サウスカロライナ級戦艦
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サウスカロライナ級戦艦 | |
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艦級概観 | |
艦種 | 戦艦 |
艦名 | 州名。1番艦はサウスカロライナ州に因む。 |
前級 | ミシシッピ級戦艦 |
次級 | デラウェア級戦艦 |
性能諸元 | |
排水量 | 基準:16,000トン |
全長 | 452 ft 8 in (137.97 m) |
全幅 | 80 ft 2 in (24.43 m) |
吃水 | 24 ft 5 in (7.44 m) |
機関 | |
最大速力 | 18.79 ノット (ミシガン公試時) |
航続距離 | 6,950海里 |
乗員 | 士官51名、兵員881名 |
武装 |
サウスカロライナ級戦艦(South Carolina-class battleships)は、アメリカ海軍の戦艦の艦級。本級は2隻が建造された。本級はドレッドノートよりも早く設計され、その設計思想は似たようなものであったが、建造が遅れたためドレッドノートの就役後に竣工した。
本級については早くも1902年に議論がなされたとアメリカ海軍の公式「議事録」に記録されている。その設計は革命的な「クリーン・シート」設計のドレッドノートの様なものではなく、前のコネチカット級戦艦を発展させたものであった。すべてのアメリカ戦艦に共通する設計上の特性は本級にはっきりと表れていた。
それまでのアメリカ戦艦は大きな活動距離を持つものの、燃料である石炭の貯蔵庫が船体設計に影響を与えていた。そのため本級ではそれほど強力ではないが燃費の良いVTEエンジンが採用された。同様の主機はニューヨーク級戦艦の2隻およびデラウェア、オクラホマに採用された。
本級は当初武装として連装8インチ砲に変えて単装12インチ砲を上部構造上に装備し、貧弱な7インチ副砲を撤去したが、12インチ砲は射撃の反動によるトラブルが多発したため、砲塔に収められる改修が行われた。サウスカロライナ級は背負式の砲塔を持つ初の艦となり、その砲塔配置は以後の艦でも採用された。この配置は全ての砲が舷側へ指向することが可能となり、舷側部分への砲を廃止することで前級同様の重量で建造することが可能となった。なおこの砲塔配置は「ミシガン配置」と呼ばれている。ミシガンのほうがネームシップであるサウスカロライナより先に起工・竣工したためと思われる。
第一次世界大戦の間、両艦はその低速から前弩級戦艦と作戦行動を共にした。本級はワシントン海軍軍縮条約の結果2隻とも廃棄された。
[編集] 関連項目
サウスカロライナ級戦艦 |
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