ダック・シーズン
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ダック・シーズン Temporada de patos |
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監督 | フェルナンド・エインビッケ |
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製作総指揮 | ハイメ・ベルナルド・ラモス アルフォンソ・キュアロン |
製作 | クリスティアン・バルデリエーブレ |
脚本 | フェルナンド・エインビッケ パウラ・マルコヴィッチ |
出演者 | ダニエル・ミランダ ディエゴ・カターニョ・エリソンド ダニー・ペレア エンリケ・アレオーラ |
音楽 | アレハンドロ・ロッソ |
撮影 | アレクシス・サベ |
編集 | マリアーナ・ロドリーゲス |
配給 | ワーナー・インディペンデント・ピクチャーズ クレスト・インターナショナル |
公開 | 2004年10月22日 2006年3月1日 2006年5月13日 |
上映時間 | 85分 |
製作国 | メキシコ |
言語 | スペイン語 |
allcinema | |
Variety Japan | |
allmovie | |
IMDb | |
『ダック・シーズン』(原題:Temporada de patos, 英題:Duck Season)は2004年のメキシコ映画。MTV Video Music Awardsでの受賞歴を持つフェルナンド・エインビッケが初の映画監督・脚本をつとめた。日本国内のプロモーションで使われたキャッチコピーは「アヒルだって空を飛ぶ。」
全編にわたってモノクロ映像、ほとんどのカットがトラテロルコにある古アパートの一室という演出がなされている。エインビッケは敬愛する監督にジム・ジャームッシュや小津安二郎の名をあげた上で「カラーよりもむしろモノクロのほうが、より軽妙で、よりダイナミックなんだということをあたらめて実感した」と、インタビューで語っている[1]。
公開後の反応としてアリエル賞の主要部門を含む11部門受賞をはじめ、カンヌ国際映画祭へ出展した際にはヨーロッパ6カ国での配給が決定した。それら多くの映画祭で脚光を浴び、アルフォンソ・キュアロン(『天国の口、終りの楽園。』)、ギレルモ・デル・トロ(『ヘルボーイ』)といった監督らに並ぶ賞賛を得ている。
目次 |
[編集] ストーリー
14歳で幼なじみのフラマとモコ。ある日曜日の午後、フラマの母から留守をあずかった2人は家でテレビゲームをしていた。ピザを注文し、コーラを飲み、部屋にはポルノ漫画、両親も出かけた…ありふれた日常かに見えたが、ひょんなことからそれが特別な1日へと変わってゆく。
[編集] キャスト
- ダニエル・ミランダ:フラマ
- ディエゴ・カターニョ・エリソンド:モコ
- ダニー・ペレア:リタ
- エンリケ・アレオーラ:ウリセス
- カロリーナ・ポリティ:フラマの母
[編集] 主な受賞
- 2004年 アメリカ映画協会最優秀審査員賞
- 2004年 グアダラハラ映画祭マヤオーレ賞(女優賞、男優賞、監督賞ほか)
- 2004年 テッサロニキ国際映画祭最優秀監督賞
- 2005年 アリエル賞(ゴールデン・アリエル賞、男優賞、女優賞ほか)
- 2005年 MTV Movie Awards Mexico(女優賞)
- 2005年 パリ映画祭特別審査員賞