ティンクルセイバー

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ティンクルセイバー(Twinkle Saber)は、藤枝雅が同人サークル「あとりえ雅」によって発表している同人誌作品及びそこに登場するスーパーヒロインの名前。後にこれと並行する形で商業誌『コミックZERO-SUM増刊WARD』で連載されていたが同じく、一迅社の『コミックREX』の創刊により移動、「ティンクルセイバーNOVA」としてリメイクされ、ドラマCDなども発売された。

注意：以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。

[編集] ストーリー

東京湾上の埋立地に立てられた「学校法人美咲輝学院」は星徒の自主性を重んじる校風『自由自在』が知られており、特に部活動に関しては各クラブに様々な権限が与えられて学院といえども部活動への干渉が許されないほどであった。

その中でも学院を征服してここを足がかりに世界征服を果たそうとするクラブ「世界征服部」が、学院内の施設のあちこちを「征服」しようとしていた。世界征服部の活動で喫茶室『Q・J』を占拠され昼食が無くなる事を拒んだ少女、鈴鳴はやな（すずなりはやな）は、保険教諭である藤代霧瀬に助けられて世界征服部に対抗する「正義の味方部」に入部し霧瀬が開発したアクティブドレスを装着して『ティンクルセイバー』として部活動に参加することとなった。

[編集] 登場人物

[編集] 正義の味方部

（声優はドラマCDのもの）

鈴鳴はやな（すずなりはやな）／ティンクルセイバー（声優：國府田マリ子）

学年：高等部2-紅
所属：正義の味方部
極星：現・銀

本編の主人公。天真爛漫な振る舞いと数多い謎を持つ少女。常に京月葵と共に行動している。ある日突然現れた世界征服部を止める為、藤代霧瀬の勧誘で「正義の味方部」に入部、『ティンクルセイバー』となる。九行律から「銀」の極星、不和久遠から「姫」の名を受け継ぎ、「銀星姫」の極星名を持つが、それを知る者は少ない。

「腹ペコ姫」とも称される底無しの食欲の持ち主であり、並みならぬ食事量を誇る。喫茶室『Q・J』の全メニュー制覇や、喫茶アリエルにある彼女専用メニューの存在（しかも「アレ」で通じる）など食事に関するエピソードには事欠かない。姉の鈴鳴るりねは2年前の星徒会会長。2年前は眼鏡をかけていたが、伊達眼鏡だったのかコンタクトにしたのかは不明ながら、現在はかけていない。

その食事量やのんびりとした言動とは反比例に優れた身体能力の持ち主であり、それはかつて所属していた新体操部で培われたもののようだ。当時は「星（エトワール）」とも称される実力者だったが、過去にあったという事件の影響で現在は新体操部に所属せず、天羽翔子の事も遠ざけていた。またそのせいで部活動に消極的で、藤代霧瀬に誘われるまで一切部活動をしていなかったらしい。

京月葵（きょうづきあおい）（声優：折笠富美子）

学年：高等部2-紅
所属：正義の味方部（はやなのお目付け役）

鈴鳴はやなと常に行動を共にする少女。はやなとは中等部時代から続く友人で良き理解者でもある。また彼女が新体操から姿を消すきっかけとなった事件を知る数少ない人物の一人。

しっかり者で、はやなや他の者にツッコミを入れる場面がよく見られる。だが少々気張りやな一面があり、はやなを慮るあまり過剰に心配し庇う事も多い。はやなが部活動に入部したので心配していたが、その理由については不明。ほとんどなし崩し的に正義の味方部の部員にされたが、AD着用だけは断固として断っている。後にはADを保管している部屋の電子鍵のパスワードを、霧瀬が打ち込んでいるのを見て覚えてしまい、独断で『ティンクルセイバー』の出撃を手伝ったりもしていた。母親は著名なファッションデザイナー（後述）。

