ダッカー
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ダッカー(DUCKER)とは、コナミのシューティングゲーム『グラディウス』シリーズに登場する架空の兵器。バクテリアン軍の歩行型対空ロボットである。文献によっては「移動砲台」と呼ばれる場合もある。
当項目では本機のバリエーションや攻撃方法が類似するダッカー以外の雑魚キャラも併せて記述する。
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[編集] 概要
胴体に爪の付いた大きな2本足を持ち、胴体前部に1門の砲を備えている。
主に地面と天井におり、画面後ろや前から後ろ向き(作品によっては前向きに)で自機に走ってきて、一定の距離で停止。自機のいるxy座標を計算し、自機目掛けて対空砲を1発撃つ。また、山や壁などを素早く登ってまで、自機を追撃しする。
普通の雑魚キャラよりも大型という描写がなされており、爆発するグラフィックが普通の雑魚より大きいことが多い。
近年のCGムービーでは主砲が旋廻砲塔となっている事が多い。
一方、戦闘メカ ザブングルに登場するウォーカーマシンに、ダッガーと呼ばれるダッカーに似た機体が登場する。
大きさはビックバイパーと同じか一回り大きい程度。公式のイラストなどでは全幅は意外と狭く描かれており、全長の半分も無い場合が多い。
[編集] バリエーション
[編集] グラディウス
- ダッカー
- AC版ではステージ1とステージ4に登場。FC版ではステージ7の要塞でも同型が登場する。胴体の色は水色で足はオレンジ。OBJセットには本機と下記のダッカーL以外に『沙羅曼蛇』の3周目以降のグレムリンに似た機体とダッカーLを更に丸みを帯びたような機体、2種類のグラフィックが用意されていたが、使用されなかった。他作品では『グラディウスIII』の隠し面である『グラディウス』ステージに登場し、ヴァン・ダーなどは2方向撃ってくるが、ダッカーは1発のみとなっている。
- ダッカーL
- AC版ステージ7に登場するダッカーの要塞仕様機。グラフィック状は通常のものより丸みを帯びており、装甲が強化されているようで、対空砲とは別に口径の小さい機銃を備えている。しかし、攻撃力に違いは無い。機体の色は水色。
[編集] 沙羅曼蛇、ライフフォース
- グレムリン
- AC版ではそれぞれステージ4に登場。機体にコアと思われるオレンジの球体を持ち、鋭角的なデザインをしているが、大きさは小さくなっている。機体は灰色。周期によって姿が変わり、2周目では『グラディウス』のダッカーのような姿になり、3週目以降は恐竜の着ぐるみのような滑稽な姿になる。『ライフフォース』では他のメカ系雑魚と同じく機体が緑色となっている。FC版『沙羅曼蛇』では専用のハッチから出現し、色は紺で、耐久力が高い中型雑魚になっている。
[編集] グラディウス2
- ランニングワイルド
- ステージ1(13)、7、14に登場。MSX版『グラディウス』に登場したダッカーに比べると書き込みが細かくなっている。黄色が標準で、赤にカプセルというのは初代と変わらない。
[編集] グラディウスII
本作では砲が2門に増強されたため、雑魚キャラの中でも手強い存在になった。
カーストダッカー CARST DUCKER
- AC版ではステージ4に登場。外観は『グラディウス』のダッカーと似ているが、砲が2門に増加し攻撃力が向上した。ゲームのランキング画面では、ダッカー同士がハッチで押し相撲をしたり、ビッグバイパーにオプションと一緒に引きずられるなど順位に合わせて様々なアクションをし、非常に愛らしい姿を見せてくれる。FC版ではステージ3の前半の火山とステージ6で登場する。
VF-88A ダッカー VF-88A DUCKER
- AC版のステージ8に登場するカーストダッカーの要塞仕様機。塗装は灰色で非常に鋭角的なデザインをしている。
[編集] グラディウスIII
本作でも前作同様2連装砲を装備するが、機体が若干大きくなった。
- ヴァン・ダー
