ケータイ捜査官7
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『ケータイ捜査官7』(ケータイそうさかんセブン)は、テレビ東京系列及び岐阜放送で2008年4月2日より放送されている特撮テレビ番組。放送時間は水曜日の19:00 - 19:26[1]
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目次 |
[編集] 概要
原作は『攻殻機動隊』等で有名なアニメ製作会社のプロダクションI.Gほか。CGによるVFXを多用し「《明日未来》VFXエンタテインメント」と称している。作中登場の「フォンブレイバー」を模した携帯電話がソフトバンクモバイルより発売される他、第4話では同社のCMの「お兄ちゃん」役で知られるダンテ・カーヴァーがゲストとして出演している。
テレビ東京におけるゴールデンタイムでの連続現代劇(ドラマ)としては、2000年の夏から秋にかけて放送された『ハッピー2 愛と感動の物語』以来7年半ぶりとなる。
シリーズ監督の三池崇史は「子供向け番組であるが、子供に媚びることなく、『テレ東をなめるな』の気持ちで自分達も楽しんで作ってゆきたい」としている[2]。
視聴率は、裏番組のフジテレビ「クイズヘキサゴン2」[3]やNHK「ニュース7」などの高視聴率番組に押され、3%台と低迷している。
[編集] あらすじ
高校生の網島ケイタは、ある日工事作業用の機械が暴走する事件に巻き込まれてしまう。そこには滝本壮介という男と、1体の動く携帯電話がいた。ケイタはその携帯電話・フォンブレイバー7の指示に従い、事件の解決に貢献する。傷ついた滝本は死亡、ケイタはその機関のエージェントとして活動することとなった。
[編集] 登場人物
[編集] アンダーアンカー
- 網島 ケイタ(あみしま けいた)
- 主人公。高校1年生。エージェントの1人で、フォンブレイバー7のバディ。父・健太郎の転勤の影響で転校を繰り返し、友人作りに疲れ人との接触を面倒がり避ける。責任感とその "優しさ" を滝本に見抜かれ、フォンブレイバー7を受け継ぎバディとなる。
- 桐原 大貴(きりはら だいき)
- エージェントの1人で、フォンブレイバー3のバディ。挑発的な態度を執り、周囲にだけでなく自分にさえ厳しい。仕事は完璧で、アンダーアンカーのエースとも言うべき人物。「顔も分からないような奴は信用できない」という理由からネット社会を嫌っており、また顔が分からないことをいいことにネットを悪用する人間を憎んでいる。
- 滝本 壮介(たきもと そうすけ)
- ケイタがアンダーアンカーへ入ることとなった原因を作った1人であり、フォンブレイバー7の元バディ。アンダーアンカーの優秀なエージェントであったが、ケイタを庇い重症を負ってしまい、その怪我が原因となり死亡してしまう。
- 美作 千草(みまさか ちぐさ)
- ケイタが所属する部課の主任。滝本の恋人。
- 麻野 瞳子(あさの とうこ)
- エージェントの1人で、フォンブレイバー4のバディ。男運が悪く、支倉などから「恋する瞳子に関わった者は不幸になる」、「恋愛中の瞳子には近づくな」などと言われている。
- 水戸 幸平(みと こうへい)
- 開発部部長。開発部部員からは「ご隠居」と呼ばれている。羊羹好き。
- 支倉 真由子(はせくら まゆこ)
- 開発部部員。メカオタク。
- 榊 睦月(さかき むつき)
- 開発部部員。
- 伊達 雄人(だて ゆうと)
- アンダーアンカーの顧問。
- 宗田 雅芳(そうだ まさよし)
- アンダーアンカーの会長。
[編集] フォンブレイバー
- フォンブレイバー7(フォンブレイバーセブン)
- ケイタのフォンブレイバー。最新型でボディカラーは白。何かと口煩く、ケイタにマナーモードにされても私用の携帯にメールを入れてまで何かと口出ししている。
- 型式番号はPB-CMP-TEST07。サイズはモバイルフォーム時H158×W50×O33mm、アクティブフォーム時H286×W50×O33mm。本体重量は350g、握力は20kg。速度は歩行時1km/h、疾走時4km/h。
- フォンブレイバー4(フォンブレイバーフォース)
- 瞳子のフォンブレイバー。ボディカラーはピンク。現在は壊れているため、修理中である。
- フォンブレイバー3(フォンブレイバーサード)
- 桐原のフォンブレイバー。ボディカラーは青。常に丁寧語を使っており、新入りのケイタにも腰が低い。
- 型式番号はPB-CMP-TEST03。現在、システムダウン中。
