クローバー
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?シャジクソウ属 | ||||||||||||||||||
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シロツメクサ(Trifolium repens L.) |
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分類 | ||||||||||||||||||
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種 | ||||||||||||||||||
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クローバー(英:Clover)は、マメ科シャジクソウ属(トリフォリウム属、Trifolium)の多年草の総称。一般的にはシロツメクサを指すことが多い。約300種が全世界に分布する。シャジクソウ属の多様性は北半球において最も高いが、南アメリカやアフリカにも多くの種が分布している。
目次 |
[編集] 概説
茎は地を這うように長くのび、葉は三小葉。希に四、五および七小葉のものがある。花期は5~9月。高さ5~20cmほどの花柄の先に長さ1cmほどの小さな蝶形の花を密集して咲かせ球状の花序をつくる。花の色は白、黄色、ピンク、紅色など。一年草、二年草、または多年草である。属名はラテン語の「tres」(三)と「folium」(葉)に由来し、三つの小葉を持つことを指している。
カタバミと間違えられることがある。判別法としてクローバーはまるい葉で白い線があり、カタバミは葉の先が割れてハート形をしている。間違いに気付かず、カタバミをイラストやロゴ、アニメなどに使っている例は少なくない。
和名の「ツメクサ」の由来は、江戸時代にオランダから輸入されたガラス器の梱包の際に本草が詰め物として使われていたことから「詰草」と呼ばれるようになった。
重要な蜜原植物であり、クローバーの蜂蜜は世界で最も生産量が多い。葉は茹でて食用にすることもできる。花穂は強壮剤、痛風の体質改善薬などとして用いられていた。解熱・鎮痛効果もあると言われている。
アイルランドでは三つ葉のクローバーなどがシャムロックと呼ばれ、国の象徴として用いられており、例えばアイルランドの国営航空であるエアリンガスは尾翼にシャムロックのマークを付けているが、厳密にはシャムロックはクローバーのみを指すものではない。
また、あるジンクスに「五つ葉のクローバーを見つけると失恋する」「二つ葉のクローバーを見つけると不幸が訪れる」というものがある。
[編集] 四つ葉以上のクローバー
四つ葉のクローバーは十字架に見立てられ、幸福のシンボルとされる。さらに五つ葉、六つ葉、七つ葉[1]、八つ葉[2]、なども発見数は少ないながらも確認されている。
世界一多くの葉を持つと認定されたクローバーは2002年に岩手県花巻市矢沢でクローバー研究者の鉢植え中に発生した18枚葉のもので、ギネスブックにも登録[3]されている。2008年には同じ研究者とその家族によって21枚葉や27枚葉のものが発見されているが、より多いものがあると予測されることから、ギネスブックへの記録申請は見送られている。
[編集] シャジクソウ属の植物
- シャジクソウ Trifolium lupinaster
- シロツメクサ(オランダレンゲ、オランダウマゴヤシ) Trifolium repens
- アカツメクサ(ムラサキツメクサ、レッドクローバー) Trifolium pratense
- コメツブツメクサ(キバナツメクサ、コゴメツメクサ) Trifolium dubium
- クスダマツメクサ(ホップツメクサ) Trifolium campestre
- ベニバナツメクサ(クリムソンクローバー) Trifolium incarnatum
- カトレアクローバー Trifolium burchellianum