キルタイムコミュニケーション
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株式会社キルタイムコミュニケーション(KILL TIME COMMUNICATION、KTC)は、マイクロハウスの編集プロダクション部門として1995年11月30日設立された。当初はグループ会社である出版社・マイクロマガジン社(当時はマイクロデザイン)の編集制作を請け負っていたが、後に自らも出版社として雑誌や書籍など様々な刊行物を発行することになる。
また、出版だけではなく一時期はゲームソフトの企画及び開発も手がけていたが、今は撤退している。
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[編集] 出版部門
キルタイムコミュニケーションの出版部門は、自作パソコンユーザー向けのPC-DIY(現在は休刊)とユーズドゲームズ、ナイスゲームズ(現在のユーゲー→GAME SIDE)を主体とした雑誌と、初期の2ちゃんねるのログを集めた「2ちゃんねるの本」に代表されるWebサイトの内容を収録した「ホームページブックス」や通信販売で買える商品を片っ端からテストする内容の書籍のような、まさにひまつぶし的な書籍のシリーズを出版していた。
しかし、ゲームやコンピュータの出版物はマイクロマガジン社へ版元は移行し、今は主にジュブナイルポルノレーベル「二次元ドリームノベルズ」や雑誌「二次元ドリームマガジン」、各種アダルトゲームのノベライズ本やコミックアンソロジー本、ゲーム原画集など、主にアダルト系の出版物がほとんどとなっている。そのため、グループのHPからは隔離されている。
[編集] 雑誌
- 二次元ドリームマガジン
- コミックヴァルキリー
- コミックアンリアル
[編集] 沿革
元々はゲームやパソコン、そのほか一般の出版物を扱っていた出版社が、アダルト作品がメインの出版社になったのは、ロバート・キヨサキの「金持ち父さん」シリーズの商品を扱うようになったため、表立ってアダルト作品を扱えなくなったことが大きな理由である。アダルト作品を扱う会社では、ロバートキヨサキ氏の作品を取扱えなくなる可能性があり、マイクロマガジン社(当時はマイクロデザイン)扱いだったアダルト向け作品シリーズのすべてを引き受けることになった経緯がある。