実況おしゃべりパロディウス
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ジャンル | シューティングゲーム |
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対応機種 | スーパーファミコン[SFC] プレイステーション[PS] セガサターン[SS] プレイステーションポータブル[PSP] |
開発元 | コナミ |
発売元 | コナミ |
人数 | SFC版、PSP版は1人 PS、SS版は2人同時プレイ可能 |
メディア | SFC:バッテリーバックアップ搭載カセット PS,SS:CD-ROM1枚 PSP:UMD1枚 |
発売日 | SFC:1995年12月15日 PS:1996年12月20日 SS:1996年12月13日 PSP:2007年1月25日 |
価格 | SFC:9,980円 PS,SS:4,800円 PSP:3,980円(税別) |
対象年齢 | CERO:C(15歳以上対象)(PSP) |
その他 | PS,SS,PSPは『実況おしゃべりパロディウス フォーエバー・ウィズ・ミー』 |
『実況おしゃべりパロディウス』(じっきょう-)はコナミから発売された日本のゲームソフト。略称は「実況パロ」、「実パロ」。
1995年にスーパーファミコンの横スクロールシューティングゲームとして発売され、1996年にプレイステーション、セガサターンに大幅なパワーアップ・アレンジを加えて移植された。
同社の『パロディウス』シリーズの第4作目。1997年に発売されたグラディウス外伝と同様家庭用オリジナル作品であり、それを前提とした要素が取り入れられた作品。2007年1月25日発売されたのPSP用ソフト『パロディウス ポータブル』にも収録されている。
目次 |
[編集] 作品解説
本作はタイトルについている通り、八奈見乗児扮する初代パロディウスの主人公「タコ」による実況解説が入っている[1]のが特徴で「顔が弱点だよ」や「真ん中を狙って」とボスの弱点を教えてくれたり、緑色ベルを取った直後に自機が巨大化すると「あらまぁ、デッカイのね」と驚いてくれたり、ボスが自機めがけて突進したりすると「危な~い!!」と注意してくれたり、スピードアップを取りすぎて最高状態になると「あーっ、もう知らないっ!!」と心配してくれたりする。口調は「タイムボカンシリーズ」に登場する三悪の頭脳担当キャラ[2]とほとんど同じで「全国の女子高生のみなさ~ん」「今週のハイライト~[3]」「ポチっとな」「スカポンタン!![4]」「イケズ!」などのセリフも飛び出す。これはコナミが「実況パワフルプロ野球」に搭載していた特殊チップを応用している。また、PS、SS版では2P側に小原乃梨子による実況タイムボカンシリーズに登場する三悪の女リーダー担当キャラ[5]とほとんど同じ口調)も追加されている[6]。
また、家庭用オリジナルということもあり、プレイ途中でのセーブ・ロード機能が存在しているほか、ステージごとに隠れている妖精を集めることで、メニュー項目や自機追加の特典がつくなど、今までのシリーズにはない試みがなされている。さらに、今まで2P専用として登場していたキャラクターにも1Pキャラクターとは少し違った装備が施され、主役キャラクターとなっている。
1996年にはプレイステーション、セガサターンに移植されたが、オリジナルであるSFC版からはステージ構成をはじめ、いくつかの変更点(後述)があり、スーパーファミコン版『グラディウスIII』のときのような混乱を避けるためかどうかは不明だが、タイトルが『実況おしゃべりパロディウス フォーエバー・ウィズ・ミー』[7]に変更されている。
キャラクターイラストレーションは全機種とも漫画家のあさりよしとおが担当。
[編集] ゲームシステム
ゲームシステムは基本的に『極上パロディウス』を踏襲しているが、「フォーエバー・ウィズ・ミー」では「!?」にスロットの要素が追加されており、さらに強力なベルパワーが使用可能になっている。
[編集] 基本操作
- ボタンの配置はオプションで変えることが出来る。
