プロテクター (野球)
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プロテクターは、野球において選手や審判が身に付ける防具である。
[編集] 捕手用プロテクター
捕手は守備時にキャッチャーマスク・レガース・捕手用ヘルメットと共にプロテクターを身に付け、ボールの直撃から体を守る。プロテクターは肩から胸、腹を覆うもので、素材は合成皮革などである。ユニフォームの上から着用する。左肩の部分に更に丸形のパッドが付いたものもある(オプションで右肩にもパッドを取り付けることができるものもある。投手への返球の際に腕の動きを妨げないよう、一般に肩パッドは容易に動く作り)。硬式野球用・軟式野球用・ソフトボール用など様々ある。
[編集] 審判用プロテクター
球審が使うプロテクターには、アウトサイドプロテクターとインサイドプロテクターの2種類がある。前者は大きな長方形の板状のものを肩から吊るし体の正面にぶら下げるもの、後者は服の中に着込んで使用する。
現在、アメリカメジャーリーグや日本プロ野球、ソフトボールでインサイドプロテクターの使用が義務付けられており、国内アマチュア野球では、硬式野球・軟式野球とも、どちらを使うかは個人の自由であるが、1999年から審判のフォーメーションが変わった事もあり、9割近くの審判がインサイドプロテクターを着用して球審を務めている。