ズールー人
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ズールー人（Zulu）はアフリカの民族。
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[編集] 概要
ニジェール・コンゴ語族に属するアフリカの民族で南アフリカ共和国からジンバブエ南部にかけて広い範囲に約570万人が居住している。南アフリカ共和国では最大の民族集団となっている。
[編集] 歴史
19世紀初頭に建国されたズールー王国の指導者シャカ・ズールーにより強大な軍事力を背景に周辺の部族を次々と征服していったが、1880年のズールー戦争でイギリスに敗北し、王国は分割統治された。
[編集] 言語
主要母語はズールー語。コーサ語と同じくバントゥー語群にはない吸着音を持つ。詳細はズールー語を参照。
[編集] 生活
トウモロコシ、サトウキビ、綿などの栽培や牛、ロバ、羊などの家畜飼育により生計をたてる者が大半を占める。
[編集] 文化
ズールー人の伝統的な文化としてイシカタミアがある。無伴奏合唱のひとつで爪先でステップを踏みながら鼓舞する踊り。 また、ズールー人の伝統文化とアメリカのジャズやロックに影響を受けたアフリカの音楽（ジャイブ）が融合して出来たダンス音楽としてムバカンガなどは有名である。
[編集] その他
- 南アフリカ共和国の政党のひとつであるインカタ自由党はズールー人を主な支持基盤としている。
[編集] 関連項目
- バントゥー語群
- シャカ・ズールー
- ズールー (小惑星)（ズールー人に因んで命名された小惑星）
[編集] 参考文献
- 『人類大図鑑』- ロバート・ウィンストン(2006年,ISBN 9784777051670)
- 『南アフリカ―現代政治史の鳥瞰図』- 堀江浩一郎(1995年,ISBN 9784906319558)
