オガサワラカラスバト
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オガサワラカラスバト Columba versicolor は、カラスバトの仲間の鳥。
名前の由来は、小笠原諸島に生息したことより。1889年、媒島で捕獲されたのを最後に記録がなく絶滅したと思われる。標本はサンクトペテルブルク・フランクフルト・ロンドンの博物館に1体ずつが保管されているのみ(全部で4体あるとする書籍もある)で、日本国内には存在しない。
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[編集] 生態
全長は約45cmで、カラスバトよりやや大型である。体の色はカラスバトより淡くて淡灰黒色で、全体に緑や紫の金属光沢がある。小笠原諸島の父島、媒島に生息していた。カラスバト同様に森林で暮らしていたと思われるが、その生態について詳しい記録は残っていない。
[編集] 絶滅への道
絶滅に至るまでの経緯は不明であるが、他の絶滅した小笠原諸島固有種同様、島の開拓による生息環境の破壊と外部から移入したネズミ、ヤギ等による被害が影響していると思われる。また、カラスバトと同様に食用として捕獲される事が多かったとも考えられている。
[編集] Sibley分類体系上の位置
[編集] Status
- EXTINCT (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) [1]
- 絶滅(環境省レッドリスト) [2]
- 固有種(日本)
[編集] 関連項目
[編集] references
- ^ BirdLife International 2004. Columba versicolor 2006 IUCN Red List of Threatened Species.
- ^ Columba versicolor (環境省絶滅危惧種情報 by 生物多様性情報システム J-IBIS)
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