夫ロドルファス、義弟ラバスタン、そしてバーテミウス・クラウチ・ジュニアと共にネビル・ロングボトムの両親に「磔の呪文」をかけて拷問、廃人にした罪でアズカバンに収監されていたが、5巻でヴォルデモートの手引きを得て他の死喰い人9人と共に脱獄する。その後神秘部の戦いに参加し、シリウスを殺害した。しかし「予言」を得ることは出来ず、ヴォルデモートと一緒に逃亡した。6巻では妹ナルシッサと連れ立ってセブルス・スネイプの自宅を訪れ、不本意ながら破れぬ誓いの保証人となる。
魔法能力はかなり高いようで、5巻の魔法省の戦いにて、アルバス・ダンブルドアの前でこそ無力だったが、ニンファドーラ・トンクス、シリウス・ブラック、キングズリー・シャックルボルトの三名に勝利した後、ハリーを圧倒するという目を見張る活躍を見せた。その後、様々な任務をこなし、他の死喰い人より何かと活躍が多い。
昔はブラック家の血筋のためか美人であったが、アズカバン投獄の経験からか最早見る影も無い。感情的で怒りっぽく、かなりサディストな一面が窺える。
死喰い人の中ではヴォルデモートにかなり信頼を置かれているようで、ベラトリックスは彼から直々に闇の魔術を習ったことがあるらしい。同じくヴォルデモートに信頼を置かれていると思われるスネイプに対して強い嫉妬を抱いていて、6巻ではスネイプがドラコ・マルフォイの秘密を探るため開心術を使う可能性を見越し、それから心を防御する術である「閉心術」をドラコに教え、結果的に成功させた。
7巻では、マルフォイ家に監禁されていたハリー達を救った屋敷しもべ妖精のドビーをナイフで殺害する。その後第二次ホグワーツの戦いにて、フレッド・ウィーズリーを殺害し、大広間での戦いの際にハーマイオニー、ジニー、ルーナを殺害しようとしたが、これ以上子供たちは殺させないと杖を向けたモリー・ウィーズリーとの闘いに敗れ、死亡した。
以上でベラトリックス・レストレンジに関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 映画
当初、ヘレン・マックロイが演じる予定だったが、妊娠の為にヘレナ・ボナム=カーターが演じた。尚、ヘレンはベラトリックスの妹であるナルシッサ・マルフォイ役となった。