はやなの親友として古くから共にあった縁で、天羽翔子とも面識がある。だがお互いに好意を持っている様子はなく、再会した際も軽く疎んだり責めたりする場面が見られた。

天宮さつき（あまみやさつき）／アークセイバー（声優：水樹奈々）

学年：高等部1-蒼
所属：なぎなた部・正義の味方部（掛け持ち）
極星：現・蒼

「ティンクルセイバー」として活躍する鈴鳴はやなに憧れ、その当人からの勧誘で正義の味方部に入部、「アークセイバー」となった少女。最近なぎなた部の極星「蒼雷（そうらい）」を継いでおり（極星名は先代のまま継承）、他の極星達からは「蒼雷ちゃん」と呼ばれている。

身長が172cmとかなり長身であり、本人も若干その事を気にしていた様子。和風で流麗な外見に反してかなりのミーハーで、はやなファンクラブの初期メンバーであり、また紅蓮姫や銀麗覇のグッズを集めていた。また先代極星の水乃緒れいから多くの極星達の逸話を聞き、憧れていた。

実家が天宮流の名を冠する古い薙刀道場で、部活でもなぎなた部にも籍を置いている。腕も確かで、大会で優勝してみせたこともある。

九行稜（くぎょうりょう）（声優：こやまきみこ）

学年：高等部1-白
所属：陸上部・正義の味方部（掛け持ち）
極星：現・赤

先代「銀麗覇」九行律の妹で、1年生ながら陸上部のエースを勤める少女。その実力を見込まれ、先代「赤陽（しゃくよう）」新道遥々に強引に極星を継がされたらしい（極星名は変えていない）。語尾に「～です」をつけて喋る。

パフォーマーな兄に反して非常に無愛想な性格で、物言いも結構キツい。しかし「自分がどきどき出来る場所」、つまり興味の持てる未知の分野に対して非常に貪欲で、興味を持った事には一途に参加する。陸上部に入部する際もそれは同様だったらしい。

天宮さつきの勧誘によって正義の味方部に興味を持って掛け持ちで入部、「ソルセイバー」となる。

藤代霧瀬（ふじしろきりせ）（声優：久川綾）

物理教諭・保険教諭・正義の味方部顧問
所属：正義の味方部

ヒーロー物やロボット物をこよなく愛する女性。世界征服部に対抗すべく正義の味方部を設立し、鈴鳴はやなを勧誘した張本人。優れた技術力を持ち、たった一人でアクティブドレスシリーズを製作している。

非常にアクティブな性格をしており、その場その場のテンションと閃きで行動しているといっても過言ではない。何かと注文の多い正義の味方部員達の為に何度も徹夜でアクティブドレスの修理・調整をさせられている。また天宮さつき達とは別経路で新入部員を確保している模様。

自分の職場であるはずの第四保健室『湊』は彼女に改造され、ほとんど正義の味方部の部室としている。

[編集] 世界征服部

秋篠夕霞（あきしのゆうか）（声優：根谷美智子）

学年：高等部2-黒
所属：世界征服部部長

世界征服部の部長を勤める少女。星徒会の副会長でもある。

「征服することが目的ではなく、征服する存在があることを知らしめることが目的」と公言しているが、真の目的は一切謎に包まれている。ただ女性を傷付ける事は一切禁止、反すれば厳重に処罰する（主にトイレ掃除）。部活中は毅然とした悪の首領の様相を保っているが、浅凪九郎と二人だけの時は年下の少女に戻る瞬間がある。また部活以外では性格が一変し、非常に物腰穏やかでむしろ遠慮の過ぎる謙虚な性格となる。なお、部活中だけ眼鏡を外している。

浅凪九郎（あさなぎくろう）（声優：置鮎龍太郎）

学年：高等部3-紫
所属：世界征服部副部長

眼鏡と妙に長いもみあげを持つ少年。

世界征服部の副部長で、現場監督的な立ち場を受け持つ事が多い。手品に長けているらしく、それを逃亡手段に用いる。秋篠夕霞とは付き合いが長いらしく、その考えを知る数少ない人物。非常に温和な性格で人望にも溢れ、部下達に好かれている。またその人柄故か鴇神冴に好意を向けられているが、本人は一切気付いていない模様。

