カントリー・ハウスへようこそ!
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『カントリー・ハウスへようこそ!』は、天音佑湖による日本の漫画作品。
目次 |
[編集] 概要
小学館の漫画雑誌『少女コミック』2007年11号に読み切りとして発表。その後『少女コミック増刊』に移り、1話完結連載として2008年2月現在発表され続けている。単行本はSho-Comiフラワーコミックス(小学館)から2007年12月に1巻がリリースされている。
内容は、古く、こじんまりとした洋館を改装したホテル「クイーン・アリス」の従業員と、そこの利用者の、それぞれの人間模様を描いたものである。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 登場キャラクター
[編集] ホテル「クイーン・アリス」従業員
- 花いろ
- 本作の主人公。新入社員ゆえに、不慣れな点も目立つ。おせっかい焼きでかなりのお人よし。年齢は10代。
- 南
- 冷たい感じの外見と、それに違わぬ冷徹な仕事振りを見せる。なぜかカボチャを食べることが出来ない。実はイギリスに住んでいたことがある。そのせいか、妙に紅茶に詳しい。
- 太陽
- ホテル「クイーン・アリス」の従業員では、彼だけが接客担当ではない(ちなみに調理担当)。やや軽い性格。
- あかね
- いわゆる「姉御肌」の女性。フラワーコーディネーターでもある。もともとは愛煙家だったが、「クイーン・アリス」が禁煙になったため、常に飴をなめている。
- 理々
- 古参の従業員の一人。年齢不詳。
- レナード
- 古参の従業員の一人。無口な性格(ゆえにセリフはほとんどない)。名前からして、おそらく日本人ではない模様。年齢は60代。
※年齢に関しては特記されている人物を除いては全て20代。なお、正確な年齢・フルネームは単行本1巻の段階では設定されていない。
[編集] ホテル「クイーン・アリス」のペット
- ナイト
- 大型犬。かなり人懐っこい性格で、めったにほえない。
- クイーン
- 猫。もともとは常連客のペットだった。その客が利用中に急死してしまい、その親族が引き取りを拒否したため、ここで買うことになった。
[編集] 余談
- タイトルに「カントリー・ハウス」と付いてはいるが、舞台のホテル・クイーンアリス程度の規模であれば、実際には「マナー・ハウス」に分類される(単行本1巻で作者が説明)。なお、カントリー・ハウスについてはこちらも参照。
- 第4話の中で、宿泊者名簿の中に「1964年7月10日」の日付が確認されることから、その日付か、それより前に開業されていたことがうかがえる。この第4話は、宿泊客の「意外な真相」がオチの話だったのだが、件の宿泊客について、レナードが「以前利用していただいた気がする」と言う主旨の発言をしている。さらに、宿泊客名簿の日付等から考えると、レナードは1964年ごろからこのホテルに勤務していたことがうかがえる。
- 「イギリス」「紅茶」「洋館」「メイド」「メガネをかけたイケメン」「イヌ」「ネコ」と、作者の嗜好が強く押し出された作品であることを、本人が認めている。作者の嗜好が押し出された作品としては、他に菊田みちよの『少女天使みるきゅーと』(講談社の漫画雑誌「なかよし」に発表)があげられる。