フーディン
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フーディン | |
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全般 | |
英語名 | Alakazam |
進化体系 | 2進化ポケモン |
進化前 | ユンゲラー |
進化後 | なし |
世代 | 第1世代 |
ポケモン学 | |
分類 | ねんりきポケモン |
タイプ | エスパー |
高さ | 1.5 m |
重さ | 48.0 kg |
特性 | シンクロ/せいしんりょく |
フーディンは、ポケットモンスターシリーズに登場する492種の架空のキャラクター(モンスター)のうちの一種である。
目次 |
[編集] 特徴
ユンゲラーの進化形。知能指数5000。両手にスプーンを持つようになり、髭はユンゲラーよりも長く伸びている。
額の星マークと腹部の温泉の湯気マークは消え、尾も退化し、体重が減っている。ユンゲラーと同様、メスはひげが短い。知能指数が5000だけあって、脳が大きくて頭がかなり重く、首だけでは支えきれないため、自身の超能力で支えてるらしい。
名前の由来は脱出奇術で有名なハリー・フーディーニ。
[編集] ゲームでのフーディン
ユンゲラーを通信交換することで進化する。エスパータイプの代表として多くのプレイヤーに使用されてきたポケモン。初期のゲームでの公式大会では数多くの選手に使用された。
ラティオスを上回る特殊攻撃力と素早さを持つが、その反面、防御力は最終進化系のポケモンの中では最低クラスである。
「ポケットモンスター金・銀」から「ポケットモンスタールビー・サファイア」までは、「かみなりパンチ」「ほのおのパンチ」「れいとうパンチ」がプレイヤーの間で、三種の神器や、三色パンチなどと呼ばれ、「サイコキネシス」を併せて覚えさせたフーディンがバトルでよく使用されたが、「ダイヤモンド・パール」バージョン以降は「~パンチ」が物理攻撃になったため、使う攻撃のタイプが大きく変わった。 現在は物理化した「~パンチ」のかわりに「きあいだま」、「エナジーボール」、そして特殊攻撃に仕様変更された「シャドーボール」を覚えているフーディンの方が増え、これら三つの技を新たに三色玉と呼ぶプレイヤーもいる。 しかし、フーディンに不利なあくタイプの先制技「ふいうち」を持ったポケモンが増えたため、実際は攻撃技より「アンコール」「みがわり」といった補助技を優先させて覚えさせているプレイヤーの方が多い。
『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』では主要人物になっており、チーム「FLB」のリーダーである。その知能数を生かして主人公に貢献した。一人称は「ワシ」。
ちなみに初期のGB版『ポケットモンスター 赤・緑』の頃から、全国図鑑を手にするまでの冒険で登場しているエスパータイプのポケモンの中での皆勤賞は、ケーシィ、ユンゲラー、フーディンの3体のみである。
[編集] アニメでのフーディン
古代遺跡にて封じられていた巨大なフーディンが出現し、巨大ゲンガーと戦った。しかし、その後現れた巨大プリンの歌によって再び眠りについた。
ジョウト編ではスイクンを追う青年ミナキのポケモンとして登場。対スイクン用として特殊攻撃力が極限に高められ、一度はスイクンと対峙したがあっけなく敗れた。
その後リラのポケモンとしても登場。サトシとバトルをし、一度目はヘイガニ、ケンタロスを立て続けに倒したが、二回目のバトルではサトシとの呼吸が合ったヘイガニに敗れる。
[編集] ポケモンカードでのフーディン
ポケモンカードゲーム初登場は第一弾拡張パックで、超タイプとして収録された。 しかし、おそらくユリ・ゲラーが訴訟を起こした影響で、ポケモンカードADV以降は、フーディン単独で一回しか収録されていない。ポケモンカードゲームDPは「全てのポケモンをカード化する」というコンセプトがあったため、雑誌などの速報で「湖の秘密」でのフーディンの収録が判明した際には、遂にユンゲラー復活かと思われた。しかし蓋を開けてみればケーシィ・フーディンのみの収録だった。この「湖の秘密」では、他にもイシツブテ・ゴローンが収録されたのにゴローニャが収録されていないという事案があったため、この出来事が裁判の影響かどうかは不明である。なお、ゴローニャはポケモンカードゲームDP拡張パック第3弾「ひかる闇」に収録されたが、ユンゲラーは収録されなかった。
[編集] 映画でのフーディン
『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』では、鎧を着たミュウツーのエスパー技でスプーンを2本とも曲げられ、 壁に突き飛ばされる。