御堂あき（みどうあき）（声優：半場友恵）

学年：高等部2-翠
所属：世界征服部
極星：現・白

世界征服部のエンジニアで、VSSシリーズを制作している少女。極星名は「白煌（びゃっこう）」また部活動では自身もVSS「聖」を着用して活動する。鴇神冴とは親友同士で、共に行動している。俗にいうボク少女。星徒会会議にも出席しているが役職は不明。

科学部に在籍、VSSシリーズの開発や待機もそこで行われている。非常に快活で行動力のある明るい性格だが、機械に頼るという自分のスタイルに若干負目があり、その点に関してはやや自信が無い様子。冴が朝凪九朗に好意を持っている事を知っており、陰ながら（？）それを応援している。

「NOVA」ではテニス部の極星「白」を勝負で勝った事で受け継いだ事が明かされた（勝負の際はVSSの様な運動補助機能をもったテニス道具を使用）。同人誌版ではあきの所属していた部の略称は「ロボ研」で、かつては藤代霧瀬も所属していた事になっている。

鴇神冴（ときがみさえ）（声優：雪野五月）

学年：高等部2-黄
所属：世界征服部
極星：現・黒

親友の御堂あきと行動を共にする少女。極星名は「黒帝（こくてい）」。部活動ではVSS「静」を着用して活動する。星徒会会議にも出席しているが、あきと同様役職は不明。

非常に消極的な性格をしており、口数は少なく、またその音量も小さい。殆どの場合は語尾しか聞き取れないが、あきと会話する時のみはやや聞き取れる様になる。また朝凪九朗に恋心を抱いているが、その性格故か今の所日常会話で満足している様子。恥ずかしがっているのか、会話する時や恋心を指摘された時は顔を真っ赤にする。

魔法ともいうべき不思議な力を持っており、特によく使う「門（ゲート）」は、自分を含め複数人数を任意の場所に転送することが出来る。極星だが、所属していた部は現在のところ不明。同じ作者の作品「ことのはの巫女とことだまの魔女と」に登場している鴇神紬とは同姓だが関係は不明。

八草重遊（やぐさえゆう）（声優：甲斐田ゆき）

学年：高等部2-蒼
所属：世界征服部
極星：現・紫

世界征服部の策士で、秋篠夕霞を敬愛する少年。極星名は「紫閃（しせん）」。星徒会会計も勤める。

理論的な性格だが独善的で人当たりの強い面が目立っており、合理的の名の元に、はやな一人に極星4人がかりであたったり、女の子にナイフを突きつけて脅したりするため、仲間にはあまり好かれておらず、特に御堂あきには「心底嫌い」と明言されている。だが八草重隊の少女達には慕われている。極星だが、所属していた部は現在のところ不明。かつて料理部を壊滅寸前にしたらしい。

司木燈也（しきとうや）（声優：間島淳司）

学年：高等部1-白
所属：世界征服部
極星：現・朱

革ジャンにジーパンを着込むヤンキー風の少年。極星名は「朱砂（すさ）」。1年生にも関わらず先輩にタメグチをきく。

徒手空拳で鈴鳴はやな達と対峙した点、そしてかつて武居和麻に倒された空手部の極星、鉤屋辰の極星名が「朱鋼」だった点から、空手部の極星を受け継いだ後に世界征服部に加わったのではないかと思われるが、明言はされていない。八草重には「体育会系バカ」、不和久遠からは「頑丈」と称されるタフガイで、一切の武装無しではやなの必殺技にも辛うじてながら耐えている（本人曰く「革ジャンを着てるのはダテじゃない」との事）。

