グリュックスブルク家
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グリュックスブルク家は、現在のデンマークとノルウェーの王家である。デンマークのオルデンブルク家の流れを汲む。一族からはギリシャ王国の国王も出ている。また、イギリスのエリザベス2世の夫エディンバラ公フィリップはギリシャ王族の出身であるが、正式な家名(後述)がドイツ的でかつ長すぎるため、イギリスへの帰化に際して母方の姓マウントバッテンを名乗った。デンマーク王クリスチャン9世は短期間だがシュレースヴィヒ=ホルシュタイン公国も継承した。
グリュックスブルク(Glücksburg)は元来シュレースヴィヒ=ホルシュタイン公国の地名であり、デンマーク語ではリュクスボー(Lyksborg)となる。なお、正式な家名はシュレースヴィヒ=ホルシュタイン=ゾンダーブルク=グリュックスブルク(Schleswig-Holstein-Sonderburg-Glücksburg)である(ドイツ語の場合)。
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[編集] デンマークの国王
- クリスチャン9世 (在位1863年~1906年)
- フレゼリク8世 (在位1906年~1912年)
- クリスチャン10世 (在位1912年~1947年)
- フレゼリク9世 (在位1947年~1972年)
- マルグレーテ2世 (現女王、在位1972年~) 1953年の王位継承法改定により、女性にも王位継承権が認められた
[編集] ノルウェーの国王
- ホーコン7世 (在位1905年~1957年) デンマーク王フレゼリク8世の次男
- オーラヴ5世 (在位1957年~1991年)
- ハーラル5世 (現国王、在位1991年~)
- ホーコン・マグヌス (現王太子)
[編集] ギリシャの国王
- ゲオルギオス1世 (在位1863年~1913年) デンマーク王クリスチャン9世の次男
- コンスタンティノス1世 (在位1913年~1917年、1920年~1922年)
- アレクサンドロス1世 (在位1917年~1920年)
- ゲオルギオス2世 (在位1922年~1923年、1935年~1947年)
- パウロス1世 (在位1947年~1964年)
- コンスタンティノス2世 (在位1964年~1973年)
- コンスタンティノス2世の一家は退位後にデ・グレシアを姓としている。