クラップ発振回路
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クラップ発振回路はオシレータの一種で、トランジスタ(あるいは真空管)とポジティブフィードバック(正帰還)回路から構成される。1948年にクラップによって発明された。
図のように、回路は一つのインダクタと3つのキャパシタから成り、うち2つのキャパシタ(C1,C2)は分圧器を構成し、トランジスタへの入力へ加えるフィードバック電圧を決定している。クラップ発振回路はコルピッツ発振回路のインダクタににキャパシタを直列に追加したものである。FETを使った図中回路の発振周波数は次式で表される。
周波数調整に可変容量キャパシタひとつを使った可変周波数発振回路(VFO)設計においては、クラップ回路はコルピッツ回路より好まれる。コルピッツVFOにおいては、分圧器が可変容量キャパシタ(C1またはC2)を含むため、フィードバック電圧が変わって要求される周波数レンジの一部では十分な発振が得られないことがある。クラップ回路では、分圧器に固定容量キャパシタを用い、インダクターと直列に可変容量キャパシタ(C0)を使うことでこの問題を避けている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- EE 322/322L Wireless Communication Electronics —Lecture #24: Oscillators. Clapp oscillator. VFO startup