天羽翔子（あもうしょうこ）（声優：松岡由貴）

学年：高等部2-白
所属：世界征服部・新体操部（掛け持ち）
極星：現・桜

芳奈ひろりから極性を継いだ関西弁の少女。極星名は「桜流（おうる）」。天宮さつき達の勧誘を受けるが、一歩前に世界征服部に掛け持ち入部していた為断る。世界征服部ではVSS『桜』を着用して活動する。星徒会の役員も勤めており、第3巻時点で星大祭の実行委員長を任されている。

いい加減な様でいてそうでもない、とらえどころの無い性格をしている。だがとりあえずは明るく快活で、人当たりの良い快活な性格と言える。そして普段ではやっぱりいい加減な所があり、ひろりからはよくはたかれる。

かつて「花（フルール）」とも称され、鈴鳴はやなと同格として知られた新体操選手であり、その縁からかはやなとは京月葵並みに付き合いが古く、溺愛している。またはやなが新体操から身を引いた事件の事を知っており、はやなが新体操部に入らなかった代わりに自分が新体操部に入った。

松田七月男（まつだなつお）（声優：山口隆行）

学年：高等部
所属：世界征服部

世界征服部の戦闘員で、朝凪九朗直属の部下の少年。

はやなファンクラブのゴールドメンバーでもあり、はやなのピンチには「はーちゃん仮面1号」として現れる。尤も時間稼ぎ程度にしかならず、しかも世界征服部のメンバーを含め、はやな自身以外には正体はバレバレである。後に浅凪隊の隊長格となる。

名前の由来は作者の友人より。

新井祐之介（あらいゆうのすけ）（声優：川田紳司）

学年：高等部
所属：世界征服部

世界征服部の戦闘員で、朝凪九朗直属の部下の少年。霧瀬ファンクラブのメンバーだが、御堂あきにも気があるらしい。七月男の付き合いで「はーちゃん仮面2号」としても活躍することも。後に浅凪隊の隊長格となる。

[編集] 星徒

武居和麻（たけいかずま）（声優：草尾毅）

学年：高等部2-藤
所属：剣道部
極星：現・紅

剣道部の極星で、「ティンクルセイバー」となった鈴鳴はやなと最初に戦った少年。極星名は「紅刃（こうじん）」。

かなりストイックな性格で、自身が侍たらんとして行動する。朝凪九朗の勧誘で世界征服部に協力したが、所属している訳ではない。後に不和久遠を誘き出すエサとして司木橙也に襲われる。

「銀星姫」の存在を知る数少ない一人で、はやなを最強の極星だと疑い、2度目の勝負で必殺技を用いてADを切り裂く実力を見せるが、彼の必殺技に答えてはやなが使用した必殺技に敗北した。「紅蓮姫」不破久遠が所属していた剣道部の後輩で、彼女から「紅」の極星の継いでいる。

必殺技／紅刃

鉤屋辰（かぎやしん）

学年：高等部3-黄
所属：空手部
極星：先代・朱

武居和麻に倒されてしまった空手部の極星で、世界征服部の最初の犠牲者。後に司木燈也が「朱砂」として登場しているところをみると、この敗北が原因かどうかは不明だが、彼に極星を譲ったと思われる。当時の極星名は「朱鋼（しゅこう）」。

竜胆うるむ（りんどううるむ）

学年：高等部3-青
所属：弓道部
極星：現・緋

弓道部の現極星を勤める小柄な少女。極星名は「緋羽（ひば）」。誰に対しても体育会系の喋り方をする事と小柄で幼げな外見が相まって、常に下級生に間違われるのが悩み。現在目下後継者を捜している為、正義の味方部の勧誘を断った。

芳奈ひろり（よしなひろり）

学年：高等部3-桃
所属：新体操部部長
極星：先代・桜

新体操部の先代極星を勤めた少女で、当時の極星名は「桜凛（おうりん）」。葛飾柴又育ちの生粋の江戸っ子で、そのきっぷの良さから多くの下級生達に慕われている。新体操部部長を勤める為か、鈴鳴はやなが新体操から身を引いた事件を知っている。現在は極星を翔子に譲っている。