- PS版:ショット…× ミサイル…× パワーアップ…□ ベルパワー…○
- SS版:ショット…B ミサイル…B パワーアップ…A ベルパワー…C
[編集] 登場キャラクター
- ビックバイパー
- シリーズのパロディ元である『グラディウス』シリーズに登場する、超時空戦闘機。本作では、タイヤキ屋をやっている。幻のタコヤキを横取りし、副業でタコヤキ屋を始めて私腹を肥やそうとしている。
- ロードブリティッシュ
- 惑星ラティスの防空戦闘機で、惑星王家第1王子の名を冠する機体。幻のタコヤキを横取りして、タコヤキ屋を開業しようと目論む。今回は、リップルレーザーがダブルとして使用可能。バリアはマルチシールドで、右、上、左、下の順に貼れる。
- タコヒコ
- 『パロディウスだ!』の主人公であるタコ(本名はMr.パロディウス)の次男。野球帽をかぶっている。タコに幻のタコヤキを探すように言われた長男のタコスケにそそのかされて、幻のタコヤキ探しに出発する。
- ベリアル
- タコヒコにあこがれてついてきたが、実際は赤ければ誰でもいいらしい。相変わらず性別は不明。装備はグラディウスIIの3番装備に近い。
- ツインビー
- 『ツインビー』シリーズに登場する戦闘機。気がつけば口がついていたので、食事のために幻のタコヤキ探しに参加。
- ウィンビー
- パイロットのパステルばかりがもてはやされている事に対する欲求不満をぶつける為に参加。しっぽバリアを装備。
- ペン太郎
- 『けっきょく南極大冒険』で南極を一周したペンギンの息子。凶暴化してきたお花ちゃんにおびえていて、彼女の口実のため幻のタコヤキ探しに強制参加させられた。
- お花ちゃん
- 今回もペン太郎のことが心配でついてきたとは本人の弁だが、実際は破壊の快感に目覚めており、幻のタコヤキ探しに参加して暴れまわるための口実である。ミサイルはスプレッドボム。
- そいつ、どいつ
- 「こいつ」と「あいつ」が発見された際、「そいつ」と「どいつ」も存在すると誰かが冗談で言ったら本当に発見された存在。そいつはグレードアップ型で緑、どいつはオプション型で黄色。
- ウパ
- ファミコン用ソフト『バイオミラクル ぼくってウパ』の主人公。ルアクーヨ王国の王子で、異常発達した嗅覚で幻のタコヤキのにおいを嗅ぎ付けて城をとびだしてしまう。『雷電』が装備の元ネタ。
- ルパ
- ウパの妹。国王の頼みで兄を城に連れ戻すことに。装備の元ネタは『達人王』。
- ミケ
- ウインビーのカラオケ仲間の斑のついた猫。幻のタコヤキ探しに参加したウインビーを連れ戻しカラオケになだれ込もうとしている。装備は『ダライアス』が元ネタで、フォースフィールドはコタツで重ね貼り式(机→コタツ→置物→置物豪華版)になっている。
- ラン
- ツインビーの茶飲み友達の白ネコ。タコヒコを見て以来、一度はタコを食べたいという衝動にかられ幻のタコヤキ探しに参加。装備は『R-TYPE LEO』が元ネタでホーミングビットとリフレクトショットが強み。
- スゥ
- ビックバイパーのタイヤキ屋の常連客の12歳の妖精。幻のタコヤキの一件は彼から聞いて知った。ビックバイパーと同じ武装にしようとしたが、ミサイル~オプションまで配列が逆になっている。
- メミム
- 741歳の妖精。幻のタコヤキの噂を聞いて探しては失敗を繰り返しており、今度こそはと執念を燃やしている。
- ドラキュラ君、キッドドラキュラ(PS・SS版のみ)
- SFC版『極上パロディウス』では最初から選択可能だったが、今回はPS,SS版で妖精を全部集めることで使用可能になる隠しキャラとして登場。装備の元ネタは、ドラキュラ君が『アクスレイ』、キッドドラキュラが『サンダークロス』。
[編集] ステージ紹介(SFC版基準)
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
Stage | 内容 | 解説 | ボス(カッコ内は元ネタと推測されるボス) | ステージ音楽 | ボス音楽 |
1 | ソウル | ディスコ風のステージ。 大阪道頓堀の名物看板が多数置いてある。 |
