ナッサウ級戦艦
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| ナッサウ級戦艦 | |
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| 艦級概観 | |
| 艦種 | 戦艦 |
| 艦名 | 地方名 |
| 前級 | ドイッチュラント級戦艦 |
| 次級 | ヘルゴラント級戦艦 |
| 性能諸元 | |
| 排水量 | 基準：18,570トン 常備：21,000トン |
| 全長 | 137.7m 146m（水線長） |
| 全幅 | 26.9m |
| 吃水 | 8.1m |
| 機関 | ソーニクラフト式石炭混焼缶12基＋VTE社製三段膨張型レシプロ3基3軸推進、22,000hp |
| 最大速力 | 19.5ノット |
| 航続距離 | 10ノット/8,000海里 |
| 乗員 | 1,000名 |
| 兵装 | 28.3cm（45口径）連装砲6基 15cm（45口径）単装砲12基 8.8cm（45口径）単装砲16基 7.6cm（40口径）単装砲6基 45cm水中魚雷発射管3基 |
| 装甲 | 舷側：300mm（ヴァイタルパート部）、80mm（前後端部）、170mm（第一甲板部）、160mm（第二甲板部）、30mm（水線下魚雷防御） 甲板：55mm（水平部）、80mm（舷側傾斜部） 主砲塔： 280mm（前盾） パーペット部：280mm 司令塔：400mm（側面部）、88mm（天蓋部） |
ナッサウ級戦艦 (Nassau-Klasse) は、ドイツ海軍が第一次世界大戦中に竣工させた最初の弩級戦艦の艦級である。仮想敵国イギリス海軍が弩級戦艦「ドレッドノート」を竣工させてから遅れること三年目に竣工させた艦である。
目次 |
[編集] 艦形について
工業デザインの重厚さでは定評のある当時のドイツらしく、低くまとめられている。船体は前弩級戦艦以来の平甲板型で艦首から新設計の「1909年型28.3cm（45口径）砲」を1基、司令塔を組み込んだ操舵艦橋に立つ単棒檣、その背後の1番煙突と2番煙突の間と後檣の間は一段分、高められて艦載艇スペースとなり、中央部にグース・ネック式クレーンを二対配置した。その中央部両舷に背中合わせ配置で主砲塔2基を計4基配置した。後部艦橋に組込まれた単棒後檣、6番主砲塔を配置した。
[編集] 主砲塔配置
主砲塔の配置には特色があり、6基の主砲塔を六角形状に並べたのである。これは、敵艦隊と乱戦時に反対舷からの巡洋艦や水雷艇が回りこんで攻撃して来た場合に即に対応できる利点も有った。また、この配置は遠方からは同海軍の準弩級戦艦「ヴィッテルスバッハ級」の側面形に酷似しており、実戦でも度々誤認された。なお、この配置は次級の「ヘルゴラント級」にも踏襲された。
[編集] 副砲等
副砲は速射性を重視して前級よりも2cm小さくなった「1908年型15cm（45口径）砲」を採用し、二番甲板の下方に二番煙突を中心として放射線状に、片舷6門で計12門を装備した。その他に対水雷艇用に「8.8cm（45口径）砲」を艦首と艦尾の四箇所に2門ずつの計8門、その他場所に8門で計16門（これらは波浪で役に立たないために順次撤去され、替わりに同口径の単装高角砲が2～4基装備された）、45cm水中魚雷発射管6基を装備した。
[編集] 艦体
艦体は艦首と艦尾が斜めになった分の重量を軽減できるカットオフ方式を採用し、舵は主舵と副舵を装備した。また、長期間の作戦行動は考慮に入れず、短期間のみの行動で良しとされた為に居住区域を最小限に纏められ、浮いた重量を装甲と武装に回せた。また、波の高くないバルト海での行動を考えたためにビルジキールは未装備だったため、外洋航行時に艦の動揺が北海の波の周期と同調し為に本級の安定性は最悪になってしまった。そのために即急にビルジキールが装着された。
[編集] 防御について
本級はイギリス海軍のコンセプトと異なり「北海にて数千ｍからの咄嗟砲戦を考慮した物」を念頭において設計された為、同世代の弩級艦に比べて垂直部分の装甲が充実していた。
[編集] 同型艦
- ナッサウ Nassau
- ヴェストファーレン Westfalen
- ラインラント Rheinland
- ポーゼン Posen
[編集] 外部リンク
| ナッサウ級戦艦 |
|---|
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