オートトレーディングルフトジャパン
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オートトレーティングルフトジャパンは南原竜樹が創業した並行輸入車販売事業をベースとした輸入車ディーラーである。もともとは並行輸入業者だったが、現在では英国車を中心とした正規輸入元でもある。
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[編集] 概要
2000年から2001年にかけてベンチャーキャピタルなどからの増資を受けて、チェッカーモータース株式会社、アレーゼ名古屋株式会社などのフィアット系正規販売店網を買収した。その後、株式会社アレーゼ名古屋と大阪、神戸、福岡の自社販売店を神戸市の株式会社クインランドに売却、さらにチェッカーモータース株式会社の株式67%を投資会社日興アントファクトリー株式会社に売却してインポーター事業に注力する。2003年にはカー用品大手、株式会社オートバックスセブンの資本参加を受けて財務体質の強化を図っていたが、MGローバーの本体の新車投入計画がスケジュールどおりに進まないことが経営に影響していた。
2005年3月22日の日刊スポーツの記事によれば、「経営していた輸入車販売業オートトレーディングルフトジャパンがこのほど中古車買い取り大手ガリバーインターナショナルに買収されることになり、2005年3月末で社長職を退く」となっていた。しかし、ガリバー社との関係は交渉の過程での接触にとどまり、また筆頭株主が南原竜樹からVTホールディングスに変更されるという話も、MGローバー破綻によって流れた。MGローバーの破綻はオートトレーディングルフトジャパンの経営に打撃を与え、一時的に自社ウェブサイトが閉鎖されるなど会社が休眠状態に陥っていたが、会社規模を縮小して再開。Sunseekerの日本正規代理店としてクルーザーの販売を行い、また株式投資ソフトZEUS[ゼウス]の代理店業務を開始するなど、新たな展開を図っている。 最近では、2006年12月から、自動車販売ノウハウをフランチャイズ化したAT-1を始動。2007年2月に第一回目のAT-1導入研修を開催した。
[編集] 沿革
- 1984年(昭和59年)
- 創業、主にヨーロッパより車両輸入
- 1988年(昭和63年)
- 2月12日、オートトレーディング・ルフト・ジャパン株式会社を設立
- アラブ首長国連邦より車両輸入開始
- 1989年(平成元年)
- 1993年(平成5年)
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成 10 年)
- 1999年(平成11年)
- 東京整備工場を開設
- 大阪整備工場を開設
- 「マニュアルトランスミッション車におけるクラッチ補助装置」実用新案登録
- 2000年(平成12年)
- 5月 - 本国に先行してベンツCクラスを発表、大問題となる。
- 「AUTO TRADING」商標登録
- 増資により資本金 3 億 4,375 万円
- 岐阜支店開設(岐阜市)
- 東京支店移転(世田谷区)
- 埼玉支店開設(さいたま市)
- 2001年(平成13年)
- 増資により資本金 5 億 7,871 万円
- チェッカーモータース株式会社を買収
- 東京支店移転(大田区)
- アレーゼ名古屋株式会社を買収
- 東京支店を新東京支店として大田区に移転
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 2月 - ロータスカーズとの正規輸入契約を発表、株式会社エルシーアイを設立
- 7月 - MGローバーとの正規輸入契約を発表
- 2004年(平成16年)
- 4月 - チェッカーモータース株式会社の株67%を日興アントファクトリー株式会社に売却
- 9月 - チェッカーモータース株式会社を株式会社クインランドに売却
- 9月 - アレーゼ名古屋株式会社と東京・名古屋を除く店舗を株式会社クインランドに売却
- 2005年(平成17年)
- 5月 - 株式会社エルシーアイ株51%をVTホールディングス株式会社へ売却
- 6月 - MGローバー事業の停止、ほぼすべての従業員の解雇
- 10月 - 英国のスポーツカー「ノーブル」の輸入権を獲得
- 11月 - ワイン輸入事業 ・コンテナ物流事業 ・大型クルーザーを活用した福利厚生受託事業を開始
- 12月 - 東京事務所を港区に移転
- 12月 - レンタカー事業開始
- 2006年(平成18年)
- 1月 - ノーブル主力モデル『M400』 TVR新型モデル『サガリス』をオートトレーディングルフトジャパン名古屋本社でマスコミに発表
- 2月 - 英国大使館にてTVR『タスカン2』 『サガリス』 ノーブル『M400』の発表会を開催
- 2月 - 販売代理店募集を開始
- 4月 - 英国大使館にてSunseeker日本正規代理店としての発表会を開催
- 6月 - 『己動説』 ~激変時代を生き抜くビジネスの本質 メールマガジン配信開始
- 7月 - 経営セミナー南原塾開校
- 9月 - オークション代行業務開始
- 9月 - 株式投資ソフトZEUS[ゼウス]代理店業務開始
- 10月 - 『月刊アスキー』で、「南原流起業術」の連載を開始
- 10月 - iTunesで南原竜樹の未来時事通信開始(合計6回)
- 12月 - 個人向けマイクロディーラー養成フランチャイズ「AT-1」開始
- 2007年(平成19年)
- 2月 - 第一回目「AT-1」導入研修開催。
[編集] MGローバー
MGローバーは1994年にBMWに買収されたが、2000年に業績不振によってBMWはMGローバーを手放した。MINIとウーズレィ、トライアンフブランドをBMWが保持し、またフォードにランドローバーブランドを売却するなど、BMWによって収益力の見込める著名なブランドを分散され、サルーン系とMGブランドのみがMGローバーには残された。
2003年7月にオートトレーディングはそのMGローバーと正規輸入契約を結び、修理・部品供給を含めた全国販売網を構築した。
しかし2005年4月にMGローバーは経営破綻し、インポート業務は6月15日で終了。ローバー事業に対する先行投資が回収されないままMGローバーの倒産に至ったため、オートトレーディングルフトジャパンの資金繰りに大きな打撃を与えた。
なお全国販売網は消滅したものの部品供給は、キャタピラー社のグループ企業「キャタピラーアンドロジスティクス」が行っている。
[編集] 正規輸入車種
[編集] タイアップ
[編集] マリン事業 進出
- イギリスのSunseekerという高性能、高級ヨットメーカーの販売を開始
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- オートトレーディングルフトジャパン株式会社
- MG ROVER NIPPON(2005年6月15日をもってインポート業務終了)
- 株式会社エルシーアイ(Lotus Cars社日本国内正規輸入総代理店)
- 株式会社SANC(旧オートトレーディング 現在、株式会社クインランド傘下店舗)(2006年4月1日 株式会社TCLA、株式会社サンク 合併)
- TVR(イギリス)
- ロータス(イギリス)
- ノーブル(イギリス)
- MG Rover(イギリス)
- Sunseeker(イギリス)
- 株式投資ソフトゼウス
- 株式会社クインランド
- VTホールディングス株式会社