パリの恋人
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パリの恋人 Funny Face |
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監督 | スタンリー・ドーネン(Stanley Donen) |
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脚本 | レナード・ガーシェ(Leonard Gershe ) |
出演者 | オードリー・ヘプバーン (Audrey Hepburn) フレッド・アステア (Fred Astaire) ケイ・トンプスン (Kay Thompson) |
音楽 | ジョージ・ガーシュウィン アドルフ・ドイッチ |
撮影 | レイ・ジューン |
配給 | パラマウント映画(アメリカ) |
公開 | 1957年2月13日 |
上映時間 | 103分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
allcinema | |
Variety Japan | |
allmovie | |
IMDb | |
パリの恋人(ぱりのこいびと Funny Face)は、1957年のアメリカ映画。
目次 |
[編集] 解説
パリを舞台に繰り広げられるジョーとディック2人のラブ・ストーリー。メトロ・ゴールドウィン・メイヤーの看板俳優であるフレッド・アステアの熟練したダンスと、フレッシュなオードリー・ヘプバーンの珍しい肉声の歌が楽しめる(後にヘプバーンがヒロインを勤める『マイ・フェア・レディ』は歌の部分は吹替え)。監督は『雨に唄えば』をはじめとして長年MGMで多数のミュージカル映画を撮ってきたスタンリー・ドーネン。いわば、パラマウントで撮ったMGMミュージカル、といってよい。(ドーネン監督とアステアは『恋愛準決勝線』(1951)と同じ組み合わせ)
曲はブロードウェイで1927年にヒットしたミュージカル『ファニー・フェイス』のものを主に使いつつ、台本は映画オリジナル。ファッション界が舞台とあって、タイトルバックからして洒落ており、撮影も凝っていて美しい。この映画から影響を受けてデザイナーへの道を歩んだ人も多い。
フレッド・アステアは1927年の舞台でも、姉アデルと一緒に主役を張っていた。『パリの恋人』の4ヶ月後、同じくパリを舞台にしたミュージカル映画『絹の靴下』がMGMから公開され、アステアはそこでも主役を演じている。
[編集] スタッフ
- 監督 : スタンリー・ドーネン(Stanley Donen)
- 脚本 : レナード・ガーシェ(Leonard Gershe )
[編集] キャスト
- ジョー (Jo Stockton): オードリー・ヘプバーン (Audrey Hepburn)
- ディック (Dick Avery): フレッド・アステア (Fred Astaire)
- マギー (Maggie Prescott): ケイ・トンプスン (Kay Thompson)
[編集] あらすじ
小さな本屋で働くジョー(オードリー)は、共感主義かぶれ。ひょんな事からファッション雑誌のモデルを依頼される。撮影はパリ。パリには行きたいけれど、モデルなんて……。でも、パリに行けば共感主義の元祖フロストル教授にきっと会える!。雑誌の編集長マギー、カメラマンのディックと共にジョーはパリへ飛び立つ。
(「共感主義」は仮想の思想であるが、この元祖フロストル教授は実在の実存主義者ジャン=ポール・サルトルがモデルという。)
[編集] 日本語吹替
- ジョー(オードリー・ヘップバーン):池田昌子
- ディック(フレッド・アステア):小川真司
- マギー(ケイ・トンプソン):谷育子
- フロストル(マイケル・オークレア):石塚運昇
- デュバル(ロバート・フレミング):稲葉実
- ドヴィッチ(アレックス・ゲリー):辻親八
- レティ(ルータ・リー):佐藤しのぶ
- 神父:宝亀克寿
- ラファルジュ(エリザベス・スライファー):片岡富枝
- アルマンド(イフィジェニー・カスティグリオニ):福田如子
- ガイド:星野充昭
- マルセル:吉田孝
- マリオン(ドビマ):内川藍維
- バブス(バージニア・ギブソン):斎藤恵理
- メリッサ(ナンシー・キルガス):服部真季