サン・マルタン運河
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サン・マルタン運河(-うんが 仏 : Canal Saint-Martin)はフランス、パリの運河である。全長4.55km。
セーヌ川のアルスナル港からラ・ヴィレット運河とその続きのウルク運河を結んでいる。開通したのは1825年である。25mの高低差があるために9つの閘門がある。幅が狭いため当初はパリに飲料水を導くために使われたが、現在はレジャー用になっている。運河の一部は地下水路になっている。地下化でバスティーユ広場からレピュブリック大通りまでのリシャール・ルノワール通りが1862年に、ジュレ・フェリ通りが1907年にできた。運河が地上に出ているところではジュマペ通りに沿って有名な北ホテルがある(マルセル・カルネ監督の1938年の映画『北ホテル』Hôtel du Nord に登場した)。また、シスレーの絵画の題材にもなっている。
サン・マルタン運河は1970年代の初め、4車線の都市高速道路を造るためになくなりそうになったが、すぐにこの計画は中止された。現在では河岸が整備されている。このエピソードについては映画L'An 01でふれられている。
[編集] 交通
- メトロ 2,5,7bis線 ジョレス駅Jaurès下車