ジュデー&メローラ | KC and the Sunshine Band「ザッツ・ザ・ウェイ」PSP版ではDDRよりNAOKI作曲:「BRILLIANT 2U」 | 筒美京平作曲:魅せられて |
2 | 学校 | 恋愛ゲーム『ときめきメモリアル』のパロディが盛り込まれたモアイ面。中盤に登場するモアイは、同作のキャラクター「目つきの悪いコアラ」を模した風貌になっている。 | 巨大ひかる&あかね | 「Jumping Smile」 「思い出の数だけ…」(ときめきメモリアル朝日奈夕子・藤崎詩織のテーマ) ボロディン作曲「韃靼人の踊り」 |
ネッケ作曲:クシコスポスト |
3 | 野原 | ツインビーシリーズのパロディで、雲に攻撃を当てるとベルが出てくるため点稼ぎにもってこいの面。同作品の雑魚敵であるザコビーが敵キャラとして登場。 | バロンビー | ペツォールト作曲:メヌエット(ラヴァーズ・コンチェルト) 「風の贈り物」 「天空の要塞ラピュタ」(出たな!!ツインビーの道中の曲) |
「Kiss My Parasol」(ツインビーヤッホーボス曲のアレンジ) |
ボインビー | |||||
4 | 江戸 | アクションゲーム『がんばれゴエモン』のパロディ。飛び跳ねる桜の木、餅つき、歌舞伎役者などの日本風の障害物が特徴。後半に餅菓子(煎餅など)やこんぺい糖を掘り進む地帯がある。 | ゴエモンコンパクト→ミスコンパクト | ザ・ベンチャーズ「ダイアモンドヘッド」 「城下町」(がんばれゴエモン) |
「ゴエモン・インパクト」(がんばれゴエモン2・インパクト搭乗時のボス戦アレンジ) |
5 | お菓子 | 前作のステージ3の雑魚敵が再登場するポリゴン風のステージ。ゼクセクスの第2ステージのパロディ。ボスは死に際に体当たりを行うので注意。 | デコレーションコアMk-II(ビッグコアMk-II) | サティ作曲ジュ・トゥ・ヴー ドビュッシー作曲「2つのアラベスク 第1番」 |
「Take care!」(グラディウスIIボス曲のアレンジ) |
6 | ハイウェイ | ガンシューティング『リーサル・エンフォーサーズ』のパロディの高速スクロール面。道中にあるコインをとると点数が加算される。 | 殿様(対戦ぱずるだまより) | 「パトロールマン」(リーサルエンフォーサーズの道中の曲) | 「余Win」(対戦ぱずるだま殿様のテーマ) |
7 | ボスラッシュ | グラディウスシリーズ伝統のボスとの連戦。ザブ地帯後に三体のボスと戦闘になる。最初のビッグコアは初代グラディウスと違い途中で後に回り込んでくるので後方への攻撃手段のない機体は注意が必要。3体目のブラックツインビーは最初ビッグバロンビーに搭乗しておりこれを破壊するとブラックツインビー戦に移行。 | ビッグコア | ||
女幽霊(がんばれゴエモン~ゆき姫救出絵巻~より) | |||||
ビッグバロンビー→バロンビー | 「Aircraft Carrier」(グラディウスボス戦のアレンジ) 「思春期のボス」(がんばれゴエモン女幽霊のテーマ) 「ぶっとび大砲野郎どもに捧ぐ」(Pop'nツインビーのボスの曲) |
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8 | お祭り | 『グラディウスIII』の要塞面の構造を模した最終面。但し基になっているのはSFC版なので停電ポイントや回転レーザーは存在しない。ちちびんたリカはシャドーギアMk-IIと違って破壊不可能 | 要塞きんぎょやさん(SFC版『グラディウスIII』に登場する中ボス「ディスラプト」のパロディ) | ||
ちちびんたリカ(祭Ver.) | |||||
ばくてり屋(バクテリアン) | グラディウスIII要塞面の曲・グラディウスIIクラブのテーマ | 「Airclaft Carrier」(グラディウスボス戦のアレンジ) |
[編集] PS,SS版での変更点
ステージ
- 1面
- 序盤で、『極上』のオープニングに近い演出を見ることができる。ミラーボールの弱点がクサリから真ん中に変更。
- 2面
- ポーズ中にあるコマンドを入力するとBGMが『ときめきメモリアル』藤崎詩織役の声優である金月真美のボーカルが入るバージョンに切り替わる。ボスは、ポージングが変わっており髪をなびかせたときに花びら型の雑魚が出現するなど、攻撃方法が大幅に異なる。
