シュフラン級駆逐艦
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シュフラン級駆逐艦 | |
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艦級概観 | |
艦種 | フリゲート |
次級 | フォルバン級駆逐艦 |
性能諸元 | |
排水量 | 5,335トン |
全長 | 158 m |
全幅 | 15.50 m |
吃水 | 7.25 m |
機関 | 4缶、タービン4機、2軸推進、 72,500 hp (54 MW) |
最大速力 | 34ノット |
航続距離 | |
乗員 | 士官23名、兵員360名 |
兵装 | マズルカ艦対空ミサイル 48発 MM38 エクゾセミサイル 4発 MM38 対潜爆雷 10発 100mm砲 2門 20mm砲 4門 |
シュフラン級駆逐艦は、フランス海軍が初めて建造したミサイル駆逐艦で国産のマズルカ艦対空ミサイルを装備している。フランス海軍ではフリゲートとして扱われているが、記号は駆逐艦を示す「D」を使用している。1960年の計画では3隻を建造する予定だったが、予算の都合で2隻で打ち切られた。
[編集] 概要
マズルカ艦対空ミサイルを誘導する為に装備された艦橋上の大きなレドームが外観上の大きな特徴。対潜ミサイルとしてマラフォンSUMを搭載して、対空と対潜能力を高めた。同時期に建造されたクレマンソー級航空母艦の護衛をする事を主任務として建造された。1970年代の改装でエグゾセ艦対艦ミサイルも装備され、バランスの取れた駆逐艦になった。
1990年代に入り、イギリスとイタリアと共同で後継艦の計画(ホライズン計画)を進めていたが、途中でイギリスが脱退するなどして計画は遅れ、シュフランは後継艦の就役を待たずに2002年に退役した。ホライズン計画からフォルバン級駆逐艦を建造中で、就役を待ってデュケーヌも退役する。
[編集] 同型艦
- D602 シュフラン 1967年竣工
- D603 デュケーヌ 1970年竣工