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カツオノエボシ - Wikipedia

カツオノエボシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

?カツオノエボシ

カツオノエボシ
Physalia physalis
分類
 : 動物界 Animalia
 : 刺胞動物門 Cnidaria
 : ヒドロ虫綱 Hydrozoa
 : クダクラゲ目 Siphonophora
亜目 : 嚢泳亜目 Cystonectae
 : カツオノエボシ科 Physaliidae
 : カツオノエボシ属 Physalia
 : カツオノエボシ P.physalis
学名
Physalia physalis
英名
Portuguese Man O' War

カツオノエボシ Physalia physalis (鰹の烏帽子、英名:Portuguese Man O' War)は、クダクラゲ目カツオノエボシ科 Physaliidae に属する刺胞動物。非常に強い毒をもち電気クラゲの別名があり、刺されると強烈に痛む。刺されて死亡した例もある。

ヒドロ虫の仲間に属し、英語でJellyfish (ジェリーフィッシュ)と呼ばれる、ミズクラゲエチゼンクラゲなどのいわゆるクラゲとは異なる。1個体に見えるのは、実は多くのヒドロ虫が集まって形成された群体である。

目次

[編集] 名称

本州太平洋沿岸にカツオが到来する時期に海流に乗ってきて、浮き袋の見た目が烏帽子に似ていることから三浦半島伊豆半島カツオノエボシと呼ばれるようになった。

英名の Portuguese Man O' War は「ポルトガル軍艦」の意。海上に出ている部分が、帆を張ったポルトガルのキャラベル船に似ていることから名前が付けられた。またその色と形状から、Bluebubble や Bluebottle とも呼ばれる。

[編集] 特徴

大きさ約10 cm ほどの透き通った藍色の浮き袋をもつ。中には気体(主に二酸化炭素)が詰まっており、これで海面に浮かぶ。浮き袋は常に膨らんでいるわけではなく、必要に応じてしぼみ、一時的に沈降することもある。また浮き袋には三角形の帆があり、風を受けて移動することができる。カツオノエボシ自身には遊泳力はほとんどない。

浮き袋から海面下に伸びる触手は平均10 m 程度、長いもので約50 m にも達する。触手が何らかの刺激を受けると、表面に並んでいる刺細胞から刺胞が発射される。刺胞には毒が含まれ、獲物の小魚や甲殻類を殺して食べる。また敵から身を守る防御の役割もある。

クダクラゲに共通の特徴であるが、カツオノエボシ1個体に見えるものはヒドロ虫が多数集まって群体を形成したものである。1つ1つのヒドロ虫は個虫などと呼ばれ、触手になるもの、ポリプになるもの、刺胞嚢になるものなどそれぞれに役割がある。個虫は互いに融合して体壁は一続きになり、内部は栄養や老廃物などを運搬する空洞ができる。

[編集] 危険性

人にとって非常に危険な生物である。触手に強力な毒をもち、刺されると強烈な電撃を受けたかのような激痛がある。患部は炎症を起こして腫れ上がり、痛みは長時間続く。二度目に刺されるとアナフィラキシーアレルギー反応の一種)を起こし、ショック死する危険がある。

カツオノエボシの触手に触れると、表面にある細胞から刺胞という微小な毒針が発射される。これに含まれるが炎症や痛みを引き起こすのである。

  • 刺胞は接触の刺激により発射されるので、触手に触れてはならない。
  • 真水やによる刺激にも反応して発射されるので用いない方がよい。通常のクラゲ刺傷には酢が有効とされているが、本種では逆効果である。
  • 海岸や砂浜に打ち上げられたものにも触れない方がよい。刺細胞は物理的な刺激に反応しているだけであり、本体の生死や意志に関係なく刺胞は発射される。

カツオノエボシは普段沖合を漂っているが、風によって海岸近くまで吹き寄せられてくることがあり、このとき被害が起きやすい。体は透明で青みがかっているため海の色に溶け込み、遠くから見つけるのは困難である。海面下に垂れ下がっている触手も見分けにくい。

刺されたことによってパニックに陥り溺れることがあるので、まずは落ち着いて岸に戻ることが先決である。その後は体に絡み付いている触手を取り除く。このとき素手で取り除こうとすると二次的に刺されることになるので、海水で洗い流すか、ごく厚手の手袋など手を保護できるものを使う。

なお、台風が太平洋岸にやってくると大洋海面に生活する様々な動物が吹き寄せられ、カツオノエボシも多数打ち上げられることがある。乾燥した本種はきれいな青いプラスチックケースのようになるが、これにさわるのも注意を要する。湿気を吸うとちゃんと刺胞が発射され、生きたものほどではないものの、それなりの痛みを感じる。

[編集] 治療

応急処置は患部を45 度程度の熱湯に浸すか、氷で冷やすかの二通りがある。またアンドンクラゲやアカクラゲなどとは異なる仲間なので、同じ処置が効かない、もしくは逆効果になる場合があり注意が必要である。

正しい方法
  • 海水で洗い流して触手を除去した後、氷や冷水で冷やし、医療機関で治療する。対症療法として、抗ヒスタミン剤の軟膏や副腎皮質ホルモン配合の軟膏を塗布することがある。クラゲ除けローションを事前に肌に塗っておく。
誤った俗説
  • 砂をかけてもむようにして刺胞を取る。(刺胞を肌にすり込んでしまう)
  • 酢をかける。(酢の刺激で余計に毒が出てしまう)
  • 真水で洗う。(真水で洗うと、浸透圧の差で、刺胞の毒液が体内に流れ込みやすくなる)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


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