チェイスH.Q.
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ジャンル | カーチェイス |
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対応機種 | アーケード[AC] ファミリーコンピュータ[FC] PCエンジン[PCE] ゲームボーイ[GB] ゲームギア[GG] セガサターン[SS] プレイステーション2[PS2] X68000 携帯電話 |
開発元 | タイトー |
発売元 | タイトー |
人数 | 1人 |
発売日 | AC:1988年 2007年12月(2) FC:1989年12月8日 PCE:1990年1月26日 GB:1991年1月11日 GG:1991年3月8日 SS:1996年8月9日 PS2:2007年3月29日 |
利用料金 | 100円 |
デバイス | ハンドル ペダル×2 レバー ボタン |
使用基板 | AC:TAITO Type X2(2) |
『チェイスH.Q.』(Chase H.Q.) は、1988年稼動開始のタイトーのアーケード用レースゲーム。
ジャンルはレースゲームに分類されるが、カーアタックゲーム第一弾と称されていたようにルールは通常のレースゲームとは異なり、覆面パトカーで犯人の車に体当たりして犯人逮捕するのが目的。筐体の上にサイレンがついているタイプが多い。
1989年には続編の『S.C.I.』と番外編であるアクションゲーム『クライムシティ』が発表され、またこのゲームのキャラクターを利用したクイズゲーム『クイズH.Q.』も1990年に登場している。 その後の続編としては1993年にスーパーチェイスクリミナルターミネーションが登場した。 2006年には日本国外向けで新作『チェイスH.Q.2』が発表されていたが、2007年12月上旬、日本国内でも稼働開始した。
目次 |
[編集] ゲームのルール
- 全5ステージから成り、各ステージの序盤は司令室・ナンシーからの指令に基づき、犯罪を犯し、逃走する犯人の車に追いつくべくトニーとレイモンドの二人の刑事が乗る車が急行するモードからはじまる。ステアリング、シフトレバー、ブレーキ、アクセルペダルを巧みに操作して同じ道を行く一般車輌に衝突することないように走行し、犯人車輌に追いつくと追跡・逮捕モードに移行。
- 逃げる犯人車輌を追いかけ、体当たりを重ねて走行不能に陥れ、逮捕へ結びつけるとステージクリアとなる。
- 1ゲームにつき、ニトロが数回(設定により変更可能:通常は3回)使用できる。ニトロを使用すると一定時間最高速となり、犯人車輌への体当たりにおいても敵側に与えるダメージは強力なものとなる。
- 犯人車輌を取り逃がすと、ナンシーから辛辣なコメントがプレイヤーに浴びせられる。
[編集] バグ
- 基本的なシステムは「フルスロットル」のものを流用しているので、同様の(クラッシュ後のステアリングやペダルの再センタリングに関する)バグがある。
[編集] 家庭用移植
いずれもタイトーより発売。
- タイトーチェイスH.Q.(ファミリーコンピュータ、1989年12月8日)
- 指令の音声は、合成音声を使用している。
- タイトーチェイスH.Q.(PCエンジン、1990年1月26日)
- タイトーチェイスH.Q.(ゲームボーイ、1991年1月11日)
- タイトーチェイスH.Q.(ゲームギア、1991年3月8日)
- タイトーチェイスH.Q. プラス S.C.I.(セガサターン、1996年8月9日)
- S.C.I.とのカップリング移植
2007年3月29日発売のタイトーメモリーズII 下巻に収録
[編集] 携帯電話版について
2005年にボーダフォンライブ(現、Yahoo!ケータイ)でチェイスH.Q.3Dが配信された。
基本的なゲームシステムは同じだが、内容はアーケード版とは別物である。