新道遙々（しんどうはるばる）

学年：高等部3-青
所属：陸上部
極星名：先代・赤

陸上部の先代極星を勤めた少年で、当時の極星名は「赤陽（しゃくよう）」。長距離も短距離も笑顔でこなす実力者で、「微笑みのランナー」の二つ名で知られているらしい。現在は極星を九行稜に譲っている。

貴野沙利亜（たかのさりあ）

学年：高等部3-白組
所属：放送部部長

放送部部長を勤める少女。その穏やかな声色でいかなる場も和ませてしまう為、極星でもないのに「セラフィックボイス」なる二つ名を冠している実力者。極星継承の声は断たないが、本人は至って興味が無いとの事。

水乃緒れい（みのおれい）（声優：桑谷夏子）

学年：高等部3-白
所属：なぎなた部
極星：先代・蒼

現在の星徒会会長で、先代のなぎなた部極星を勤めた少女。当時の極星名も「蒼雷（そうらい）」。

天宮さつきとは「自分の極星を受け継ぐ後輩」「同じ道場の妹弟子」「師の孫」と縁が深く、とても大事に思っている。道場や日常では「さつきお嬢様」と呼んでいるが、公私のけじめはちゃんと付ける厳格な性格で、世界征服部を圧倒し過ぎる正義の味方部に対して活動制限を掛ける決定を下した。

2年前は星徒会副会長を務めており、当時の会長がはやなの姉るりねだったため、はやなとも顔見知り。

[編集] 卒業生

不和久遠（ふわくおん）（声優：冬馬由美）

学年：大学部2年
所属：元剣道部（高等部時代）
極星名：先代・紅

高等部在籍中に他の極星を片っ端から負かし、女子最強の極星として「姫」の称号を与えられ、「紅蓮姫」を名乗っていた少女。そして好敵手であり日本舞踊部の極星「銀麗覇」、そして後の恋人となる九行律とは戦いに明け暮れていたとか。

当時から生徒間での人気は高く、卒業して2年を経た今でも高等部内に数多いファンがいる。愛読書は『十刀真伝』で彼女の二刀流は父親を打ち倒す為に生み出した流派である。

必殺技／我流『紅』・紅蓮天舞（ぐれんてんぶ）、紅疾風（べにはやて）

九行律（くぎょうりつ）（声優：鳥海浩輔）

学年：大学部2年高等部（高等部時代は3-白）
所属：日本舞踊部（高等部時代）
極星名：先代・銀

高等部在籍中、他の極星を潰していた不和久遠と拮抗し続け、男子最強の極星として「覇」の称号を与えられ、「銀麗覇（ぎんれいは）」を名乗っていた少年。

「紅蓮姫」不和久遠とは卒業まで戦い（律曰く「いちゃいちゃ」）を繰り広げていた。九行流は律が習っている流派だが、戦いで使用する九行流裏舞踊『静』は実際には存在しない流派で、久遠と戦うために彼がでっち上げた。

必殺技／九行流裏舞踊『静』・残火流麗（ざんかりゅうれい）

白葉樹紫子（しらはぎゆかりこ）

学年：大学部（高等部時代は高等部3-黒）
所属：テニス部（高等部時代）
極星：先代・白

テニス部の先代極星を勤めたロール髪の少女で、当時の極星名は「白爛（びゃくらん）」。「絢爛の白」「テニスのお嬢様」の通称で知られる実力者で、華麗さは銀麗覇に並ぶとか。極星は御堂あきに譲っており、現在は大学部に在籍。

