キングシーサー
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注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
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[編集] 特徴
獅子をかたどった沖縄の聖獣シーサーが怪獣化したもの。立ち上がったシーサーそのもの、というデザインとなっている。沖縄県八重瀬町富盛にあるシーサーの元祖と言うべき守護神像、「富盛の石彫大獅子」がモデルとも言われている。声は東宝版キングコングの流用である。
『ゴジラ対メカゴジラ』の検討用台本時点での仮名称は「キングバルカン」。
[編集] 登場作品
公開順。
- ゴジラ対メカゴジラ(1974年)
- ゴジラ FINAL WARS(2004年)
[編集] 『ゴジラ対メカゴジラ』
- 身長:50メートル
- 体重:3万トン
古代琉球のアズミ王族の守護神という設定。
琉球に危機が訪れる時、眠りから覚めるという言い伝えがある。劇中では沖縄県 恩納村の万座毛の岩壁に眠っていたが、「美童(みやらび)の祈り」という唄で目覚め、ゴジラと共にメカゴジラと闘った。右目で相手の光線を吸収し、左眼から威力を増した光線をプリズムのように跳ね返す能力があり、メカゴジラの武器の一つ「スペースビーム」を跳ね返した。長時間動けない弱点があり、メカゴジラが倒された後には再び眠りに就いている。
スーツアクターは久須美護。
[編集] 『ゴジラ FINAL WARS』
- 体長:100メートル
- 体重:5万トン
スーツアクターは中川素州。
初代よりも細身で足の指が3本から4本になっている。デザインは西川伸司。武器はタックルブレイク、フライング・シーサーアタック。X星人に操られて沖縄を襲撃した(本来沖縄の守護神であるシーサーが沖縄を襲撃したことによりこの事が批判されることもある)。
その後、一度は他の怪獣達と同様にX星人の手によって消滅した。しかし地球侵略の意図を表したX星人によって再び地上に送り込まれるや、富士のすそ野でアンギラス、ラドンと共に進撃を続けるゴジラに戦いを挑む。初代と異なり特殊能力は持たず、敏捷さを生かした肉弾技中心のファイトスタイルでゴジラに挑むが、単独では軽くいなされる。ボール状になったアンギラスをサッカーのように蹴り飛ばしてゴジラに当てるなどユーモラスな場面もあったが、最後は跳び膝蹴りをかわされて頭から岩壁に激突。既にノックアウトされたアンギラス、ラドンともども折り重なってのびてしまった。脚本上で存在したとどめの放射熱線は省略された。この戦いはどちらかといえばコメディ調でまとめられている(この3体にはゴジラと共闘して欲しかったという声もある)。
沖縄に出現して暴れた時に現地の人が「どうされたんじゃシーサー様!?」と言うくだりがあったが、本編ではカットされた。
[編集] 『ゴジラアイランド』のキングシーサー
ゴジラアイランドの怪獣として登場する。島の怪獣では一番の年配で「長老」と呼ばれている。
メカキングギドラとの戦いでは口から光線を吐くカットが存在した。造形物はバンダイのソフビ。
[編集] その他
劇団こがねむしによる怪獣人形劇「ゲキゴジ」にはキングシーサーがモチーフのキャラ、ヤングシーサーとミヤラビちゃんが登場する。