バタグールガメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| ?バタグールガメ | ||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
 バタグールガメ Butagur baska |
||||||||||||||||||||||||||||||
| 種の保全状態評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.2.3 (1994)) 
|
||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Butagur baska (Gray, 1831) |
||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| バタグール バタグールガメ |
||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Butagur Common batagur Four toed terrapin River terrapin |
バタグールガメ（Butagur baska）は、爬虫綱カメ目イシガメ科バタグールガメ属に分類されるカメ。本種のみでバタグールカワガメ属を形成する。別名ヨツユビカワガメ。
目次 |
[編集] 分布
インド東部、インドネシア（スマトラ島）、カンボジア、タイ南部、バングラデシュ、ベトナム南部、マレーシア（マレー半島）、ミャンマー
[編集] 形態
甲長50cm。オスよりもメスの方が大型になる。背甲の色彩は灰色や暗緑色。幼体の背甲は扁平な円形だが、成長に伴いややドーム状に盛り上がる楕円形になる。また幼体では椎甲板に筋状の盛り上がり（キール）があり縁甲板の後部が鋸状に尖るが、成長に伴い消失し滑らかになる。
頭部や四肢の色彩は灰色や暗緑色。虹彩は淡黄色。吻端は突出している。四肢は丈夫で、水掻きが発達している。前肢の5指のうち4指にしか爪が無いことが別名の由来。
オスはメスより皮膚がやや暗色だが、繁殖期になると皮膚が黒一色になり虹彩が白くなる。
[編集] 生態
河口、マングローブ林等に生息する。野生での生態は不明な点が多い。
食性は植物食傾向の強い雑食で、植物の葉、果実、魚類、甲殻類、貝類等を食べる。成長に伴い植物食傾向が強くなる。
繁殖形態は卵生で、川辺や中州、砂浜等に穴を掘り1回に5-58個の卵を産む。時に産卵のため、河川の上流域まで遡上することがある。
[編集] 参考文献
- 『小学館の図鑑NEO 両生類はちゅう類』、小学館、2004年、77項
[編集] 人間との関係
生息地では卵も含め食用とされることもある。開発による生息地の破壊や、食用の乱獲等により生息数は減少している。ワシントン条約付属書I類に掲載されているためペット用等で流通することはないと思われる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 2006 IUCN Red List of Threatened Species
- Asian Turtle Trade Working Group 2000. Batagur baska. In: IUCN 2006. 2006 IUCN Red List of Threatened Species.
- CITES homepage
 |
この項目「バタグールガメ」は、動物に関連した書きかけの項目です。加筆・訂正などをして下さる協力者を求めています（Portal:生き物と自然／Wikipedia:ウィキプロジェクト 生物）。 |
