レギュラス・ブラック
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レギュラス・ブラック(Regulus Black)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する架空の魔法使いである。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 人物
レギュラスは1961年、オリオン・ブラック(1929-1979)とヴァルブルガ・ブラック(1925-1985)の次男として生まれる。 純血の名門・ブラック家出身で、シリウス・ブラックの弟。ベラトリックス・レストレンジ、アンドロメダ・トンクス、ナルシッサ・マルフォイの三姉妹は従姉。
兄のシリウスによると、レギュラスはブラック家の家風を嫌っていたシリウスと違って純血主義者(その為両親からは「良い息子」と扱われた)であり、後に死喰い人になるが、闇の陣営にある程度まで入り込んだ時、恐れをなして身を引こうとした為、1979年ヴォルデモートの命を受けた他の死喰い人に殺されたという。リーマス・ルーピンによれば、闇の陣営を抜け出してからその死までは数日しかなかったらしい。
兄のシリウスと同じく名は星のレグルスに由来している。
[編集] R.A.B
- 6巻に登場したR.A.Bとイニシャルが同じ(Harry Potter Lexiconによれば、レギュラスのミドルネームはArcturus(アルクトゥルス))であることから、一部のファンからはレギュラスが「R.A.B」ではないかと噂されている。ローリング氏はこの質問に対して「いい線いってるわね(a fine guess)」とコメントしている。
- レギュラスの名字である「ブラック」はその国の黒を意味する単語に置き換えて訳されている事があり、翻訳が待たれていたが、Zwartsが黒を表すオランダ語ではR.A.Z、Svaartが黒を表すノルウェー語ではR.A.Sと訳されていたため、レギュラス=R.A.B説はほぼ疑いの余地がなくなったと言える。
彼はスリザリンクィディッチチームのシーカーだった。黒髪で、シリウスよりも背が低く、またシリウスほどハンサムではなかった。また16歳で死喰い人となった。