クロックムッシュ
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クロックムッシュ(フランス語:croque-monsieur)は、フランスを発祥の地とするトーストの一種である。カフェやバーで軽食のメニューとして提供される。
パンにハムとチーズ(グリュイエールチーズやエメンタールチーズなどが望ましい)をはさみ、バターを塗ったフライパンで軽く焼いて、モルネーソースやベシャメルソースを塗って温かいうちに食べる。ゆで卵や野菜をはさむ場合もある。上面に目玉焼きを盛り付けたものはクロックマダム (croque-madame) と呼ばれる。
名前は「かりっとした紳士」という意味で、由来は定かではないが、1910年にはパリのカフェのメニューに掲載されていた。マルセル・プルーストが1919年に書いた『花咲く乙女たちのかげに』(『失われた時を求めて』第2編)にはクロックムッシュが登場する。日本でも、ドトールコーヒー系列フランチャイズ店など、一部の喫茶店などがメニューとして取り入れている。