トバゴ島
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トバゴ島(Tobago)はカリブ海は小アンティル諸島のウィンドワード諸島にある、トリニダード島の北東の約34kmに位置する島で、トリニダード島と共にトリニダード・トバゴ共和国を結成している。
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[編集] 地理
長細い山がちな火山島で島の中心から山脈があり、最高地点は576mである。海岸はサンゴ礁に取り囲まれており、ヤシの木が立ち並ぶ美しい海岸である。セント・ジルズ島とリトル・トバゴ島の小島がトバゴ島の近くにあり、リトル・トバゴ島では1909年にニューギニア島から持ち込まれたゴクラクチョウが繁殖している。
面積:301km2、人口:約4万7000人 首都:スカボロー
[編集] 産業
主産物はカカオ、コーヒー、木材など、トバゴ島は観光産業が盛んでヤシの木に囲まれた白浜の美しいビーチが観光客を引き付ける。
[編集] 歴史
山がちなこの島は貿易風の通路にあたる事から航路において重要な位置にあったために、1626年から1802年の間にフランス、イギリス、オランダの間で31回も取り合いをしていたが1814年に正式にイギリス領となった。1889年にトリニダード島と共にイギリス領として統合された。1962年にトリニダード・トバゴ共和国として独立。1980年にトバゴ島は独自の国民議会を開延し、1987年に内政自治を獲得した。分離独立の動きもある。