トワイライトゾーン/超次元の体験
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トワイライトゾーン The Twilight Zone:The Movie |
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監督 | ジョン・ランディス スティーブン・スピルバーグ ジョー・ダンテ ジョージ・ミラー |
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製作総指揮 | フランク・マーシャル |
製作 | スティーブン・スピルバーグ ジョン・ランディス |
脚本 | ジョン・ランディス ジョージ・クレイトン・ジョンソン リチャード・マシスン ジョン・ローガン |
出演者 | ダン・エイクロイド ヴィック・モロー スキャットマン・クロザース ジョン・リスゴー |
音楽 | ジェリー・ゴールドスミス |
撮影 | スティーブン・ラーナー アレン・ダヴュー ジョン・ホラ |
配給 | ワーナー・ブラザーズ |
公開 | 1983年6月24日 1984年2月 |
上映時間 | 101分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
制作費 | $10,000,000 |
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Variety Japan | |
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IMDb | |
トワイライトゾーン/超次元の体験(Twilight Zone:The Movie)は、1983年製作のアメリカ映画。
ロッド・サーリングが生んだ人気SFテレビドラマシリーズ「トワイライト・ゾーン (1959年)」を、ジョン・ランディス、スティーブン・スピルバーグ、ジョー・ダンテ、ジョージ・ミラーという当時最も波に乗っていた4人の若手監督を起用し、ジェリー・ゴールドスミスによる重厚で壮麗な音楽とともに甦らせたオムニバス映画。日本での公開は1984年。
撮影中の事故により、第一話に主演していたヴィック・モローの遺作となった。
日本では1980年代にビデオ、LDが発売されて以後、長らくソフト化はされなかったが、アメリカで2007年10月9日にDVDが発売されたのに続き、2008年に日本でもDVDが発売となった。
目次 |
[編集] キャスト
- バージェス・メレディス(ナレーション)
プロローグ
第一話
- ヴィック・モロー
- ダグ・マグラス
- チャールズ・ハラハン
第二話
- スキャットマン・クロザース
- ビル・クイン
- マーティン・ガーナー
- セルマ・ダイアモンド
第三話
- キャスリーン・クインラン
- ジェレミー・ライト
- ケヴィン・マッカーシー
- ナンシー・カートライト
- ディック・ミラー
第四話、エピローグ
- ジョン・リスゴー
- アビー・レーン
- ドナ・ディクソン
- クリスチナ・ニグラ
- ダン・エイクロイド
[編集] あらすじ
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
- プロローグ
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの「ミッドナイトスペシャル」が流れる車内。車には2人の男が乗っている。カセットテープが故障し、音楽が聴けなくなった2人は話を始めるが、やがて男の1人が言う。「本当に怖いものを見たくないか?」...
2人の男の会話にも出て来るテレビシリーズ「トワイライトゾーン」にも出演したバージェス・メレディスのナレーションとともにお馴染みのテーマ曲が流れ、オープニングがはじまる。(オープニング開始から約22秒後に登場する目玉にちらりとロッド・サーリングの姿が映る)
- 第一話
人生のツキに見放された様な男、ビル。彼はすべてのものに怒っていた。彼のプライドは、ユダヤ人、黒人、東洋人への酷い偏見と蔑視という形をとって現れる。バーで酷い悪態をつき、憎悪と怒りを覚えながら店を出ると、そこには見知らぬ町並みが広がっていた...。
プロローグと第一話はジョン・ランディス監督・脚本による映画オリジナル。劇中、ランディスの代表作「アニマル・ハウス」に登場したニーダマイヤーについて語られる台詞がある。
撮影中のヘリコプター落下という悲劇的な事故により、主演のヴィック・モローと2人の子役が死亡。モローにとっては再起を図った意欲作であっただけに、その死が悼まれる。
子役の両親と、撮影現場での安全管理の徹底を求めたモローの遺族がそれぞれ訴訟を起こし、監督のランディスら5人が訴追された。また、この事故からランディスが負った精神的な傷は深く、彼はこのショックを長く引きずることとなった。
- 第二話
太陽の谷老人ホーム。このホームで老人たちは全くの老人であって、未来に対する希望も、生きていることの喜びも失した人生を送っていた。そこに新しく入居したブルーム老人が言う「皆で缶蹴りをしたら、忘れていた喜びを取り戻せるかもしれない」。彼は懐からぴかぴかと光る銀色の缶を取り出し、老人たちを缶蹴り遊びに誘う。そして真夜中、ブルームに起こされた老人たちは規則を破って夜の庭で缶蹴り遊びを始める...。
本作の脚本にも名を連ねているジョージ・クレイトン・ローガンによる『Kick the Can:真夜中の遊戯』をもとにした、スティーブン・スピルバーグ監督、ジョージ・クレイトン・ジョンソン、リチャード・マシスン、ジョン・ローガン脚本の一編。 ブルーム老人役のスキャットマン・クロザースは1984年度のサターン・アウォーズ最優秀ホラー・フィルム助演男優賞にノミネートされた。
- 第三話
今までの平凡な人生に変化を求めていた教師のヘレン。彼女はそれと知らずに運命の岐路に立っていた。道に迷って立ち寄った食堂で、彼女は1人の少年と出会う。誤って少年の乗った自転車に車をぶつけてしまい、ヘレンは少年を家まで送るが、アンソニーと名乗る少年の家族はとても奇妙で...。
ジェローム・ビクスビー脚本の『IT'S A GOOD LIFE:こどもの世界 』を、ジョー・ダンテが監督、リチャード・マシスンが脚本を書いた一編。SF作品「今日も上天気」に似た部分がある アンソニー役のジェレミー・ライトは1984年度のヤング・アーティスト・アウォーズ 優秀助演男優賞にノミネートされた。
- 第四話、エピローグ
飛行機恐怖症のバレンタインは、パニックに襲われていた。 気遣うスチュワーデスに大丈夫だと言ったものの、恐怖感は鎮まらない。落ち着こうと煙草に火をつけるが、近くの座席の少女と男に見とがめられてそれも出来ない。特に少女は彼の神経をいら立たせる。新聞を開けば史上最悪の飛行機事故の見出し。外では雷鳴が轟き、稲光が走っている。気分を変えようと窓の外を見た彼の目に映ったものは...。
救急車の運転手はサイレンを止め、音楽を流し始める。クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの「ミッドナイトスペシャル」。そして運転手が言う。「本当に怖いものを見たくないか?」...
オリジナル・エピソード『NIGHTMARE AT 20,000 FEET:2万フィートの戦慄』を手掛けたリチャード・マシスンが一部設定を変えてリライト、ジョージ・ミラーが監督した一編(エピローグは彼が既に帰国してしまっていたためジョー・ダンテが監督)。
1984年度サターン・アウォーズ最優秀ホラー・フィルム助演男優賞受賞したジョン・リスゴーの熱演が光る。乗客の少女を演じたクリスチナ・ニグラはヤング・アーティスト・アウォーズ優秀助演女優賞にノミネートされた。
エピローグに出演した(直接の絡みは無い)ダン・エイクロイドとドナ・ディクソンは、本作での共演が縁で1983年に結婚。
[編集] 関連項目
- トワイライト・ゾーン (1959年) (オリジナル作品・テレビシリーズ)
- ノベライズ「トワイライトゾーン 超次元の体験」(絶版) ロバート・ブロック/著、安藤昭雄/訳 ISBN : 4-04-259101-9