ティヌス・オーセンダルプ
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獲得メダル | ||
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オランダ | ||
男子 陸上競技 | ||
オリンピック | ||
銅 | 1936 ベルリン | 100m |
銅 | 1936 ベルリン | 200m |
ヨーロッパ陸上選手権 | ||
金 | 1938 パリ | 100m |
金 | 1938 パリ | 200m |
ティヌス・オーセンダルプ (Martinus ("Tinus") Bernardus Osendarp、1916年5月21日- 2002年6月20日)は、オランダ・デルフト出身の陸上競技選手。1936年ベルリンオリンピックの銅メダリストである。
[編集] 経歴
オーセンダルプは、ナチス政権下のドイツで開催された1936年ベルリンオリンピックの100mと200mの両種目で銅メダルを獲得。また、4×100mリレーで3つめのメダルを獲得を目指したが、バトンを落としてしまい、メダル獲得はならなかった。彼はアメリカのジェシー・オーエンスらの黒人選手の陰に隠れてしまったが、もっとも速い白人選手としての名声を得ることができた。
オーセンダルプは第二次世界大戦前の最後の大会となった1938年のヨーロッパ選手権では、100m、200mのチャンピオンに輝いている。
第二次世界大戦中オランダは、ナチス・ドイツに占領されていた中、オーセンダルプはオランダのナチス組織である国家社会主義党(NSB)に参加する。戦後、1948年に、彼は戦時中の行為をとがめられ拘束される。1952年に釈放された後はリンブルフ州の鉱山で働いていた。