[編集] その他

沙島弓鶴（さしまゆづる）: 喫茶室『『Q・J』』店長で男子生徒にファンが多い
森南康史（もりなみこうし）: 喫茶『アリエル』のマスター、女生徒からの相談に答え女生徒からのファンが多い。
京月都（きょうづきみやこ）: 葵の母親で、ブランドQJを主宰するファッションデザイナー。娘とその友人のはやなをよくファッションモデルに使っている。自宅兼工房は『あとりえ都』前述の喫茶室『Q・J』はブランドQJの多角経営の一環。

[編集] 用語

美咲輝学院（みさきがくいん）: 本編の舞台となる学校。; 東京湾に造られた人工島にある巨大な学園都市で、幼等部から大学院、各種専門学校までが揃っており、更には公共施設、開発施設、居住区、私鉄やモノレールといった移動機関、果てにはレジャー施設まで備えている。だが最大の特徴は『自由自在』という校風であり、生徒に相応の意思と能力があれば殆どの場合が部活動という形で実現可能となっている。
星徒（せいと）: 生徒の事。微妙にややこしい言い回しだがとにかく生徒の事。
星徒会/生徒会（せいとかい：NOVA/同人誌）: 美咲輝学院高等部の生徒会のこと。; 学院内では絶大な権力を持っているが、基本的に表に出ることはない。2年前の星徒会会長は、はやなの姉、鈴鳴るりねで、副会長は天宮さつきの先代の『蒼雷』水乃緒れいだった。現在の会長はその前代『蒼雷』水乃緒れい。また、現在の星徒会のメンバーには、副会長の夕霞、会計の遊をはじめ世界征服部のメンバーも多い（元々世界征服部のメンバーが極星＝部の代表であることを考えると不思議ではない）。
極星（きょくせい）: 美咲輝学院の部活動において特筆すべき成績を修めた生徒が、星徒会から贈られる称号。; 「部活動において」という条件上、基本的に各部毎に1つのみ与えられるもので、多くの場合は部長が持つが例外も多い。その継承は当代保有生徒の意思によって（星徒会の審査はあるが）自由に譲る事が許され、後継者不在のまま卒業すると極星は星徒会預かりとなるので、通常はそれまでに後継者となる後輩を探す事となる。実力さえあれば1年生でも得る事が可能で、逆に3年生となると継承に躍起になる為、かえって持ち主は少ない。; 名前は基本的に「色」と「志」を示す漢字2文字で構成されている。「色」とは極星の区別であり、全24色（つまり極星は最大で24人）存在し、これは代々不変として継がれる。そして「志」とは当代極星が自由に付ける事が出来る部分であり、多くは自分の在り方を示す漢字がつけられるが、先代のをそのまま継ぐ事も出来る。そして特例として三文字目が存在しており、それは極星の中でも最高の男女各1名に与えられるもので、男子生徒には「覇」、女子生徒には「姫」が与えられる。極星になると学院から各種特権と極星章と呼ばれるバッチが与えられる。世界征服部は、各部の極星生徒達を集めている。極星の称号を受けてから転部した場合には、その極星は剥奪されない。
極光（オーロラ）: 極星同士が本気でぶつかり合った際に見られる発光現象。; 極星なら必ず出せるというわけではなく、極星の中でも優れた者にしか出せないものらしい。また光の色は極星が持つ色と同色の模様。その原理は不明だが、美咲輝学院という特異な場所が関係していると言われている。; この現象のため、優れた極星同士の真剣勝負は、えてして非常に派手なものになる。; 本編中では極星を引退している久遠も極光を出すシーンがあるため、極星である間しか出せないわけではない。第3巻現在で極光を見せたのは、はやな、さつき、稜、あき、翔子、久遠。
正義の味方部: 正義の味方マニアな霧瀬が、自ら顧問として設立はしてみたが、メンバーが集まらずに半分休部状態だった部。; だが、世界征服部が活動を開始し、それに対抗するためにはやな、さつき、葵といったメンバーを部員として勧誘することに成功した（葵ははやなのお目付役だが）。その後、単行本3巻時点で稜を加え、さらにADを稜の分の他に2体用意しているシーンがある。今では世界征服部と並び、学院内の二大イロモノ部活として生徒達に認識されているらしい。さらに、生徒達の一部でははやなや霧瀬のファンクラブまで設立されている。単行本3巻時点まで世界征服部の行動を完全に押さえ込んでいたため、星徒会より「部活としてあまりに不均衡なのは教育上問題がある」として活動制限を加えられることになってしまうが、メンバーはあまり気にしていない。
世界征服部: 突然、美咲輝学院で征服活動を開始した部。; 設立理由、構成メンバー全てが完全には明らかにされていない。世界征服の手始めに、まず学院内の施設を制圧しようとしているものの、正義の味方部の活躍のため、第3巻現在で55戦55敗と完敗状況。なお、正規の部活動のため、星徒会や教師達には妨害できず、同じ部活動である正義の味方部にしか妨害ができない。部長は秋篠夕霞、副部長は浅凪九郎。他の部の極星を次々と勧誘して配下に組み込みつつある。行動目的は不明。夕霞は「征服という行為があること」を知らせることが重要だ、と述べている。
『銀星姫』（ぎんせいき）: 不和久遠の昔話（NOVA2巻）で登場した極星の称号。『紅蓮姫』不破久遠と『銀麗覇』九行律の必殺技の撃ち合いの間に割って入ってそれを止め、さらに2つの極星を受け継ぎたいと申し出た少女に授与された称号で、『銀麗覇』の『銀』と『紅蓮姫』の『姫』を受け継いでいる。現在は存在していないらしいが…。; その正体は鈴鳴はやな。ただし、それを知っている者はごく僅かで、ほとんどの者は『銀星姫』の存在は知っているが、それが誰かについては知られていない。なぜはやなやその周辺がそれを隠そうとするのかについては、現時点では明確には描かれていないため不明。

