ハート・ファウンデーション

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ハート・ファウンデーション(The Hart Foundation)は、プロレスラーのタッグチーム、ユニットの名称である。メンバーの多くはスチュ・ハートに関連した人物である。ブレット・ハートを中心としたWWF時代の活躍で最も知られる。

[編集] 経歴

チーム結成は1985年1月。WWFに登場し、メンバーはブレット・ハートとその義兄であるジム・ナイドハートである。これにマネージャーとしてジミー・ハートが加わった（ジミー・ハートはハートを名乗るが、前述2名との血縁関係は無い）。当初はヒールのチームとして、ブリティッシュ・ブルドッグスとの抗争を繰り広げた。レフェリーのダニー・デイビスがメンバーに加わった後の1987年1月26日、WWFタッグ王座をブリティッシュ・ブルドッグスから獲得した。同王座は10月26日に ティト・サンタナ、リック・マーテルのストライク・フォースに敗れるまで保持したが、王座である間に徐々にベビーフェイスとなっていき、ヒールレスラー中心のマネージャーであったジミー・ハートは王座陥落後メンバーを離脱した。

王座冠落後はWWFを代表するタッグチームとしてタッグ戦線の中心で活躍し、1990年8月27日のサマースラムにて、再びWWFタッグチーム王座を戴冠した。王座戴冠後はジミー・ハートがマネージャーをしていたナスティ・ボーイズとの抗争が中心で、両チームはレッスルマニア7で対戦した。これに敗れたハート・ファウンデーションは活動を停止し、またジム・ナイドハートはWCWへと移籍した。

1997年のレッスルマニア13以降にハート・ファウンデーションは再結成された（正式にはニュー・ハート・ファウンデーションであるが、便宜上ハート・ファウンデーションと呼ばれる）。この時のメンバーはブレット・ハートをリーダーにWWFに復帰したジム・ナイドハート、ブレットの義理の弟であるブリティッシュ・ブルドッグ、ブレットの実弟であるオーエン・ハート、そしてハート道場でトレーニングを積んだことのあるレスラーのブライアン・ピルマンである。毎回アメリカをコケにするマイクパフォーマンスを行い、ヒールとしてストーン・コールド・スティーブ・オースチン、D-ジェネレーションXなどと抗争を繰り広げたが、リーダーのブレットとWWFの関係が悪化し、ブレットはWCWへ移籍することとなった。ブレットWWFでの最後の試合でモントリオール事件が発生、それによりブレットのみならずジム・ナイドハート、ブリティッシュ・ブルドッグもWCWへ移籍した。ブライアン・ピルマンは1997年10月5日に亡くなっており、結果オーエンのみがWWFに残り、ハート・ファウンデーションは自然消滅した。なお、WCWでも移籍してきたメンバーでハート・ファウンデーションを結成するストーリー案があったとされる。

[編集] ハート・ファウンデーション2.0

2002年に、テディ・ハート、ハーリー・スミス、T.J.ウィルソン、ジャック・エバンスによってハート・ファウンデーション2.0が結成された。テディ・ハート、ハーリー・スミスの両名は、スチュ・ハートの孫にあたる人物である。