ブリャンスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブリャンスク(Брянск)は、ロシアの都市で、ブリャンスク州の州都。人口は約43万人(2002年)。
目次 |
[編集] 地理・産業
モスクワから約380キロ南西に位置しており、近くでボルバ川とデスナ川が合流する。交通の要所であり、鉄道・道路がベラルーシのホメリやウクライナのショストカを結んでいる。工業が盛ん。
[編集] 歴史
ブリャンスクが史料上で最初に確認されたのは1146年である。13世紀にはモンゴルの侵入を受け、1356年よりリトアニア領となった。16世紀初頭にモスクワ大公国が征服し、その支配はロシア帝国へと受け継がれた。交通の要所に位置していたことから、交易拠点として発展が進んだ。地下資源に恵まれていたこともあり、19世紀より本格的な工業化が進み、蒸気機関車・客車の生産などが盛んであった。第二次世界大戦ではドイツ軍に占領され、ドイツ軍とソ連軍の激戦地となった。
[編集] 主な出身者
- ナウム・ガボ(構成主義の彫刻家)
[編集] 外部リンク
- ブリャンスクの公式サイト(ロシア語)
- ブリャンスクの歴史(ロシア語)