バケルノ小学校 ヒュードロ組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バケルノ小学校 ヒュードロ組(ばけるのしょうがっこう ひゅーどろぐみ)は、NHK教育テレビで放送されている小学校低学年向けの人形劇である(副音声担当:茶風林)。
元々は「あつまれ!じゃんけんぽん」の2001年からのシリーズ「あつまれ!じゃんけんぽん~バケルノ小学校物語」だったが、2003年からタイトルと主題歌を一新した。
2005年9月6日には、台風関連のニュースのために、関東・関西の地域での放送が休止となった。
目次 |
[編集] 放送時間
毎週水・金曜日の9:00~9:15
[編集] あらすじ
小学二年生のくらまノビローは、両親が仕事でアフリカに行くことになり、父親の幼馴染みのオバケタウンに住むオテングの家に預けられる事になる。 しかし、オテングを始めこの街の住人はみんなお化けだった。
[編集] 登場人物
[編集] バケルノ小学校
- くらまノビロー(声:折笠愛)
- 主人公。お調子者の人間の男の子。
- クラスが運動会の踊りを決めかねていた際、あくびをしてしまう。おきく先生はノビローが挙手をしたと勘違いし、ノビローに迫る。苦し紛れにエンヤートットを提案するのだが、エンヤートットは漁のかけ声である。しかし、オバケタウンには海がない。そこでプールに塩を蒔いて疑似海を作り出し、クラスメートに海について教えたりするなど、行動派であり、好奇心旺盛である為、危ない場所に行ったりして周囲の人に迷惑を掛ける事が多々ある。
- 一方、よく遅刻したり、宿題を忘れたりと様々な事でクラス一、おきく先生に叱責されている。尚、オキク先生は上記した様にノビローが危ない場所に行った時も親代わりのカラス・オテング、メテング夫婦やクラスメートや校長先生等と共に捜す事があり、無事に帰って来た時にもノビローを叱責している。
- オバケハイツの30階に住んでいる。
- 預けられていて親代わりであるカラス・オテング、メテング夫婦の娘のカラス・コテングに母親の様に慕われて四六時中付いて来る為、一時期煙たがったが、昼寝中だと鬼の実に子守を押し付け、遊びに行って帰宅後いなくなったコテングを探し周り、再会した際は相当喜んでいた為、四六時中付いて来る事を煙たがりながらも妹の様に慕っている事が伺える。
- 沼野三太(声:堀絢子)
- ノビローの親友の河童。泳ぎが得意。話すのが苦手な為、ゆっくり目で接続詞を入れずに話す。例を挙げると「この池、水かなり冷たい、な。」と言う感じである。
- 沼野団地に住んでいる。
- 木下マッシュ(声:本井えみ)
- 三太の友達のお化けキノコ。
- 元々森の中に生えていたのだが、ノビロー達が鉢に植え替えたことで学校に行けるようになった。礼儀正しく丁寧口調で話すが、成長する為に体の悪い物を胞子として出した際に不良の様に言葉遣いが乱暴になった事がある。その胞子が付いたノビロー達クラスメートも不良の様に言葉遣いが乱暴になった。胞子を落とす事で元に戻れる。
- 何故かクラスメートのノビローをさん付けで呼ぶ。
- じめじめ地と言う場所に住んでいる。
- 北狐びゃっこ(声:渡辺菜生子)
- しっかり者のキツネの女の子。
- ねむりミーコ(声:高田由美)
- 化け猫のお嬢様。その為、丁寧口調で話す。ねむり屋敷と言う立派な家に住んでいる。ノビロー同様行動派であり、学校に遅刻する事もある。
- 冬田雪乃丞、雪乃進(声:緒方賢一、久村栄子)
- 200年間冬眠していた雪男の兄弟。みんなからは"ゆきんこブラザーズ"と呼ばれる。お互いを「弟」、「兄者」と呼ぶ。語尾に「御座る」を付ける。暑さに弱い。
- お七(声:日高のり子)
- 2005年度から転校生として登場したろくろ首の女の子。ビックリすると首が伸びる。恥ずかしがり屋
- ヒュードロ・オキク先生(声:日高のり子)
- ノビロー達の担任の先生。普段は美人だが、怒ると能の般若面のような怖い顔になる。その時、「カーッ!!」と言う。怒る顔はノビロー達ヒュードロ組の児童達に恐れられている。みんなにはオキク先生と呼ばれている。
- ブンブク校長(声:緒方賢一)
- タヌキ。怖がりだがノビローが溺れていた時は助けるなど切羽詰まった状態になると勇気を振り絞って立ち向かう。また力持ちである。「ゾゾ~ン」が口癖
- ノッペラさん(声:柴本浩行)
- バケルノ小学校で給食を作っているのっぺらぼう。カンフーの達人。
- 鉄仮面(声:まじかるぱぱ)
- バケルノ小学校の校医。鎧の幽霊。
[編集] オバケタウンの住人
- カラス・オテング(声:富田耕生)
- 烏天狗の大工。ノビローの父親とは幼馴染みで、預かっているノビローを実の息子のように思っている。
- カラス・メテング(声:久村栄子)
- オテングの妻。働き者で、畑を借りて野菜も作っている。夫のオテング同様預かっているノビローを実の息子のように思っている。
- カラス・コテング(声:日高のり子)
- オテングとメテングの子供。女の子。いたずら好きで、ノビローの宿題のプリントを紙飛行機にして飛ばした事がある。
ノビローを母親の様に慕い付いて来る為、ノビローに一時期煙たがられた事がある。しかしながらノビローにとっては妹の様な存在である。
既に空を飛べる。 - 鬼の実(声:富田耕生)
- 喋る植物。物知り。ノビローにコテングの子守を押し付けられた事がある。
- ミーコのばあや(声:柴本浩行)
- ミーコの教育係。しつけには厳しいが優しい。お転婆なミーコに手を焼いている。毎週火曜日、新聞に新製品の批評を書いているカトリーヌと言う人と同一人物であった。普段から周囲に「ばあやさん」と呼ばれているのでカトリーヌと言う名前であった事は、知られていなかった。その為、バケビニでカラス・メテングと着たら痩せると言う「パンダスーツ」を取り合った事がある。
- バケビニの店長(声:緒方賢一)
- お化けのコンビニ、"バケビニ"の店長。狼男で、黄色くて丸いものを見ると狼に変身し、月に向かって吠えると元に戻る。ノビロー達は、親しみを込めて「バケビニのおじさん」と呼んでいる。
- シーツおばけ(声:本井えみ)
- シーツのおばけで、時間を教えてくれる。
一度、バケビニにシーツをクリーニングに出しに来たが、おねしょしたシーツだった為、狼に変身したバケビニの店長の代わりに店番をしていたノビローに「うわぁー、おねしょだ」と指摘された事がある。ピザや寿司の宅配の他、災害現場のレポーターなどもしている。
[編集] その他
- カタカタきのこ
- カスタネットとキノコが合わさった不思議なキノコで、カスタネットの様にカタカタ鳴る。
- ランプ虫
- 蛍のようにお尻が光る虫で、通常は雪山に生息しており、オバケタウンのような街にいるのは珍しい。以前、ゆきんこブラザーズが雪山に住んでいた頃、吹雪で遭難した時、お尻の明かりを頼りにして無事に帰る事が出来たらしいので、結構役に立つ虫である。