パラス (小惑星)
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パラス 2 Pallas |
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| パラスの軌道。青がパラス、 赤が惑星（一番外側の赤は木星）、 黒が太陽。 |
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| 分類 | 小惑星 | ||||||
| 軌道の種類 | 小惑星帯 （パラス族） |
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| 発見 | |||||||
| 発見日 | 1802年3月28日 | ||||||
| 発見者 | H. オルバース | ||||||
| 軌道要素と性質 元期:2008年5月14日 (JD 2,454,600.5) |
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| 軌道長半径 (a) | 2.772 AU | ||||||
| 近日点距離 (q) | 2.132 AU | ||||||
| 遠日点距離 (Q) | 3.412 AU | ||||||
| 離心率 (e) | 0.231 | ||||||
| 公転周期 (P) | 4.61 年 | ||||||
| 軌道傾斜角 (i) | 34.84 度 | ||||||
| 近日点引数 (Ω) | 310.29 度 | ||||||
| 昇交点黄経 (ω) | 173.14 度 | ||||||
| 平均近点角 (M) | 285.24 度 | ||||||
| 物理的性質 | |||||||
| 三軸径 | 570 × 525 × 482 km |
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| 直径 | 532 km | ||||||
| 質量 | 2.06 ×1020kg | ||||||
| 平均密度 | 4.2 g/cm3 | ||||||
| 表面重力 | 0.16 m/s2 | ||||||
| 脱出速度 | 0.35 km/s | ||||||
| 自転周期 | 7.8132 時間 | ||||||
| スペクトル分類 | B | ||||||
| 絶対等級 (H) | 4.13 | ||||||
| 光度係数 (G) | 0.11 | ||||||
| アルベド（反射能） | 0.1587 | ||||||
| 表面温度 |
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| 色指数 (B-V) | 0.635 | ||||||
| 色指数 (U-B) | 0.284 | ||||||
| ■Project ■Template | |||||||
パラス (2 Pallas) は、将来的に準惑星に分類される可能性がある太陽系の小惑星の一つ。1802年3月28日にドイツのブレーメンでハインリヒ・オルバースにより発見され、ギリシア神話に登場するトリトンの娘パラスにちなんで命名された（ギリシア神話にはもう一人、パラスという名の男性が登場するが、初期の小惑星はすべて女性名が付けられた）。なお、中文名は「智神星」（ちしんせい）。
[編集] 特徴
パラスは小惑星帯（メインベルト）の中では、かつて最大の小惑星だったケレスに次いで大きい天体である。軌道はメインベルトの中央部分に位置するが、大型の小惑星にしては軌道傾斜角と離心率が大きい。パラスの構成成分は独特であるが、C型小惑星に大変よく似ている。
パラスによる星の掩蔽（恒星食）は数回観測されており、それによって正確な直径が得られた。
1979年5月29日の恒星食で、パラスに直径1km程度の衛星があると報告されたが、今のところ確証は得られていない。1980年にはスペックル干渉法により直径175kmの衛星が見つかったと報告されたが、後に間違いだと分かった。
パラスにはいまだ探査機は訪れていないが、アメリカ航空宇宙局 (NASA) のドーン計画が成功してケレスとベスタの探査が無事に終われば、ミッションを延長してパラスの探査が行われるかもしれない。
元素のパラジウム（原子番号46）はパラスにちなんで命名された。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- James L. Hilton, U.S. Naval Observatory Ephemerides of the Largest Asteroids (1999)
- E. V. Pitjeva, Estimations of Masses of the Largest Asteroids and the Main Asteroid Belt From Ranging to Planets, Mars Orbiters And Landers (2004)
- IRAS Minor Planet Survey
- パラスの軌道要素（JPL、英語）
- ライトカーブ測定によるパラスの形状モデル（英語、PDF）
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