サヤハシチドリ
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サヤハシチドリ(鞘嘴千鳥、Chionis alba)は、コウノトリ目サヤハシチドリ科もしくはチドリ目サヤハシドリ科の海鳥。一般にチドリと総称されるチドリ科とは、同目別科である。ナンキョクバト(南極鳩)とも言うが、ハトとの類縁関係は薄い。
体長約40センチメートル、広げた両翼の長さ約80センチメートル。南極半島、パタゴニアなど南アメリカ大陸南部、フエゴ島、南大西洋の島々に生息する。雑食だが、主に腐肉食。ペンギンの雛や卵を捕食したり、南極基地のゴミをあさったりする。
近縁種にカオグロサヤハシチドリ (Chionis minor) がいる。