[編集] アクティブドレス

略称「AD（ActiveDress）」。藤代霧瀬が開発した、単純に言うと装甲服。外見は霧瀬の趣味。さすがに科学力の限界で、「変身」は出来ず、普通に着替えることで装着する。

AD-001【ティンクルセイバー】: 鈴鳴はやなが着用するスーツ。元々彼女が着用することを見越して作られたわけではないはずだが、武装からして彼女専用と言っても過言ではない。本編中で武居との戦闘で必殺技を受け、一度破損しているが、修復された際に強化もされている。
ティンクルセイバーの武器

スタンデヴァイス『プラズマリボン』: 新体操のリボンの様な武器、当たると痺れる程度の電流が流れる。; 必殺技／スターダストインパルス
ガードデヴァイス『スピニングフープ』: 攻撃を受け流すリングの様な武器

AD-002【アークセイバー】: 天宮さつきが着用するスーツ。AD-001のパーツを流用したため、似ている形状となったそうだが、目立つ肩のパーツが異なるのと、さつきが大柄なので、見た目はそれほど似ていない。
アークセイバーの武器

スタンデヴァイス『巴（トモエ）』: なぎなた状の武器で2つのモードに切り替える事ができる。; スタンモード：プラズマリボン同様に当たると痺れる程度の電流が流れる。; スラッシュモード：高周波ブレードに変化させ壁などを斬撃する。; 必殺技／月華流・蒼水月、月華流奥技・蒼星鳥

AD-003【ソルセイバー】: 九行稜が着用するスーツ。深紅のカラーリングと大きなひれ状のフィンが特徴で、稜が「金魚セイバー」と命名しようとして藤代霧瀬が泣いて止めたと本人談。またカラーリングも、当初はティンクルセイバーやアークセイバーと同系統の白と青だったが、稜が強引に赤黒系統に変えさせた（色変えは徹夜作業になるらしい。霧瀬曰く「結構科学的な何かが詰まっている」との事）。
ソルセイバーの武器

