ヒメジャノメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| ?ヒメジャノメ | ||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
 日本亜種 M. g. fulginia |
||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Mycalesis gotama Moore, 1858 |
||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ヒメジャノメ（姫蛇目） | ||||||||||||||||||||||||
| 亜種 | ||||||||||||||||||||||||
|
ヒメジャノメ（姫蛇目、学名 Mycalesis gotama）は、チョウ目・ジャノメチョウ科に属するチョウの一種。
目次 |
[編集] 分布
東アジア・東南アジア（日本、朝鮮半島、台湾、中国中南部、ベトナム、タイ、ミャンマー）に分布する。
日本では日本亜種 (M. g. fulginia) が北海道渡島半島から九州（対馬、屋久島、種子島を含む）にかけて分布する。
[編集] 特徴
光の差し込むやや明るい疎林に生息し、低いところを飛ぶ茶色いチョウ。日本全国の山村や盆地などでよく見られる。
コジャノメに似るが、本種は翅裏を縦に走る白色帯がまっすぐに入る（コジャノメでは翅の付け根を中心に弧を描くように入り、やや紫がかる）。また、本種のほうが比較的明るい場所を好むが、厳密な住み分けがなされているわけではない。
[編集] 生活史
アズマネザサ、チヂミザサ、ススキなどの単子葉イネ科植物が幼虫の食草。幼虫で越冬し、翌年蛹になる。
6月から10月にかけて2、3回ほど発生を繰り返す。成虫が花に来ることはほとんどなく、腐果や獣糞に集まる傾向が強い。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 白水隆 『日本産蝶類標準図鑑』 学習研究社、2006年、ISBN 4-05-202296-3。
[編集] 外部リンク
- ヒメジャノメ（大阪市とその周辺の蝶）
- ヒメジャノメ（姫蛇目蝶）（幼虫図鑑）
