エディ号
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エディ号（エディごう）は、徳島バスと各社が共同運行する徳島発着の高速バスの総称、および東京都港区・渋谷区と兵庫県淡路市/南あわじ市・徳島県鳴門市/松茂町/徳島市を結ぶ夜行高速バスの名称である。
「エディ（Eddy）」とは「渦」の意味であり、鳴門の渦潮にちなむ。
徳島バスの高速バスは徳島市を中心に、東京・名古屋・近畿各地・中国地方・四国の各地へ運行されている。なかでも「エディ号」と言えば京浜急行と徳島バスが共同運行する東京～徳島間の路線を指すことが多く、京急側でも「エディ号」の名称を使用しているため、当項目では東京～徳島線を扱う。
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[編集] 運行会社
- 羽田京急バス東京営業所
- 徳島バス北島営業所
- 両社毎日2往復中1往復ずつを担当する。
[編集] 便数
夜行2往復、毎日運行
- 渋谷を経由するのはうち1往復のみである。
- 片道2便中1便が京急・もう1便が徳バス担当となる（続行便は担当が替わることがある）。
- 始発地では渋谷経由便が40分先行し、渋谷以降は20分差となるダイヤが組まれている。
[編集] 停留所
- 品川バスターミナル
- 浜松町バスターミナル
- 渋谷 マークシティ5F高速バス乗り場（2往復中1往復のみ）
[編集] 車両設備
独立3列シートのスーパーハイデッカー車が運用される。
- トイレ・膝掛毛布・スリッパ・お茶・冷水・おしぼりの設備がある
- 京急便と徳バス便で設備が微妙に異なる。
- 続行便で観光バス車両（4列シート車、トイレ設備なし）が運用されることがある。
[編集] 沿革
- 1988年8月5日 京浜急行電鉄（当時）・徳島バスの共同運行により、帰省バス「エディ号」として運行（8月18日まで）
- 1989年7月14日 定期路線として運行開始
- 1998年 明石海峡大橋供用開始にともないルート変更
- 2005年9月1日 渋谷に停車開始
- 2005年12月1日 京浜急行バスより京急観光バスに路線移管
- 2008年3月16日 京急観光バス会社清算にともない羽田京急バスに路線移管
[編集] 競合路線
- ドリーム徳島号（東京駅八重洲南口・新宿駅新南口～高速鳴門・松茂・徳島駅・小松島・那賀川・阿南駅）
- 東京駅～高知駅系統「ドリーム高知号」が徳島駅経由となり「ドリーム徳島・高知号」に改称、続いて新宿駅～徳島駅・高松駅系統「ニュードリーム徳島・高松号」を新設、その後徳島路線が東京駅・新宿駅～徳島駅・阿南駅系統として独立したもの。「ドリーム高知号」が徳島駅経由となったのは2002年9月のことであり、東京～徳島間夜行バスとしては「エディ号」が約14年（定期バスとしては約13年）先行する。
[編集] その他
- 定期路線としての運行に先立ち、1988年8月には2週間にわたって帰省バスでの運行が行なわれた。これはツアーバス形式をとってはいるものの、運行期間は14日間と帰省バスとしては長めに設定された上、両社で隔日交互で夜行バスを運行するという、通常の夜行高速バスと同様の運行形態が採られていた。「エディ号」の愛称はこの時に採用されたものである。
- 運行開始当初は明石海峡大橋が開通していなかったため、神戸～淡路島間をフェリーにバスごと載せて明石海峡を渡るという奇抜な経路を採っていた。定期バスのフェリー航送は当路線のほかには、伊勢湾フェリーを利用する三重交通の近鉄鳥羽駅～中部国際空港間リムジンバス（現在は廃止）、スオーナダフェリーを利用する広交観光・大分交通の別府ゆけむり号、有明フェリーを利用する九州産業交通（当時）・長崎県交通局・島原鉄道の共同運行による長崎～熊本間都市間バス「ありあけ号」（現在は廃止）の例が存在するのみである。
- 夜行便であることから、徳バスが運行する他の高速バス（総称して「エディ号」と呼ぶこともある）と区別するため「ムーンライトエディ号」と呼ばれることもある。
- 誤乗防止のため、先行する渋谷経由便を「エディ1」、後発の渋谷通過便を「エディ2」と案内することがある。
- 渋谷マークシティ高速バス乗り場が狭隘であるため、渋谷経由便には原則として続行便が付かない。このため渋谷から利用する際はより早めに予約するのが望ましい。渋谷マークシティ乗り入れ台数制限については「夕陽号」でも見られる。
[編集] 参考文献
- バス・ジャパン10号「快走!!東京直行徳島帰省バス」（1988年10月1日発行）
[編集] 関連項目
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