シムス級駆逐艦
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シムス級駆逐艦 | |
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艦級概観 | |
艦種 | 駆逐艦 |
艦名 | 海軍功労者 一番艦はウィリアム・シムス提督に因む。 |
前級 | ベンハム級駆逐艦 |
次級 | グリーブス級駆逐艦 |
性能諸元 | |
排水量 | |
全長 | |
全幅 | |
吃水 | |
機関 | |
最大速力 | |
航続距離 | |
乗員 | |
武装 |
シムス級駆逐艦(Sims Class Destroyers)は、アメリカ海軍が建造、保有した小型の駆逐艦。第二次世界大戦(太平洋戦争)で活躍した。ベンハム級駆逐艦をベースに設計、建造された。
目次 |
[編集] 概要
本級は7カ所の造船所で建造され、1939年から40年にかけて就役した。一番艦シムスは、ウィリアム・シムス提督に因み命名された。本級は第二次世界大戦に先立って建造された最後の艦級であった。7隻が大戦を生き残ったが、1946年までに全艦が退役した。
喪失した5隻のうち、4隻は日本海軍、1隻がドイツ海軍によって沈められた。7隻の残存艦の内3隻はオーバーホール途中に退役が決定しスクラップとされた。4隻はビキニ環礁での原爆実験、クロスロード作戦に使用され1隻が最初の爆発で沈没、3隻は二年後に標的艦として撃沈された。
[編集] 同型艦
- シムス Sims (DD-409):1942年5月7日に珊瑚海海戦で沈没
- ヒューズ Hughes (DD-410):原爆実験後1948年10月16日に標的艦として沈没
- アンダーソン Anderson (DD-411):原爆実験で1946年7月1日に沈没
- ハムマン Hammann (DD-412):1942年6月6日に潜水艦伊-168によって撃沈
- マスティン Mustin (DD-413):原爆実験後1948年10月16日に標的艦として沈没
- ラッセル Russell (DD-414):1947年9月にスクラップとして売却
- オブライエン O'Brien (DD-415):1942年9月15日に潜水艦伊-19の攻撃で大破、10月19日に沈没
- ウォーク Walke(DD-416):1942年11月15日に第三次ソロモン海戦で沈没
- モリス Morris (DD-417):1947年8月2日にスクラップとして売却
- ロウ Roe (DD-418):1947年8月にスクラップとして売却
- ウェインライト Wainwright (DD-419):原爆実験後1948年7月5日に標的艦として沈没
- バック Buck (DD-420):1943年10月9日にイタリア、サレルノで潜水艦U-616によって撃沈
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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