グロービス経営大学院大学
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グロービス経営大学院大学(グロービスけいえいだいがくいんだいがく)は、学校法人グロービス経営大学院が設置する専門職大学院。東京都千代田区と大阪市中央区に拠点がある。構造改革特区制度の活用による株式会社立大学院の設置認可を受けて、株式会社グロービスによって2006年4月に開設されたが、2008年4月に文部科学省から学校法人の設置認可を受け、設置主体の形態が変更された。
グロービスは1992年2月の設立以来、米国のハーバード・ビジネス・スクールの翻訳教材と教育手法(ケースメソッド)による教育プログラムを用いて、社会人向けの土日・夜間型のマネジメント教育や企業のリーダー層向け人材研修を展開している会社。2005年には東京・名古屋・大阪の3カ所のマネジメント教育と通信教育で、延べ10,915名の受講生を集めるまでになっていた。
2006年4月に開設した経営大学院大学では、このマネジメント教育の実績が認められ、株式会社立大学院として文部科学省の認可する経営学修士(専門職)の学位(MBA)を独自に授与することが可能となった。学長にはグロービス・グループ代表の堀義人、名誉学長にはボストンコンサルティンググループ日本法人の設立者で『The Japanese Factory(日本の経営)』の著者、ジェームズ・C・アベグレン(元上智大学教授)が就任した。初年度の定員は1学年60名に対し、東阪あわせて78名が入学した(2006年4月)。2007年には定員を100名に増員、東阪あわせて103名が入学した(2007年4月)。
「社会に創造と変革をもたらすビジネスリーダーの育成」をその教育方針に据え、2022年にはアジアのビジネススクールでNo.1になることを目標に掲げている。その布石として、2006年10月からは英語による講義も開始した。
近い将来に、山の中にキャンパスを設けて、世界中からの留学生を受け入れることを構想している。 グロービス経営大学院の堀義人学長は、元、富士ゼロックス会長(前、経済同友会代表幹事)である小林陽太郎氏が理事長を務める国際大学の理事に2006年5月に就任している。
目次 |
[編集] 設置研究科
- 経営学研究科
[編集] 経緯
- 2001年 9月 現学長の堀義人が社会認知型経営大学院構想として、GDBA(Graduate Diploma in Business Administration)を発表する
- 2002年 1月 日本経済新聞でGDBAが報道される
- 2002年 4月 アントレプレナリアル・リーダーシップ(現企業家リーダーシップ)がGDBA初の科目として先行開講される
- 2003年 4月 GDBA開校
- 2004年 4月 GDBA大阪校開校
- 2006年 4月 GDBAを母体としてグロービス経営大学院大学が開校
- 2007年 4月 GDBA名古屋校開校
- 2008年 4月 学校法人に移行
[編集] 所在地
[編集] 東京校
- 東京都千代田区二番町5-1 住友不動産麹町ビル
[編集] 大阪校
- 大阪市中央区博労町3-5-1 エプソン大阪ビル5F
[編集] 外部リンク
- グロービス経営大学院大学
- グロービス・マネジメント・スクール
- 株式会社グロービス
- 関連会社 グロービス・キャピタル・パートナーズ:独立系ベンチャーキャピタル
- 関連会社 グロービス・マネジメント・バンク:マネジメント人材に特化した人材紹介会社
- 学長堀義人氏のインタビューDREAMGATE:経済産業省後援 DREAMGATEプロジェクト