- フォンブレイバー01(フォンブレイバーゼロワン)
- アンダーアンカーが開発した初のフォンブレイバー。ボディカラーは黒。ある事件から人間への不信感を持ち、突如アンカーから姿を晦まし、以後理想のバディを求めて犯罪を企てし者に協力する。いつも鼻歌を口ずさんでおり、気障な口調で喋るが、小さな身体ゆえの苦労(通風管内を飛ばされる、滑り降りていたボウリング場のピン型看板から落下する、など)に晒され、今一つ格好がつかないことも少なくない。気に入らない相手に対しては「お前は圏外だ」と言い残して去る。ブーストフォンデモリッションなどを使いこなし、単独での潜入工作や戦闘までこなす。
- 型式番号はPB-CMP-PROT01。
- ブーストフォンシーカー
- 潜入捜査を目的に、カメラ機械のスペシャリストとして開発されたブーストフォン。単体ではサーモカメラや赤外線カメラなどの多くの撮影機能を持っている。
- ブーストフォンスピーカー
- サウンド機能を特化したブーストフォン。単体では各種スピーカーと高性能集音システムで音に関する様々な捜査に対応する。フォンブレイバーとの合体時には、衝撃波を放って攻撃することも可能。
- ブーストフォンデモリッション
- 第2話でフォンブレイバー01が装着していた。チェーンソーが武器。又、アクティブモードでは蠍のような外見
- ブーストフォングラインダー
- ブーストフォン初の人型ブーストフォン。
- ブーストフォンメディック
- ブーストフォンアナライザー
- ブーストPCソリッド
[編集] 警察
- 志村 克彦(しむら かつひこ)
- 捜査7課(ハイテク捜査課)のベテラン刑事。
- 海斗 修悟(かいと しゅうご)
- 捜査7課の若手。いわゆるトンデモ本や都市伝説などが大好きで、そういった事象の真相を探るべく刑事を志した。ネットワーカーで、可憐のブログのファン。
[編集] 網島家
- 網島 健太郎(あみしま けんたろう)
- ケイタの父。転勤を繰り返し、その都度自らのポリシーのため家族を転居させていたが、とうとう東京本社へ配属となり落ち着いた。趣味は通販で、ネットで怪しげな商品をよく買っている。
- 網島 春美(あみしま はるみ)
- ケイタの母。ネットへの興味もなければテレビもあまり見ないため、世間の流れに疎い。
- 網島 可憐(あみしま かれん)
- ケイタの妹。中学1年生。家族に内緒でブログ(Yahoo!ブログ)を開いており、そこでオヤジ(中年男性)キャラを演じている。
[編集] ケイタのクラスメイト
- 御堂 優璃(みどう ゆり)
- ケイタのクラスメイト。また、隣の席で、同じ班。お節介な性格で、クラスに溶け込めないケイタを見て強引に溶け込ませようとするせいでケイタから嫌われている。
- 芹沢 智
- ケイタのクラスメイト。ケイタを「空気」と称する。優璃とは中学から同じ学校。都市伝説好き。
[編集] その他
- 間明 蔵人(まぎら くらんど)
- フォンブレイバーの危険性を知っている唯一の人物。偶然01に遭遇する。
- 唐崎 晶(からさき あきら)
- ケイタがファーストフード店で知り合い、その携帯に感染しているウィルスを除去した少女。ウイルスバスター会社社長の娘で、自分の会社を救う為にワクチンを制作した。アンカーのCPUが完全制圧された時にワクチンを送ってシステムを正常化させた。アンカーに興味を持っている。
- 天音 佳織(あまね かおり)
- 望月 咲桜(もちづき さくら)
[編集] 用語
- アンダーアンカー
- ネットワーク犯罪(サイバー犯罪)を取り締まるための秘密機関。警察とは異なる。表向きの活動としては携帯電話ショップを経営している。
- フォンブレイバー (Phone Braver; PB)
- アンダーアンカーが人間やネットワーク社会の安全のため開発した携帯電話型の機器。四肢があり、意思を持ち、人間と会話することができる。変形コードを打ち込むことにより、携帯電話形態のモバイルフォームからロボット形態のアクティブフォームへと変形可能。あらゆるネットワークへの介入が可能だが、その間に要する5秒は全くの無防備になるためバディの援護が欠かせない。モバイルフォームに戻すには、バディが「リトラクトフォーム」と叫ぶ必要がある。
- ブーストフォン
- フォンブレイバーとの合体が可能な機器。フォンブレイバーのように人間と会話する機能は無いが、フォンブレイバーの武器や補助パーツとしての役割を持つ。
- バディ
- フォンブレイバーの相棒(パートナー)である人間。
