チェキッ娘
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チェキッ娘(ちぇきっこ)は、日本の女性アイドルグループである。アルファベット表記は「CXCO」または「CHECKICCO」(活動当初は「CHEKIKKO」という表記も用いられた)。活動期間は1998年10月9日から1999年11月3日。2004年8月9日に一日だけ再結成している。
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[編集] 誕生の由来
フジテレビプロデューサーの水口昌彦は、「平成のおニャン子クラブ」的なアイドルグループの結成を画策していた(水口はかつて「夕やけニャンニャン」のADを務めていた)。しかし、予算の都合上、なかなか企画が通らず苦戦していた。
そんな折、おニャン子クラブの仕掛け人である秋元康が、セガの社外取締役として、ドリームキャストの広告戦略を任される。総額100億円とも言われるドリームキャスト広告費に目をつけた水口は、自らの「平成のおニャン子クラブ」構想を、ドリームキャストPR用の企画として実現できないかと、秋元と交渉し、同意を得る。かくして、ドリームキャスト提供、秋元康事務所協力の下、夕方バラエティー番組「DAIBAッテキ!!」が1998年10月5日より放送開始。
10月5日から10月9日にかけて行われた第一回チェキッ娘オーディションにおいて、田中里奈、下川みくに、矢作美樹、新井利佳、五十嵐恵、熊切あさ美の6名が合格。(当初合格者は5名の予定だった。)チェキッ娘誕生となった。なお、チェキッ娘のメンバーには、合格した順に「チェキッ娘ID」がついているが、第一回オーディションで合格した6名のID(ID001~ID006)はくじ引きで決まった。
[編集] グループ名の由来
篠原ともえが「チェキー!(Check it)」と言っているのを見た水口プロデューサーが、「これは流行る」と踏んで、チェキッ娘と命名。当初は番組のタイトルも「チェキTV」にするつもりだったという。
[編集] 活動
[編集] DAIBAッテキ!!時代
1998年10月5日から1999年3月31日までフジテレビで放送されたDAIBAッテキ!!において、チェキッ娘メンバーそれぞれの個性が明らかになっていった。チェキッ娘を知る一般人が認識する活動期間は、この半年間のことと思われる。
放送エリアがほぼ関東ローカルだったため、最初の数ヶ月は知名度が低かった。しかし、「抱きしめて」でCDデビューした後は、CDをリリースするたびに「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」に出演。CDのセールス自体は芳しくなかったが、徐々に知名度を上げていった。(なお、チェキッ娘生みの親である水口昌彦は当時「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」のプロデューサーでもあった。)
[編集] メンバー増殖
1998年10月9日にメンバー6名で誕生したチェキッ娘は、その後、ほぼ毎週金曜日(場合によっては木曜日)にオーディションを行い、1名ないし2名ずつメンバーを増やしていった。1999年1月29日に大田祐歌が選ばれたのを最後にオーディションは終了するが、この時点でメンバー20名の大所帯となっていた。
[編集] DAIBAッテキ!!からDAIBAクシン!!へ
1999年3月31日をもって「DAIBAッテキ!!」は最終回を迎えたがその活動の場を新番組「DAIBAクシン!!」シリーズへと移す。
ただし、下川みくには「DAIBAッテキ!!」最終回とともにチェキッ娘を卒業し、歌手としてソロデビューすることとなった。
[編集] DAIBAクシン!!時代
「DAIBAッテキ!!」終了に伴い、チェキッ娘のレギュラー番組は、1999年4月1日から、同年9月30日にかけてフジテレビで放送された「DAIBAクシン!!チェーン」「DAIBAクシン!!GOLD」「DAIBAクシン!!cheki b.(ちぇきべえ)」となった。
この間、7月にはファーストアルバムをリリース、Zepp Tokyoでファーストライブを行うなど、精力的に活動。また、「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」の他、他局(日本テレビ)の番組である「伝説音舗うれる堂」にゲストとして出演するなど、活動範囲を広げていった。
しかし、番組の低視聴率、及びドリームキャストの売れ行きの悪さなどの事情により、番組の終了とチェキッ娘の「旅立ち」(解散)が決定。1999年11月3日に東京ベイNKホールで行われた「旅立ちLIVE(LIVE ver.2.0.1-f 旅立ち 2000 -泣いたモン勝ち-)」を最後にチェキッ娘は一旦解散した。
[編集] 再結成
2004年8月9日、お台場冒険王冒険ランド内冒険ステージで行われた「アレグリア2 presents GIRL POP FACTORY 04」にて、一日だけ再結成したチェキッ娘がオープニングアクトとして登場。「抱きしめて」「はじまり」を歌った。田中、五十嵐、甲斐田、大田は欠席。加藤はMCのみ。
[編集] メンバー
- ID001 田中里奈
- ID002 下川みくに
- ID003 矢作美樹
- ID004 新井利佳
- ID005 五十嵐恵
- ID006 熊切あさ美 - その後、くまきりあさ美として活動。
- ID007 上田愛美
- ID008 吉岡恵理子- 失格につき、除名欠番。(オーディションを受けた際に、既に別の事務所と契約していた)
- ID009 町田恵
- ID010 久志麻理奈 - のち、奈良沙緒理・吉川茉絵・工藤あさぎとAce Fileを結成
- ID011 佐々木絵美子
- ID012 藤岡麻美
- ID013 野崎恵
- ID014 嶋野蘭
- ID015 森知子
- ID016 松本江里子
- ID017 加藤真由
- ID018 甲斐田聡美
- ID019 小林裕美
- ID020 大瀧彩乃
- ID021 大田祐歌
[編集] グループ内ユニット
ほか
[編集] テレビ
ほか
[編集] CD, DVD等
[編集] シングル
- 抱きしめて (1998年12月9日)(作詞・作曲: Я・K / 編曲: 土橋安騎夫)
- はじまり (1999年3月3日)(作詞: 森浩美 / 作曲: D・A・I / 編曲: 亀田誠治)
- 最初のキモチ (1999年5月26日)(作詞: 森浩美 / 作曲: D・A・I / 編曲:亀田誠治)
- 海へ行こう~Love Beach Love~ (1999年7月16日)(作詞: 森浩美 / 作曲: 土橋安騎夫 / 編曲: 亀田誠治)
- ドタバタギャグの日曜日 (1999年8月18日)(作詞・作曲: ROLLY / 編曲: 亀田誠治)
- ありがとう (1999年9月17日)(作詞: 森浩美 / 作曲: D・A・I / 編曲: 吉俣良)
- チェキッ娘シングルコンプリートBOX (2000年3月15日)
[編集] アルバム
- CXCO (1999年7月7日)
- Best Memories (1999年10月20日)
[編集] チェキッ娘参加アルバム
- DREAM DISCOVERY (1999年11月10日) レベッカトリビュートアルバム。8曲目「Super Girl」をチェキッ娘が担当。
[編集] ビデオ
- CHECKICCO in HAWAII (1999年2月17日)
- チェキッ娘 in DAIBAッテキ!! (1999年7月16日)
- CHECKICCO in GUAM (1999年10月20日)
- チェキッ娘 in 旅立ちLIVE (2000年1月1日)
[編集] DVD
- CHECKICCO in GUAM (1999年11月3日)
- チェキッ娘 in 旅立ちLIVE The DVD (2000年3月3日)
[編集] ドリームキャストソフト
- チェキッ娘の見るCD (1999年8月4日)
[編集] 写真集
- Check it! (1999年2月14日)