デラウェア級戦艦
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デラウェア級戦艦 | |
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艦級概観 | |
艦種 | 戦艦 |
艦名 | 州名。1番艦はデラウェア州に因む。 |
前級 | サウスカロライナ級戦艦 |
次級 | フロリダ級戦艦 |
性能諸元 | |
排水量 | 基準:20,380トン |
全長 | 518 ft 9 in (158.12 m) |
全幅 | 85 ft 3 in (25.98 m) |
吃水 | 27 ft 4 in (8.33 m) |
機関 | 25,000 shp (18,650 kW) |
最大速力 | 21 ノット |
航続距離 | |
乗員 | 士官、兵員933名 |
武装 | 12インチ (30.5 cm)連装砲5基 5インチ (12.7 cm)砲14門 21インチ (53.3 cm)魚雷発射管2門 |
デラウェア級戦艦(Delaware-class battleships)は、アメリカ海軍の戦艦の艦級。本級はアメリカ海軍における真の「弩級戦艦」であり、5基の砲塔に連装12インチ砲を搭載、20ノットの高速を発揮することができた。本級の2隻は1908年と1909年に就役した。
ドレッドノートの就役と正確な情報の不足に刺激され、アメリカ海軍および議会はドレッドノートを建造途中の2隻のサウスカロライナ級戦艦よりも遙かに高性能な艦であると考えた。実際にはサウスカロライナは速度でのみ劣っていた。デラウェア級に対し議会は建造費が600万ドルを超過しないよう制限していたが、サウスカロライナ級よりも遙かに強力であり、12インチ砲2門増加、3インチ砲に変えて5インチ砲を装備し、速度でも2.5ノット上回っていた。試験的にデラウェア級の2隻は異なった主機が装備された。デラウェアはレシプロ式を装備し、ノースダコタはカーチス式を装備、当初はダイレクトドライブ方式であったが後にギアードタービン式に変更された。運用の結果ノースダコタはデラウェアよりも航続距離が短いことが判明した。
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