- AC版ではステージ1、3、8に登場する歩行型対空砲撃ロボット。丸み帯びたデザインで、砲は1門しか搭載してない様に見えるが、実際は2方向に撃ってくる。機体の色は緑。
- ガイ・ヴァン
- AC版ではステージ10に登場するヴァン・ダーの要塞仕様機。外見上はヴァン・ダーと似ているが、砲身の延長やエネルギータンクの追加などがなされている。機体は紫がかった灰色である。
[編集] 沙羅曼蛇2
- マッギル
- ステージ4に登場。大型宇宙巡航母艦から放たれる。丸み帯びたデザインで、機体は紫色。耐久力が高く、ある程度攻撃すると足を切り離して、胴体のみで飛行し、自機に突撃して来る。
- ビガビナン
- ステージ5に出現。機体は黄色。アステロイド外部の岩場に多数が敷き占め合っている。
[編集] グラディウス外伝
機種の多さはグラディウスシリーズ中最大である。この作品では単装砲となっている。また、ボスとしても登場するのは本作のみ。
ダッカーが方向転換する時、機体の正面が見える。
- ダッカーIIα
- ステージ1に登場。無骨なデザインで、ケーブルが剥き出しになっている。機体は緑色。
- ダッカーIIα+
- ダッカーIIαの足をそりにした機種で、同じくステージ1に登場。装甲を増やして内部メカを隠すなど耐寒装備されているようで、砲身の露出も必要最低限となっている。画面後ろから突撃してくる。オープニングのCGムービに登場するダッカータイプである。
- ダッカーIIβ
- ステージ3に登場。胴体がワニの頭のようなデザインをしていて、まるで口をあけるように砲を露出させて射撃する。機体は水色。
- ダッカーIIγ
- ステージ9に登場する要塞仕様機。この作品に出てくる他のダッカーと比べて若干小さく、丸み帯びたデザインである。砲を2門装備。機体は紫色。
- ダッカーIII
- ステージ7に登場するダッカーIIの改良型。噴射ノズルを装備し、浮遊しながら地形を移動する。砲は2門装備しているが撃たない。機体の色は緑。
- ヘビーダッカー
- ステージ9に登場する中ボス。かなり大型化されており、コアが1つ付いているためコア系ボスに含まれることもある。
- 攻撃方法は多彩で一定のサイクルを繰り返す。初めにコアの下に設置された機関砲から弾丸を連射した後、背中に背負った大型の砲からエネルギー弾をお辞儀をする様に撃ちながら、機体後部から追尾ミサイルを発射。そして機体を上に向けながら機関銃を掃射した後、背中の砲から大型レーザーをお辞儀をする様にして画面ほぼ全体をなぎ払う。その後、ミサイルを発射してすぐに、天井まで届く炎を出す機雷をばら撒きながら高速で画面外に消え、画面の奥(背景)から横滑りしながらエネルギー弾を撃ち、正面に戻ってくる。
- 安定した回避パターンが存在するものの、攻撃パターンごとに上下左右に安全な位置が入れ替わるので少しでも逃げ遅れたりすると撃墜されかねないという状況が続くため、特に機関銃や機雷の密度が増える高次周ではネオビックコアと併せてグラディウス外伝の強敵である。
[編集] グラディウスIV
本作では単装砲となった。機体の大きさは他の雑魚と同じか少し小さい程までに小型化された。
- ダッカー
- ステージ9に登場する要塞仕様機。しかし、要塞仕様とはいえ、下記の2機種とは外見上に大きな違いが無い。機体の色は緑で、砲身の色は黒。デザイン的に『グラディウス』のダッカーと似ている。
- ダッカー Type B
- ステージ2に登場する。ボディと色はダッカーと似ているが、砲身のデザインがダッカーと若干違い、足は黒色。
- ダッカー Type C
- ステージ4の前半に登場する。ボディと砲がこちらの砲は上記の2機種よりも口径が大きいが、攻撃力に代わりは無い。機体の色は灰色。
[編集] グラディウスV
ヴァンダー VANDER
- 公式によると、正式名称が「ヴァンダー」であり、通称が「ダッカー」とのこと。しかし、『グラディウスIII』のヴァン・ダーとは別物である。胴体の大きさにほぼ近い大型砲を1門搭載している。
[編集] ネメシス
ダッカーⅡ
- デザインはMSX版に良く似ている。
リフレクター
- 大型二足歩行機。要塞ステージにのみ登場する。ダッカーIIよりも大型。床から天井へ飛び移るなど軽快な動きを見せる。
