クイズ&ゲーム太郎と花子
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クイズ&ゲーム太郎と花子(-たろうとはなこ)は、1990年10月24日から1992年3月25日までフジテレビ系で放送されたクイズ・ゲーム番組。
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[編集] 概要
放送時間は毎週水曜日19:30-20:00。ルールは神経衰弱のアレンジ版のようなもので、週代わりゲストを交えた2チームで対戦。
またこの番組は音声多重放送で放送されており、副音声ではルー大柴による実況中継を聞くことができた。しかし一部ネット局が音声多重放送に対応していないとの理由で、番組末期にはモノラル放送となった。
番組の最後にはセットの裏を飛ぶ物体や人物パネルを当てる『フライングゲーム』という名物コーナーがあり、番組終了後も後番組で引き継がれた。
また、番組のボードゲームも発売されている。
[編集] 番組の競合と終焉
裏番組で放送されていたNHKの『連想ゲーム』、日本テレビの『どちら様も笑ってヨロシク』等と互角に戦い、NHKの『連想ゲーム』を打ち切りに追い込んだ。しかし、NHKの『連想ゲーム』を打ち切りに追い込んだものの日本テレビの『どちら様も笑ってヨロシク』の人気が上昇したため1992年3月で終了した。ただ、TBS系列の番組、テレビ朝日系列の番組、テレビ東京系列の番組については、この「クイズ&ゲーム太郎と花子」への影響性は、不明であった。
[編集] ルール
[編集] 基本ルール
- 『太郎サイド』『花子サイド』2枚のボードを使った巨大神経衰弱を2回戦(後期は顔面くずしクイズと神経衰弱1回戦)行い、獲得した金額が多かったチームの勝利
- 勝ったチームは獲得した賞金を賭けて「フライングゲーム」に挑戦。二つのボードの裏の隙間を通過した物体(あるいは人物のパネル)は何か(誰か)を当てれば賞金獲得。不正解だと賞金は半分に減ってしまう。
[編集] 神経衰弱
- 『太郎サイド』『花子サイド』はそれぞれ縦4マス×横3マスの12マスに分割されており、両サイド1マスずつパネルをめくり、対になる言葉を組み合わせていく
- 例「英語」がテーマだった場合、太郎サイド:apple → 花子サイド:りんご
[編集] 顔面くずしクイズ
- ある人物の顔写真を12分割してバラバラにしたものが太郎サイドに表示されている
- 1枚ずつ花子サイドに、元の位置へ置き直されるので、その人物は誰かを当てる
- 10万円からスタートし、誰かが間違える度に1万円ずつ減額。正解した段階での賞金を獲得
[編集] ルールの変遷
- 先攻・後攻は中期まではじゃんけんで、後期は顔面くずしクイズでの正解チームが先攻となる
- 1回戦での先攻の番のみ、一発で組み合わせを当てる事が出来れば、「ホールインワン賞」として総額100万円の賞品を獲得
[編集] 初期
- 1回戦は、パネルごとに賞金が異なり、的中させた場合そのパネルの賞金を獲得
- 2回戦は、的中させたペア数に応じて賞金を獲得。ただし、自分の当てたパネルが横一列に並ぶとボーナス賞金を獲得。
[編集] 中期
- 1回戦は、パネルごとに賞金が異なり、的中させた場合そのパネルの賞金を獲得。最高金額のパネルにはドクロマークが付いており、もしそれをめくって、正しい対となる言葉を的中させる事が出来なければ、全額没収。
- また両サイドにハートが隠れており、左サイド側のハートをめくると、自動的に右サイド側のハートのパネルもめくれて賞金獲得となる。(右サイドのハートはひいてもハズレ)
- 2回戦は、的中させたペア数に応じて賞金を獲得。ただし、自分の当てたパネルが横一列に並ぶとボーナス賞金を獲得。
[編集] 後期
- パネルごとに賞金が異なり、的中させた場合そのパネルの賞金を獲得。また、自分の当てたパネルが横一列に並ぶとボーナス賞金を獲得。
- ただし、1回間違える度にイタイワニというロシアンルーレット式のおもちゃに挑戦。ワニの歯を1本抜いて、口が閉まらなければセーフ。万が一閉まった場合は全額没収。
[編集] エピソード
- 山瀬まみがゲストだった回、最初の神経衰弱で彼女からはじめ、そのまま一度も間違えずに全問正解してしまったことがある。
- フジテレビアナウンサーとTBSアナウンサーとの対抗戦を行ったことがあり、この時、TBS代表チームの1人として当時入社3年目だった小林豊アナウンサーも参加していた。
[編集] 司会
[編集] 番組キャラクターイラスト
- かみやたかひろ(中期から、初期は不明)
[編集] 番組の変遷
フジテレビ系 水曜夜7時台後半 | ||
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クイズ&ゲーム太郎と花子
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