コリブリ 2.7mm拳銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2.7mmコリブリと45ACP弾(画面右) |
|
2.7 mm Kolibri | |
---|---|
種類 | 半自動拳銃 |
製造国 | オーストリア=ハンガリー帝国 |
設計・製造 | Franz Pfannl・Kolibri |
口径 | 2.7mm |
銃身長 | |
ライフリング | |
使用弾薬 | 2.7mmコリブリ |
装弾数 | |
作動方式 | シングルアクション |
全長 | |
重量 | |
発射速度 | {{{発射速度}}} |
銃口初速 | 198 m/s |
有効射程 |
コリブリ 2.7mm拳銃(コリブリ 2.7みりけんじゅう 英:2.7mm Kolibri Car Pistol あるいは 2.7x9 mm Kolibri )とは市販されたセンターファイア銃の中で最小とされている銃である[1]。Georg Grabner の金銭援助のもとオーストリアの時計職人 Franz Pfannl により1910年に特許が取得され、1914年にリリースされた。コリブリはセミオートのシングルアクション銃およびセルフディフェンス用銃としてデザインされている。
[編集] 背景
カートリッジは5.3グラム(81.79グレイン)の重さがあって、その最も広い部分は3ミリ(.118インチ)である。プライマーの根元から弾頭までは11ミリ(.443インチ)である。銃弾そのものは3グレイン(0.2グラム)であり、弾丸の初速は秒速650フィート(秒速198メートル)、マズルエナジーは2フィートポンド以下しか無かったとされている。
射撃性能はあまり良くはなかった。 2ミリ Kolibri の小ささは個々のカートリッジを扱うこと、そしてそれを装填することを難しくした。そして銃弾それ自身は、弾丸が松の板に対したった0.5インチから1.5インチ(12.7 - 38.1ミリ)だけしか貫通することができなかったことが示すようにかなりの弱装弾であった。 当時の技術ではそのような小さな口径の銃身にライフリングを刻むことは出来なかったので、射撃においては若干の精度の問題があった。
このシリーズとほとんどの武器はFranz Pfannl によって、1938年に中止された。
このカートリッジ(そして関連した銃のシリーズ)は、弾薬一発が70ドル以上で売られており、収集家にとっては珍品である。 この弾薬のためのオリジナル銃も高額で取引されているという。
[編集] 関連項目
[編集] 脚註
- ^ Barnes, Frank C. Cartridges of the World. DBI Books, 1976, p.146
この「コリブリ 2.7mm拳銃」は、武器・兵器に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています(軍事ポータル|軍事PJ)。 |