[編集] ネメシスⅡ
ダイル
- ステージ1序盤に登場。頭部に旋廻砲塔らしきものがある。
ダッカーIV
- ステージ4に登場。専用ハッチから次々に現れる。デザイン上は前作のダッカーⅡによく似ている。またステージ5には前述のカーストダッカーに酷似したダッカータイプが出現する。
ビッグフッド
- ステージ4後半に登場する大型二足歩行機。球体の胴体から不釣合いに大きい二本の脚をもち、頭頂部の放蕩か放物線を描くように弾を投擲する。耐久力が高く、高速で移動して来るため注意。基本的に一機のみの登場だが、素早く撃破するともう一機現れる。
[編集] パロディウスシリーズ
- ペンギンダッカー
- 『パロディウス』シリーズのダッカーはその殆どがペンギンそのものである。基本的には本編のダッカーと同一の扱いだが、青は雄、パワーアップカプセルを持つピンク色は雌である。可愛らしい仕草で自機を追いかけ(たまに転ぶ)、口から弾を出す。オトメディウスにも登場。敵のゴーファー姉妹(グラディウスIIのラスボスのゴーファーがモチーフ)の手下としていろんな兵器に乗って登場する。
[編集] オトメディウス
- ペンタ
- 『オトメディウス』に登場するペンギンダッカー。果物型爆雷を投擲してくる。
- ダッカーR
- 東京ステージに登場する大型のダッカー型MT。ペンギンがパイロットとして搭乗している。耐久力が高く、リップルレーザーを連射してくる。同ステージでは2体出現するが2体目は突然上方から落下してくるため注意。
[編集] コナミワイワイワールド
- アヒル
- 『コナミワイワイワールド』のシューティングステージ後半に出現。
[編集] ワイワイワールド2 SOSパセリ城
- 『ワイワイワールド2 SOSパセリ城』のステージ8、「和風要塞TAKEYABU」と「コナミの神秘・モアイ遺跡」双方のステージにそれぞれ外見が異なるタイプが出現。TAKWYABUでは赤べこ、モアイ遺跡ではスフィンクスの様な姿である。従来のシリーズに比べかなり高速で移動してくる。
[編集] 近種
ロゴリスト RGOLIST
- 『グラディウスII』(AC版)のステージ5のボス直前にのみ登場。カーストダッカーとウロリストを掛け合わせたような機種である。JT-16に似たボディに歩行用の足を生やしたような姿をしており、色も同じ淡い緑。前転しながら移動し、攻撃するときは頭が割れて、通常弾を2方向に出す。
- ランキング画面ではカーストダッカーに玉乗りされるなど、ゲームグラフィックでは可愛らしい姿をしているが、公式のイラストでは1つ目のカメラがむき出しになった不気味な姿をしている。
[編集] 類似
外見は全く異なるが、攻撃方法が酷似しているキャラを記述する。
- オクタ
- 『沙羅曼蛇』と『ライフフォース』のステージ1に登場する生命体。スライム状の水色の身体をして、先端に赤紫色の丸い突起がある1本の触覚も持ち、そこから毒の弾を出す。大きさは普通の雑魚と同じ位。他作品では『グラディウスIII』の6面とAC版ステージ10から入れる隠しステージ『沙羅曼蛇』に登場し、ヴァン・ダーなどは2方向撃ってくるが、オクタは1発のみとなっている。
- ナム・ア・ミーン
- 『沙羅曼蛇2』のステージ3に登場する生命体。ダッカーをそのまま肉の塊にした様な姿で、色は灰色がかった緑。
[編集] 関連項目
- ウロス
- ジャンパー (グラディウス)
- 究極戦隊ダダンダーン(これを元にした同名のメカが中ボスとして登場)
- 魂斗羅スピリッツ(テトランダッカーと呼ばれる中ボスが登場)
- ウォーカーマシン#ダッガー(ダッガーについての解説)
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沙羅曼蛇 | 沙羅曼蛇 - ライフフォース - 沙羅曼蛇2 - 沙羅曼蛇 ポータブル |
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OVA | 沙羅曼蛇 (OVA) - 瞑想のパオラ - ゴーファーの野望 |
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