スタンディヴァイス『シャイニングハート』: 左右の大型の籠手。詳細は不明。; 必殺技／ソニックビジョン

AD-X-Trial-001【紅（くれない）(CRIMSON)】: 不破久遠が使用する、ADシリーズ試作品。彼女が着ていたコートをモデルとしている。; 付随する武装はなし。彼女が使っているのはただの木刀。

[編集] ヴァリアブルサポートシステム

略称「VSS（VariableSupportSystem）」。御堂あきが開発した装甲服。性能はADシリーズとほぼ同等と思われる。「VSS」の読み方は「ヴァーサス」こちらもADシリーズ同様に普通に着替えることで装着する。

VSS-002 【聖（ひじり）】: 御堂あき自身が着用するスーツ。白いベレー帽に白いマントが付随している。装着者の身体能力を補助するシステムを持っており、またブーツには電動のインラインスケートが組み込まれており、高速ダッシュが可能になっている。これらのシステムは音声命令が可能。AI『烈風（れっぷう）』（トリックツールと同名称）を装備している。
聖の武器

トリックツール『烈風（れっぷう）』: 一見すると大鎌だが、実はつるはしな武器。; 必殺技：レヴトルネード

VSS-006 【静（しずか）】: 鴇神冴が着用するスーツ。黒い魔導師風の帽子に黒いマントが付随。
静の武器

トリックツール『響（ひびき）』: 一見するとただの杖。まだ本編中で本格的に使用されたことはないので詳細不明だが、はやなとの戦闘で巨大な剣の形状に変形させたことがある。; 必殺技：門（ゲート）、剣（セイバー）

VSS-003 【桜（さくら）】: 天羽翔子が着用する最新型のスーツ。新体操部の翔子に合わせ、レオタードに似た形状をしており、さらに色も彼女に合わせて派手となっている。
桜の武器

トリックツール『白妙（しろたえ）/紅鶴（べにづる）/御衣黄（ぎょいこう）』他2つ（名称不明）: 新体操の道具を模したトリックツール。本編中では白妙（棍棒（クラブ））、紅鶴（リボン）、御衣黄（ボール）が使われたが、あと2種類（おそらく輪（フープ）と縄（ロープ））がある。名称はおそらくあきが付けたもので桜の品種から取られているが、翔子自身は別の名を付けているらしく、本編中でも紅鶴のことを「ブロッサムリボン」と呼んでいた。; 必殺技／百華千万・緑萼桜、百華千万・天の川

PSS 【鉄（くろがね）】: 御堂あきが司木にお願いされた為に造ったスーツ。極光を発現した不和久遠の前にあっけなく破壊された。

[編集] 関連商品

[編集] 単行本

ティンクルセイバーNOVA 第1巻（通常版 ISBN 4758000514／初回限定版 ISBN 4758001812） (2004年8月1日発売)

初回限定版にはドラマCD「湯煙☆スター」が付属。通常版と初回限定版は表紙が異なる。

ティンクルセイバーNOVA 第2巻（通常版 ISBN 4758060010／初回限定版 ISBN 4758060029） (2006年7月14日発売)

初回限定版にはドラマCD「Piece of Star」が付属。通常版と初回限定版は表紙が異なる。

ティンクルセイバーNOVA 第3巻（通常版 ISBN 9784758060561／初回限定版 ISBN 9784758060578） (2007年7月25日発売)

初回限定版にはドラマCD「Crossing Star」が付属。通常版と初回限定版は表紙が異なる。

※第1巻のみDNAコミックス、第2巻以降はREXコミックスとして発売された。これは掲載誌の変遷による。

[編集] ドラマCD

ティンクルセイバーNOVA SCRAMBLE★STAR(2004年9月10日発売)

ティンクルセイバーNOVA 昼下がりのウィスパー(2006年9月9日発売)

ティンクルセイバーNOVA MAIDEN STAR(2007年11月9日発売)

[編集] 関連項目

正義の味方

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