プジョー・306
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
プジョー・306は、フランスのプジョーが1993年~2001年まで生産した小型車である。日本では1995年末に発表された「スタイル」のヒットでプジョー全体の売り上げに大きく貢献した。
目次 |
[編集] 概要
1993年に本国で3ドア/5ドアハッチバックがデビュー。追加モデルとしてセダンやカブリオレも登場し、後期型にはステーションワゴンのブレークも追加された。
カブリオレは、ピニンファリーナがスタイリングと生産を担当したこともあリ、たたんだ幌がシルエットに響かない、イタリア式の収納方法を採用した。
[編集] 歴史
日本仕様はインチケープ・プジョー・ジャパンが輸入を担当した。
[編集] N3型(前期モデル)
- 1994年2月 - XT、XR (1.8リッター、5ドア)とXSi(2.0リッター、3ドア/5ドア)が登場。全車 OHC、右ハンドル、4速ATの設定で、XSiのみ5速MTも選択可能であった。
- 1994年6月 -ホットハッチ版の S16(2.0リッター、3ドア)が追加。5速MTのみの設定。
- 1994年8月 - ピニンファリーナがデザインと生産を担当したカブリオレが追加。ホイールベースはハッチバックより40mm短くなっている。事実上の205カブリオレの後継モデル。
- 1994年12月 - XTが2.0リッターエンジンになる。
- 1995年3月 - セダンのSR (1.8リッター) とST (2.0リッター) が登場。ともに4速ATのみ。
- 1995年12月 - 廉価版のスタイルが登場。3ドアの5速MT(当時の車両本体価格:188.0万円)と、4速ATがラインナップ。運転席エアバッグ、オートエアコン、キーレスエントリー、カセットステレオを装着し、人気を得た。
[編集] N5型 (後期モデル)
- 1997年8月 - マイナーチェンジ。スタイルを除いて全車 DOHC化されると共にボディを強化し、全長は4.04~4.18mへと延びた。また、フロントマスクの意匠が大幅に変更されたのも特徴である。ラインナップは次の通り。S16は6速MTに変更されたが、N3型に設定されたセダンは日本では導入されなかった。
- 3ドア - スタイル、XSi (2.0リッター) 、S16 (2.0リッター)
- 5ドア - スタイル、カシミール (2.0リッター) 、XSi (2.0リッター)
- カブリオレ (2.0リッター)
- 1997年11月 - ステーションワゴンのブレークが追加される。
- 1998年11月 - スタイルにABS、ボディ同色ドアミラーが標準装備される。
- 1999年8月 - 206が登場した関係で、グレードを大幅に整理。スタイルが「スタイルプレミアム」となり、カシミールが消滅。全体的に上級志向となる。
- 2001年 - 307の登場で、ハッチバックモデルの輸入終了。ブレーク、カブリオレのみ輸入続行。
- 2002年 - ブレーク、カブリオレの輸入終了に伴い、306シリーズの国内販売が終了となる。
[編集] 外部リンク
プジョー ロードカータイムライン(PSA設立以降) 1980年代- | ||||||||||||||||||||||||||||||
タイプ | 1980年代 | 1990年代 | 2000年代 | |||||||||||||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
ハッチバック | 104 | 106 | 107 | |||||||||||||||||||||||||||
1007 | ||||||||||||||||||||||||||||||
205 | 206 | 207 | ||||||||||||||||||||||||||||
305 | 309 | 306 | 307 | 308 | ||||||||||||||||||||||||||
セダン | 405 | 406 | 407 | |||||||||||||||||||||||||||
505 | ||||||||||||||||||||||||||||||
604 | 605 | 607 | ||||||||||||||||||||||||||||
ミニバン | パートナー | |||||||||||||||||||||||||||||
806 | 807 | |||||||||||||||||||||||||||||
クロスオーバー・SUV | 4007 |