- 3面
- 地形の家がツインビー仕様になり、背景の雲のキャラクターが増加。中ボスのバロンビーを搭載している戦艦がワルモン博士の登場する豚顔の戦艦になっている他、ボインビーが投げキッスによる攻撃を行ってくるようになった。
- 4面
- ゴエモンコンパクトの爆弾の軌道が大きく異なり、第二形態がエビス丸になる。
- 5面
- ボスの弱点に奥行きがなくなり、攻撃も追加された。
- 6面
- リーサル・エンフォーサーズが実践される。終盤に高速ステージではおなじみの開閉するゲートが連続する地帯が追加され、ボスはPS、SSオリジナルのネコ戦闘列車に変更(BGMはリムスキー・コルサコフの熊蜂の飛行)。
- 7面
- ザブがナルト型からぱずるだま型に。ボスは「対戦ぱずるだま」のジョン・ワン次郎、ペンクロー、とのさま(SFC版6面とは攻撃がまったく異なる)に変更(攻撃はSFC版の7面とほぼ同じ。BGMは登場順に、「スゥール・ノウ」、「Puzz-Rock」、「余Win」)。
- おまけ面
- 新規の特別ステージが2種類追加されている。一つ目はSFC版『パロディウスだ!』のおまけ面と同様にスコアアタックが目的で玩具をモチーフとしたステージ。BGMはアイネ・クライネ・ナハトムジーク。二つ目は高速スクロールでのタイムアタックを競う(自機をスピードアップさせるとスクロール速度も上昇)。F1をモチーフにしており、正式名称は「P1(ピヨワン)グランプリン in 鐘鹿(ベルカ)」(鐘鹿は鈴鹿サーキットのパロディ)。BGMはTruth(F1のメインテーマ)
- PS版のみの追加ステージ
- ステージクリア時に「アクシデントステージ」が乱入することがある。これはオプションで切ることも可能。
- SS版のみの追加ステージ
- EXTRAステージが追加されている。
ちなみに、PS、SS版のサブタイトルの『フォーエバー・ウィズ・ミー』は、同じくPS、SS版の『ときめきメモリアル』のサブタイトルである『フォーエバー・ウィズ・ユー』のパロディで、ロゴもそれに合わせたものである。
以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] その他
後に「そいつ」と「どいつ」が、それぞれ「ソイツ」「ドイツ」として遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズのモンスターカードとなっている。共に単体では全カードの中でも名実共に最弱の部類に属するが、ユニオン(合体)することでなかなかの強力モンスターとなる。
[編集] 脚注
- ^ なお、八奈見はゲーム中の実況だけでなく、オープニングデモのナレーションも担当している。
- ^ 「タイムボカン」のグロッキー、「ヤッターマン」のボヤッキー、「ゼンダマン」のトボッケー、「タイムパトロール隊オタスケマン」のセコビッチ、「ヤットデタマン」のジュリー・コケマツ、「逆転イッパツマン」のコスイネン、「イタダキマン」のダサイネン、「怪盗きらめきマン」のヒエール等。
- ^ ただしゲーム中では「本日のハイライト~」と言っている。
- ^ 間違ってパワーダウンした時に必ずと言っていいほどこのセリフが出てくる。本来は小原乃梨子のアドリブ。
- ^ 「タイムボカン」のマージョ、「ヤッターマン」のドロンジョ、「ゼンダマン」のムージョ、「タイムパトロール隊オタスケマン」のアターシャ、「ヤットデタマン」のミレンジョ姫、「逆転イッパツマン」のムンムン、「イタダキマン」のヤンヤン、「怪盗きらめきマン」のルージュ等。
- ^ なお実況はコンフィグ【設定】画面でOFF(無効)にすることも可能。
- ^ サブタイトルは同社の有名ゲームのセルフパロディ。
[編集] 外部リンク
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OVA | 沙羅曼蛇 (OVA) - 瞑想のパオラ - ゴーファーの野望 |
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