以上でケータイ捜査官7に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] キャスト
[編集] レギュラー・準レギュラー
- 網島ケイタ:窪田正孝
- 桐原大貴:松田悟志
- 滝本壮介:津田寛治
- 美作千草:伊藤裕子
- 麻野瞳子:三津谷葉子
- 水戸幸平:ミッキー・カーチス
- 支倉真由子:長澤奈央
- 榊睦月:秦みずほ
- 伊達雄人:渡辺いっけい
- 宗田雅芳:益岡徹
- 唐崎晶:飛鳥凛
- 間明蔵人:高野八誠
- フォンブレイバー7(声):河本邦弘
- フォンブレイバー3(声):川島得愛
- フォンブレイバー01(声):坪井智浩
- 志村克彦:勝野洋
- 海斗修悟:勝野洋輔
- 網島健太郎:田口浩正
- 網島春美:渡辺典子
- 網島可憐:五十嵐令子
- 御堂優璃:岡本奈月
- 芹沢智:未来弥
- 天音佳織:葉山恵里
- 望月咲桜:あまのまい
- オープニングナレーション(声):OKI
[編集] ゲスト
第1話
第3話
- 音無雄二:手塚とおる
第4話
第5話
第6話
- 安藤良介 (A315) :川岡大次郎
第7話
- 甘木豊二郎:石橋蓮司
第11話
[編集] スタッフ
- 原作:WiZ、Production I.G
- 企画:横井昭裕、石川光久
- シリーズ監督:三池崇史
- 監督:三池崇史、麻生学、押井守、金子修介、小中和哉、辻裕之、鶴田法男、渡辺武、湯山邦彦、西海謙一郎、丹野雅仁
- 助監督:丹野雅仁、西海謙一郎
- 監督助手:江利川深夜、寺田明人、芳賀有悟
- シリーズ構成:冨岡淳広
- 監修:苫米地英人
- メカニックデザイン:岸本真太郎
- スタントコーディネーター:辻井啓伺、森崎えいじ
- 音響効果:中村翼
- キャスティング:伊東雅子
- 音楽:池頼広
- 音楽協力:テレビ東京ミュージック
- 協力:SoftBank、Yahoo! JAPAN、TOSHIBA、テレビ東京ブロードバンド
- 制作協力:OLM Digital, Inc.
- プロデューサー:五箇公貴(テレビ東京)、森下勝司、坂美佐子、今井朝幸、前田茂司、向井達矢
- アシスタントプロデューサー:窪田和光
- 宣伝プロデューサー:山本和宏
- 番組宣伝:青木洋介(テレビ東京)
- 制作:テレビ東京、Production I.G、OLM
- 製作:バディ携帯プロジェクトLLP(ソフトバンクモバイル、WiZ、Production I.G、OLM、ASATSU-DK)
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ『WAKE YOU UP』
- 歌:島谷ひとみ、作詞:古屋真、作曲・編曲:笹本安詞
- エンディングテーマ『Sands of time』
- 歌・作曲・編曲:BACK-ON、作詞:TEEDA & KENJI03
[編集] 放映リスト
- ケータイ、歩く!? / つながる絆
- 黒いケータイ
- エージェントの仕事
- ソロ・ミッション
- 都市伝説デビルK
- 逃げる恋
- ブンゴー、怒る
- トラップ・ビル
- バディシステム
- カウンター・アタック!
- サンキュー電撃作戦
- 地球最後の日(T_T)
[編集] 脚注
- ^ ただし、初回は1時間スペシャル。また、岐阜放送では「ダイナミックナイター」といった独自の特番などの影響で、土曜午後に代替放送されることがある。
- ^ 三池崇史「子供を感動させる」 テレ東「ケータイ捜査官7」制作発表 (Variety Japan)
- ^ 改編期の特番では「はねるのトびらSP」なども。
[編集] 関連項目
- ソフトバンクモバイル
- フォンブレイバー 815T PB - ソフトバンクモバイルが販売するコラボレーション携帯電話。
- ケータイ刑事 銭形シリーズ - TBSの子会社・BS-iで放送の刑事ドラマ。NTTドコモがメインスポンサー。
[編集] 外部リンク
- ケータイ捜査官7: バディサイト(特設サイト)
- テレビ東京・あにてれ ケータイ捜査官7(テレビ東京による公式サイト)
- Production I.G 作品紹介 ケータイ捜査官7(Production I.Gによる公式サイト)
- フォンブレイバー 815T PB(ソフトバンクモバイル)
テレビ東京系列 / 岐阜放送 水曜19:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
アイシールド21
(ここまでアニメ枠) |
ケータイ捜査官7
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