スーパータイム関東
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スーパータイム関東(すーぱーたいむかんとう)は、『FNNスーパータイム』の補充番組で、フジテレビで1993年10月から1994年3月にかけての半年間放送された首都圏の一週間を振り返る毎週金曜日17時30分からの30分のローカルワイド番組だった(テーマ曲は小山田圭吾の『The Love Parade』を使用)。
キャスターはフジテレビアナウンサーの福井謙二と当時はフジテレビアナウンサーだった中村江里子。もちろん、初日の放送のエンディングでも、当時『スーパータイム』のキャスターだった露木茂(当時)と安藤優子が登場した。これは「『スーパータイム』が、今日から10年目に入ります。」という告知で登場した。
本来は『どさんこワイド120』(札幌テレビ放送)を筆頭とする夕方ワイド番組の流れを受け、首都圏でも地元密着型のニュースワイド番組を始めて他局から逃げ切ろうという戦略的番組であり、いずれは月曜~金曜の帯番組にする予定だった。実際フジテレビでは、北海道には自社系列の北海道文化放送があるにも関わらず、本番組の開始に先立ち夕方ワイド番組の制作ノウハウを学ぶため、系列外の札幌テレビ放送に社員を出向させたほどだった。
しかし視聴率は低迷、1994年4月改編にてフジは夕方よりも早朝の強化を選択し『めざましテレビ』を開始、これに伴い『ポンキッキーズ』を夕方5時に移転したことから同番組も終了となった。それからフジが夕方5時台に報道番組を設置するのは1999年の『FNNスーパーニュース』(時間拡大)まで5年間待つこととなる。